2024.03.14
『フランス人は子どもにふりまわされない』パメラ・ドラッカーマン 著
みなさんはこの本のタイトルを聞いたことがありますか?私は随分前から気になっていて、やっと図書館で借りられたので、今回は読了しての学びシェア第一弾です。
1.フランスでは小学校に上がるまで読み方を教えないのが普通!発育段階を急がないこと
学問より先に集中力や他人とうまくやっていく力、自制心を教えて、まずは人間力の基盤を作ることを大切にしています。(読み書き・算数のスコアが高いフィンランドでも同様だそう)最新のアメリカの研究でもスローペースで進んだ方が、結果的には良いことが分かっているとか!
2.子どもにハードワークを押し付けない! まずはしっかり話をする力から
あれこれ勉強で覚えさせたり、頭に詰め込む前に、まずは話の内容をきちんとまとめてはっきりと発音し、気持ちを共有する力をつけるそうです。
理由は、後の学問的な成功のための基礎だから!確かに勉強だけができても、社会生活で他人とのコミュニケーション能力がなければ活躍の場が限られることってありますよね…大人の転職理由や悩みで多いのは人間関係と言いますし、自分の意思を感じ、よく伝える力、大切です。
3.「お願いします」と「ありがとう」が言えるだけじゃダメ!
何か頼みごとをしたらお礼を言えるのはステキなことだけど当たり前、もっと大切なのは、何もしてもらってなくても、いつでもまわりに挨拶をきちんとすること。
「こんにちは!」「さようなら!」を私達も積極的に見本になるよう言ってみませんか?挨拶が大事な理由は、自分から明るく挨拶の声をかけることで、自分の殻を破り、相手の殻を破っていく、そういうことが習慣となって独りよがりにならず、自分はここにいますよと自覚を繰り返して、自立した人間に育っていくからなのでしょうね。
だんだん慣れてくる子育て…でも
久しぶりに育児書を読むと、いろんなことを忘れてしまっていたなと気づかされることがたくさんありました。
子どもを大切に思うほど、いろいろなことを先回りして心配になってお節介を焼いてしまいますが、実は子どもに対してあなたはできないというメッセージになってしまっていたり、自らが気づき成長する力を奪っていたりと、本当は子どものためになっていないこともたくさんあるのかもしれないなと感じます。
育児に正解はないと言いますが、これからも自問自答しながらしっかりと子ども自身を見つめて、型にはまらないうちの子に合う子育てを都度していけたらいいなと思っています。
借りものじゃない自分の言葉で話せる子に育てよう!(親自身も(笑))
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最近は図書館ボランティアとバレエも始めました。本の朗読や音楽、甘いお菓子と紅茶が大好きです。