/ 2023.12.06

そうだ!京都に行こう!

創業300年以上の歴史を持つ丸久小山園。京都府宇治市に3つの工場を持ち、数々の受賞歴のある老舗のお茶屋さんです。

その中の一つ、槇島工場では、一般向けの工場見学も実施しており密かにずっと気になっていました。11月中旬より繁忙期突入のため、工場見学が休止期間に入るということで、休止前の最終受け入れ日に伺ってきました!(実際に行ったら、最終日ではないですよ~と言われました(笑))

千葉の自宅を朝6時半に出て、3歳の娘と出発。最寄りの竹田駅に着いたのは11時となかなかの長旅でしたが、順調に着いてなにより。竹田駅では台湾在住時の友人と合流し、ランチのあと丸久小山園槇島工場へ向かいました。

実質無料の工場見学!

前置きが長くなりましたが、丸久小山園槇島工場に到着!工場見学参加費は、有料(500円)ですが、売店やカフェで利用できる500円分のチケットがついてくるため、実質無料です。

私たちは早めについたので、先にカフェで一息つくことに。見学者限定の500円セット(ソフトクリームとお茶2パック)がお得でオススメとのことで、このセットにしました。お茶の香りがしっかりとして、ジェラートタイプでさっぱりとおいしくいただきました。

工場見学スタート

見学はこちらの部屋からスタート。お茶の歴史や丸久小山園についてや、抹茶ができるまでをパンフレットや映像、展示物を使いながら説明してくれます。

そして、ここから実際に抹茶製造工程の見学通路へと入っていきます。本物の茶葉が展示してあり、触ったり、嗅いだりと五感で違いを実感できます。

その後、品質管理室、製造ライン(残念ながら製造しておらず…)を見学していきます。「今」と「昔」の写真を見ながら、抹茶づくりの歴史や流れについても分かりやすく説明がありました。(私は製造ラインが動いていないショックで途中話が頭に入らず…(笑))

クルクル回る石臼の数々

続いて2階に上がり、石臼がクルクルと自動でお茶を挽いている様子をガラス越しに見学します。この槇島工場にある石臼は、1台あたり1時間に約40gしかとれないとのこと。貴重なお茶~!こちらには、子どもが見やすいよう踏み台も用意してありましたよ。

お茶審査室見学

つづいてお茶審査室へ。太陽光を取り込む大きな天井窓と黒い壁に囲まれた部屋で、各茶園の茶葉の状態を確認し、目的のお茶になるようブレンドしているそうです。

ここではミニ石臼を実際に回してみることができます。なかなか力がいるため、さっき見た自動石臼のすごさも実感。子どもたちは楽しそうに「もっかいやりたい!」と回していました。

ずっとここにいたい…

その後、素敵な茶室見学へと進みます。

小さな扉から入る理由や扉の作法(ピッタリしまっていたらまだ準備中で、5cm隙間があれば入室OK、最後に入室した人は軽く音を立てて合図をするなど)も教えていただきました。とても居心地のよい空間で、このままここで昼寝したいくらいでした…(笑)。

抹茶点て体験

最後に、実際に抹茶を点てて抹茶団子と一緒にいただくことができます。(工場見学限定のブレンド抹茶)

抹茶について見たり学んだ後に、自分で点てて飲む抹茶は特別なおいしさでした!
※画像の抹茶団子は訳あって2人分です

ここまで約90分の工場見学でしたが、3歳の次女と親子共に楽しむことができました。また、工場長が説明してくれたので、何を聞いても答えが返ってくるおもしろさもありました!抹茶好きの人は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。参加には事前予約が必要です。

※記事内の画像は、一部特別に許可を得て撮影をしています

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nimo*さん

元食品メーカー勤務のフリーライター。4歳と1歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて駐在生活中。そんな台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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