北国の冬の公園は、雪に埋もれて遊具が全く使えません。そのかわり雪山ができるので、ソリ遊びがメインになります。わが家の5歳児と3歳児もソリ遊びが大好きです。でも二人分のソリって結構大荷物なんですよね。毎回は持っていけません。

先日、祖父母宅にいるときに二人を公園に連れ出しました。ソリを持ってきていなかったので手ぶらです。そのときにパパが魅せてくれた雪玉遊びに「おぉ!これは楽しい!」と思ったので、ちょっとご紹介いたします。

ママ主導の雪遊びでは、5歳と3歳が雪玉投げっこをして必ず喧嘩に発展

とにかくダイナミックに身体を動かしたい5歳長男。お兄ちゃんほど体力はないから一か所に腰を据えて遊びたい3歳長女。彼らを同時に満足させる遊びがママにはわかりません…。

とりあえず雪玉を作って遊んでいると、数分後にヒートアップしてきた5歳息子が、3歳娘に雪玉を投げつけて、ギャン泣きさせるカオスモードに突入してしまいます。「喧嘩するなら帰るよ!」と、これまたいつもの言葉を投げつける母。

そこで救世主パパ登場。(ありがとう、わが家のてぃ先生!)パパは単なる雪玉遊びも、2人同時に満足させつつ、自分も楽しく遊べる展開を作りだしちゃいます。

幼児には「設定」遊びが楽しい!

パパは大量の雪玉をつくって一か所に積んでいきます。
「ボール屋さんだよ。いらっしゃいませ!」
「1回のお買い物で2個ずつもっていってくださいねー」
と雪玉屋さん開店です。即効、ごっこ遊びが大好きな3歳娘の心をくすぐります。

「この雪玉はテラスタルマスターボールだよ」
「こっちはスーパーウルトラボールだよ」
とポケモンに出てきそうなちょっと特別な名称をつけます。ポケモン大好きな5歳息子も即効食いつきます。もうこの時点で大盛り上がり!

それぞれにちょうどいい雪玉の的を自然に誘導

今度は、雪玉投げで無駄な争いをうまないように、それぞれに自然な流れで目標を与えています。5歳息子には「そこの木にあてっこしよう!」。頑張れば当てられそうな絶妙な目標です。簡単すぎず、難しすぎず、この塩梅って幼児には大事ですよね。

そして自分も同じ方向にあるもう少し難しい的に向かって一緒に投げる。二人の成功率が同じくらいになるようにしていて、2人で楽しく競いながらなげっこしています。3歳娘は雪玉屋さんから2個ずつ雪玉を仕入れること自体が楽しそう。的は特に決めず、「えい」と投げることだけを楽しんでいます。雪玉を仕入れること、投げてみること、この二つだけで大はしゃぎ。

何気ない遊びも、大人も無理なく一緒に楽しめるスタイル

少し間延びしてきたら、「かっこいい雪玉投げ方教室」を開講してみたり、的を変えてみたり、とにかく飽きさせません。雪玉投げだけで1時間以上大盛況です。パパのこういう遊びを瞬時にできるところが、私にはないスキルなので本当に頼りにしています。

パパは普段から、何気ない遊びでも子どもたちを夢中にさせます。それでいて自分も無理せず自然体のまま。「ながら遊び」も大得意です。また今度、パパの何気ない遊びシリーズを紹介させてもらおうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

雪玉遊びも設定次第で子どもが夢中になる!

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オカメさん 妻が綴る、長所を活かし短所を補う凸凹夫婦の育児日記

天性の育児スキルをもつ夫、育児イベント参加に全力を注ぐ妻、優しい長男、元気な長女、朗らか次男の5人家族。
家族全員による感染症リレーが切実な悩み。総勢7名の両家親族に助けられて何とか生き延びています。
夫はカメラが趣味、妻は天体観測が趣味。

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