/ 2020.03.10

絨毛膜下血腫って、何?

絨毛膜下血腫(じゅうもうまっかけっしゅ)とは、胎盤を作るときに何らかの理由でうまく作れず、出血するものです。

少量であれば子宮内にとどまるため、検診で気づくことになりますが、大量になると出血して気がつきます。そのままにしておくと出血と同時に流産したり、血のかたまりから感染症をおこして流産しやすくなります。

また、治っても常位胎盤早期剥離の危険が高まり、既往の私が一番怖いものです。(リンク参照)

発生する原因は不明です。1人目でなっても2人目もなるとは限りません。私は3人目の妊娠時にこの絨毛膜下血腫になりました。

妊娠初期は通常の生活を

最初に出血したのは妊娠6週目、すなわち、妊娠検査薬で陽性が出てすぐで、まだ病院にも行っていない時期でした。時期が時期なので「流産したかな」と思ったものの、産婦人科に行ったところ、妊娠は継続中でした。

ただ、初期は何もできないので、断続的な出血もそのまま、8週で心音の確認ができた後も普通の生活を続けていたところ、12週でまたもや大量出血し、4カ月目に入ったタイミングのため、自宅安静となりました。

妊娠中期の治療は安静にしている=横になること のみ

急遽、1週間仕事を休んで自宅安静。つまり、ご飯とトイレ以外は常に横になっていました。しかし、1週間後に病院に行くと悪化しているといわれ、愕然!これ以上、何をすれば治るんだ!!

医師があと2カ月くらいは安静に…というのを「これ以上休めません」と振り切って出勤するも、2日後に職場で大量出血。諦めてそれから約1カ月半、自宅安静に入りました。

入院をすすめられましたが、一度入院したらなかなか退院できないこと、上の子のためにもできるだけ家にいたかったため、固辞しました。

このときはつわりも相当きつかったので、安静というより、一日中ぐったりしてました。いずれにしろ、当時休ませていただいた方々に本当に感謝です。

いつ治る!?という不安を乗り越えて出産へ

・いつになったら治る?
→医者には遅い人でも22週くらいまでといわれていました。実際、私は22週から通常生活に戻りました。その1週前からは子どもの保育園の送り迎えレベルまでの家事をできるようになりました。

・出血してないのに悪化することはある?
→外に出血していなくても、子宮内で出血していることはあります。起き上がることは出血を悪化させますが、安静にしていたからといって治るものではありません。

私は16週くらいで出血はなくなったため、大丈夫と思ってましたが、病院のエコーを見た先生から子宮内で大量に出血していると言われて、絶望…。ここからが本当に辛かったです。

・自分で回復状況はわかる?
→上記の通りわかりません。エコーしてはじめてわかります。

・治った後のリスクは?
→切迫早産、胎盤剥離等です。とはいえ、事前には何の対策もできませんが。

その後、妊娠後期は何もなく、私は無事に出産しましたが、37週6日の早めの出産でした。

絨毛膜下血腫は、妊娠中期までに出血がなくなれば問題なく出産できることが多いそうです。もしなっても、治ればそのあとは大丈夫!と信じて乗りきってください。

絨毛膜下血腫、乗りきれば無事に出産できることが多いから、頑張って!

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みさっちさん

フルタイム勤務をしながら、都内で6才娘と3才、0才の息子を育てている30代ママです。 こどもたちの「ママ大好き♪」に癒されながら、毎日バタバタ過ごしてます。

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