1961年に誕生した浜松銘菓「うなぎパイ」。東海道新幹線に乗ると、必ずうなぎパイの紙袋を持った人を見かけると言っても過言ではないほどのメジャーなお土産ですよね。

今回は、うなぎパイの製造工程やおいしさの秘密、特別なスイーツを楽しめる工場見学施設「うなぎパイファクトリー」を紹介します。年間68万以上訪れる大人気スポットは必見です!

3つのコースから選べる工場見学

2005年4月にオープンした「うなぎパイファクトリー」は、浜松西インターから車で約15分の場所にあります。周辺には、浜名湖パルパルや舘山寺ロープウェーなどの観光地も充実しているので、ドライブの立ち寄りスポットとしても人気の施設となっています。

うなぎパイファクトリーでは、3つのコースが用意されています。
・予約不要・無料で楽しめる自由見学
・コンシェルジュによるガイド付きツアー(約20分・無料・要電話予約)
・窯出しうなぎパイツアー(約60分・500円・要web予約)

最初に目に飛び込んでくるのは、こちらの大きなうなぎパイトラック。撮影台も置いてあるため、自分たちで手軽に記念撮影を楽しめます。トラックの中のうなぎパイは、いったい通常のうなぎパイの何個分なんでしょうか…。

無料なのに嬉しいお土産付

「ファクトリーガーデン」では、移動カフェうなくん号やパイプ電話(同じ色のついたパイプ同士が地中でつながっており、糸電話のように会話ができる)があり、子どもたちが夢中で会話をしていました。

そして、工場見学を楽しむには、こちらの用紙に必要事項を記入し、受付に提出すればOK。

お土産として、工場見学特別パッケージのうなぎパイミニ3枚入り(非売品)を1人1セットいただくことができます。無料なのにすごいですよね!

実は職人による手作りって知ってた?!

まず最初に目に入ってくるのは、原料や仕込みについての説明展示。実は、うなぎパイの生地は職人による手作りなんです。この壁の裏で生地作りを行っているのですが、その様子は非公開。その日の気温や湿度によって、調整しながら作っています。

続いて、注目ポイントがこちら!ガラス越しにうなぎパイが焼かれていく様子や、自動で秘伝のタレを塗っていく様子は、思わず「お~~!」と歓声があがるような光景です。

さらに進んでいくと、検品工程も目の前で見ることができます。見られながらの検品は、やりづらいだろうなと思いつつも、やっぱりずっと見ていたくなります。ちなみに、ここではじかれたうなぎパイは、売店でお得に購入することができます。形や色が規格外というだけで、おいしさは変わらないため、自分や家族用におススメです!

続いて2階へ上がっていくのですが、手すりに…うなぎがいます。うなぎのぼりで縁起がいいですね!

実は、館内のある場所には“あえて”うなぎをつけていない手すりがあります。それがどこかは実際に訪問してから探してみてくださいね。

全体を見渡すことのできる見学通路

2階では、上から包装ラインを見ることができます。ただ、なんとなく見ているだけでも面白いのですが、コンシェルジュの方と一緒だと、より深く見どころを抑えて楽しむことができますよ。

ちなみに、私は最近、ほかの見学者たちの声に耳を傾けることにもハマっているのですが…、この日も「やっぱりうなぎパイも産地で食べるとおいしいのかなぁ~」「あの機械がかっこいいね~」といった声を聞きながらニヤニヤしていました…(笑)

会社の歴史についても展示されています。うなぎパイを製造・販売しているのは春華堂という会社なのですが、はじまりは甘納豆というのが意外ですよね。

フォトスポットやシアターも楽しめる

ほかにも、うなぎパイシアターやうなぎの寝床をイメージした通路、フォトスポットなども楽しめます。

山田卓司さんによるジオラマ作品も細かなところまで作り込まれており、小二の長女はじっくりと見入っていました。

ツアー限定の特別試食

そして、「窯出しうなぎパイツアー」では、併設されているカフェで特別な体験が待っています!焼きたてうなぎパイにシェフが目の前で秘伝のタレを塗り…

あつあつをいただきます!通常のうなぎパイもおいしいですが、焼きたてはまた格別です!「窯出しうなぎパイツアー」でしか食べることのない贅沢なうなぎパイです。
※次回の「窯出しうなぎパイツアー」は10月分申込が2024年9月25日頃受付開始となります。

カフェも見逃せない!

上述した焼きたてうなぎパイは「窯出しうなぎパイツアー」参加者のみの特権ですが、カフェ自体は、どなたでも自由に利用可能です。

スイーツやドリンク、食事メニューなどがあるのですが、インパクト大なのが「ジャンボパフェ」。

うなぎパイに合うように工夫された自家製ジェラート、みずみずしいフルーツ、そして3種のうなぎパイを計13枚盛った高さ40cm以上のジャンボサイズのパフェです。

税込5000円ですが、このボリュームとおいしさなら、かなりお得だと思います!1人で食べるには、ちょっと大きすぎますが、家族や友人とシェアしながら、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、カフェ内の照明には大量のうなぎパイが貼り付けされていますよ!かわいいですね!

訳あり品やユニークな商品がそろう売店

さらに、売店では、うなぎパイをはじめとした春華堂のお菓子のほか、公式キャラクターである、うなぎパイ職人見習いのうなくんグッズも販売されています。

娘たちは、姉妹お揃いでうなくんストラップを購入していました。小さなうなぎパイを持っていてかわいい~!

中には、スーツケースや絆創膏といったユニークな商品も。このスーツケースなら、空港ですぐに見つけられそうですね!保育園に絆創膏をつけていった次女は「あら~こんなところにうなぎパイがぁ」と先生につっこんでもらえて嬉しそうでした(笑)

まとめ

いかがでしたか?行ったことのない人にはぜひ訪れてほしいのはもちろん、すでに訪問済みの方も事前予約の特別コースに興味を持ってもらえるきっかけになれば嬉しく思います!

夏休みシーズンは終わりましたが、周辺にはたくさんの観光スポットもあるエリアですので、ぜひ組み合わせながら「うなぎパイファクトリー」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

施設情報

うなぎパイファクトリー
〒432-8006 静岡県浜松市中央区大久保町748-51
053-482-1765(受付時間 9:00 - 17:00)
参加費:無料 ※窯出しうなぎパイツアーは1人500円(税込)
予約:不要 ※コンシェルジュ付と窯出しうなぎパイツアーは要予約
駐車場:有(無料)
年齢制限:なし(ベビーカーや車いすの方でもエレベーター利用可能です)

※許可を得て、撮影・掲載しております。

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nimo*さん

元食品メーカー勤務のフリーライター。7歳と4歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて5年間生活し、現在は千葉県在住。台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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