/ 2019.02.25

解熱剤を使うタイミングは?

お子さんが、熱を出したときママである私達はどうしていますか?おそらく自宅で安静したり、病院にかかって解熱剤をもらったり・・・。

熱が出るのは体の防御反応のひとつのため本来は解熱剤を使ってむやみに下げるものではありません。

まずは、おでこやわきの下、首の裏側などを保冷剤で冷やす&水分補給で様子をみます。ですが、それでも熱が下がらなかったとき(目安として38~38.5℃くらい)、そこで解熱剤の出番ですね!!

娘の通っている小児科では先生から解熱剤の希望の剤型を聞かれます。そんなとき、どの剤型のものを選択すればいいのかご紹介したいと思います。

まず、前提としてこどもには基本的にアセトアミノフェン(成分名として)を使います。

カロナール細粒(飲み薬)

アセトアミノフェンの粉薬の飲み薬です。

◆メリット
・保管法が室温なので、外出する際には持ち運びしやすい。
・熱が下がるまでの時間は座薬と大差ない。。(一般的な薬は座薬のほうが効き目が早いものが多いですが、アセトアミノフェンの場合は座薬と大差ない。むしろ飲み薬のほうが早く効くというという意見もあるようです。)

◆デメリット
・薬嫌いな子や乳児には飲ませにくい。

※カロナール細粒の味ははじめは甘いですが、のちに苦味がでてきます。チョコレートアイスや練乳に混ぜるのがオススメです。酸味のある果汁のジュースやヨーグルトなどは苦みが増すことがるのでオススメできません。)

アンヒバ orアルピニー座薬

アセトアミノフェンの座薬です。

◆メリット
・乳児にも使いやすい。

◆デメリット
・保管法が冷暗所なので夏場は持ち歩きにくい。
・飲み薬より効き目が遅い。
・自分でカットして量の調整をする場合がある。

※座薬を切る必要がある場合は開封前に分包シートごと事前に温めておいたカッターで切ることがオススメです。切り口は入れやすいように斜めに切りましょう。

ドラックストアで買うこともできます!

どうしても病院にかかれないときは、薬剤師または登録販売者がいるドラックストアなどで処方箋がなくても買うことができます。

▪︎小児用バファリン 飲み薬 3歳以上から
▪︎こどもパブロン座薬 座薬 1歳以上から

緊急ときにはぜひ活用を!

使い勝手の良い剤型を選んで処方してもらいましょう

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ママとこどものおくすりやさん

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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