復職前の思い出作り

昨年12月、名古屋の友人からお誘いがありました。「育休中の間、平日どこか子連れで旅行どう?お互い4月から復職したら忙しくなっちゃうし」と。私は二つ返事で、二月中旬の平日二泊三日の旅行が決まりました!

まずはどこに行くか。候補として京都や沖縄も挙がりましたが、友人は名古屋在住で6歳(年長)と1歳4カ月の二人息子・私は東京在住で3歳半と1歳の二人息子。

パパ不在・二泊三日の大量の荷物・乳幼児連れの公共交通機関での移動を考えると、お互いにとってアクセスのいい熱海になりました。新幹線で名古屋から約2時間・東京から50分弱。東京寄りになりますが、友人は「長男は年齢的にだいぶ頼りになるから」と言ってくれました。

宿泊先は、前から気になっていた…星野リゾートのリゾナーレ熱海!子ども達も楽しめそうな施設やアクティビティがあります。友人とは旅行までLINEや電話で連絡やり取りし、滞在中にどんなアクティビティをするかなどの話をして、事前予約を済ませました。

1日目・子ども達は大はしゃぎ!

11時前の東京発の新幹線に乗って、いざ熱海へ!

三人分の着替えを詰め込んだ小さなスーツケースを右手に、次男のオムツ20個を入れた大きめのトートバッグを肩にかけ、貴重品が入ったリュックサックを背負って、次男を前抱っこ、左手に長男という、見た目たくましい母の姿でした(笑)。

50分弱の移動は思ったより楽で、子ども達は車窓をみたり、次の駅名を復唱したりと、あっという間に熱海に着きました。

12時前には名古屋の友人達と合流し、熱海駅直結の駅ビルに入っているレストランで、お寿司を堪能しました。運よく個室の座敷に案内され、ママ友と私は久々の再会に話が盛り上がり、子ども達は座布団を何枚も使って豪快に遊んでいました。

ちなみに、この駅ビル・ラスか熱海の二階にはドラッグストア(ウエルシア)が入ってます。ベビーフードや幼児用お菓子も取り扱っているので、現地調達もありです!

14時の熱海駅発の無料送迎バス(予約不要)に乗って、約10分でホテルに到着しました。今回の旅は、大人も子ども達もずっと一緒に楽しもう&多少の夜泣きもお互い様ということで、同じ部屋にしました。

子ども達は広い部屋に大興奮!ベッドの上で飛んだり跳ねたり、持参した風船やホテル側に用意してもらったブロックで遊んだり、キッズルームのボールプールに埋もれたり、夕飯前に温泉も満喫したりと、エンジン全開で過ごしてました。

そして、夕飯はビュッフェ!お子様カレーや離乳食(おこゆ、鮭フレーク、鶏そぼろ、カボチャや枝豆のペースト)もありました。1歳の次男は離乳食を普段からあんまり食べてくれません。やっぱりここでの離乳食も一口ほどで終わりましたが、ホテルのミルクパンを気に入ったようで、手づかみでずっとモグモグ食べてました。

ビュッフェには、から揚げ・スパゲッティ・シュウマイ・グラタン・ドリア・ハンバーグ・パエリアなど、子どもも好きそうなメニューが揃っていました。

お腹いっぱい食べて、21時半には子どもたち就寝。寝かしつけ後に私と友達は大人タイムのおしゃべりを楽しむ予定でしたが、一緒に寝落ち☆

2日目・食あたりのアクシデント発生

日付が変わった深夜2時頃、急に友達の長男が吐き始めました。気付いた私が友達に知らせると、なんと友達も動けないほど体調が悪くなっていました。長男とほぼ同じタイミングで、トイレで吐いてたと…。嘔吐物をビニールやタオルで覆い、ひとまず寝る場所を確保して、友達と長男は休みました。

朝を迎え、ホテルのスタッフに掃除をしてもらい、嘔吐を繰り返す友達と長男は病院に行くことになりました。友達の次男は幸い元気でしたが、ママがいないと泣いてしまうので、友達が一緒に病院に連れていきました。

残された私と子ども二人…「お兄ちゃん達、体調悪いの?」と心配する3歳の長男・状況を何にも理解できない1歳の次男。友達が戻ってくるのを部屋で待つのが難しいほど彼らの元気はあり余っているので、とても心苦しい中、遊びに連れ出しました。

宝探しゲーム(事前に予約していたアクティビティ。ホテル内の森の遊歩道で、双眼鏡や虫メガネを使って宝探しをします。地図を片手に、長男はすっかり探検家になりきってました。)

ホテル内のプレイルーム(私たちの他に誰もいなく、貸し切り状態で遊べました。小さなジャングルジムやテント、ブロックなどがありました。子供用トイレ・ベビーベッド・授乳室も完備。子どもたちは児童館のようにはしゃいでました。)

温水プール(水深1mのプール・水深40㎝の幼児プールがあります。浮き輪やビート板は無料で使えて、水着(500円)・水遊び用オムツ(300円)の有料サービスもあります。プール遊び初めての次男は最初は怖がってましたが、すぐに慣れてきました。長男は幼児プールの滑り台を何度もやっていました。)

焚き火でおやつ作り(事前に予約していたアクティビティ。ホテル内の森の空中基地で、薪割り体験・マシュマロ焼きとホットチョコレートを作りました。エプロンをつけてもらった長男は、とろける甘さの焼きマシュマロにハマったようです。)

キッズルーム(ボールプールや小さなクライミングウォールがあります。息子二人ともボールに埋もれたり、他の宿泊客の子ども達と遊んだり、長男はクライミングにも挑戦しました。)

こんなふうに過ごす中、友達と子ども達みんなで遊べたらどんなに楽しかっただろう…と、無邪気なわが子と過ごしながらも悲しく思いました。

15時半頃に病院から戻ってきた友達は、点滴の効き目もあって少し回復したようにみえました。診断は食あたりで、おそらく生ものが原因。昨晩のビュッフェでお刺身もあり、友達と6歳の長男と私は食べていました。私は何ともなく、特に体調不良を訴える他の宿泊客もいなさそうで、原因を特定するには至りませんでしたが、体の様々なコンディションも関係していると医者に言われたそうです。

夕方はみんなでホテル最上階にあるソラノビーチでゆっくり過ごしました。本や絵本もいっぱいあり、床一面に白砂が敷き詰められていて、子ども達は珍しそうに砂を触っていました。

3日目・4人兄弟っていいかも?!

3日目は食欲も出てくるほど友達とその長男は回復!チェックアウトの12時まで、みんなで朝の露天風呂につかったり、プレイルームで遊んだり、クラフト体験(アクティビティ)などをして満喫しました。

その後は、熱海駅周辺のお土産街や周辺をぶらりと散歩♪14時頃の新幹線で、それぞれ帰路につきました。

旅行を振り返り… 体調や怪我のアクシデントは、いつでもどこでも誰にでも起こる可能性があります。当たり前ながら、健康保険証に加えて、母子手帳・おくすり手帳の持参も必要です。友達は、自分と子どもの常備薬も持ってきていました。

今回の宿泊先から総合病院までは車で10分ほどの距離でしたが、特に乳幼児や祖父母と一緒に旅行するときは、宿泊先と病院の位置関係も事前に知っておいたほうが万が一の安心安全につながると実感しました。

さて、私は日々の2児ワンオペで、3人目なんて無理~・子ども2人でいっぱいいっぱいだと思ってましたが、、年齢の近い男の子4人いると、なんだか楽にすら感じました。

勝手に子ども同士で遊び、自然にお互いを助け合って、親が男の子の競争心を上手に利用しちゃえば着替えも歯磨きも就寝も「よ~い、ドン!」の一言でみんなが競うように率先して行います(笑)。また、私の長男(3歳)が6歳児を慕い、その6歳児は私の次男(1歳)をかわいがり、私の次男は友達の次男(1歳4カ月)を追いかけ、友達の次男は私の長男に興味津々という四角関係も微笑ましかったです。まさかの男4人兄弟っていいかも?!と思えたことも収穫の一つでした。

実際に産むかは別として…そんな子だくさんもいいなぁと思えたり、乳幼児を連れて旅行できたことに、だんだん「母は強し」になってきていると感じました!

ウェルカムベビー&キッズの総まとめ

・部屋に1歳から遊べる大きめのブロックが用意されていた
・ビュッフェに離乳食あり(おかゆ、2種類の野菜ピューレ、鮭と鶏そぼろ)
・朝夕のビュッフェに幼児も好きそうなメニュー多数あり(お子様カレーや麺類、から揚げ、ハンバーグなど)
・朝食のビュッフェではミニサイズのパン多数(食パン、ジャム多種類、メロンパン、ベーグル、デニッシュなど)
・割れない木とプラスチックのお皿、子供用のカトラリー、紙エプロン、紙製のストロー(地球にも優しい!)、ウェットティッシュ、赤ちゃん用のオモチャも完備!
・水着、水遊び用オムツの貸し出し(有料)
・ベビーカー貸し出し(無料)
・塗り絵やお絵かきの貸し出し(無料)
・児童館のようなナーサリー&授乳室あり
・各部屋と共有トイレにオムツ用ゴミ箱あり
・お風呂にもベビーベッドとオムツ替え台とお尻ふきシート完備
・アクティビティ多数(時期や年齢によって異なるので、ホテルHPで確認してください)

この旅行を振り返り、イライラとは無縁でした。なぜかと言うと、旅行中は当然ながら家事から解放され、食事もお風呂も至れり尽くせりです。

一方、日常生活は育児と家事と仕事と…大忙しでやることが多すぎて、コントロールが難しい子どものちょっとしたことがイライラの引き金になったりすることも少なくありません。今回の旅行で子育てだけに向き合える環境を経験できて、わが子の色んな面を再発見できたように思えます。

やっぱり旅行はリフレッシュできて、思い出になりますね!次の旅行を楽しみに、また日常を頑張れそうです^^そして、ウェルカムベビー&キッズの宿がもっともっと増えますように♪

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エシカルマンマさん

家族:夫、息子2人(2歳・5歳)
宮城県仙台市出身、東京都在住。2011年の東日本大震災をきっかけに、エシカルな仕事をしたいと決意。2015年に一般社団法人エシカル協会の立ち上げから携わり、エシカル消費の普及啓発の活動をしています。エシカル子育てを日々考え、楽しみながら試行錯誤中。

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