/ 2020.06.22

前回(https://gyutte.jp/blog/248488)の続きです。
今回は
・川崎病の入院中の経過と行われた検査
・使った点滴の影響で予防接種を遅らせなければならないこと
・飲み薬の影響でインフルエンザ検査したかったのにコロナでできなかったこと
・退院後の通院検査は大暴れ
についてです。

血液製剤の点滴開始

いよいよ免疫グロブリンという血液製剤の点滴が始まりました。川崎病の多くはこの点滴が効きます。

点滴が終わるのは翌朝。入院している病院は完全看護の病院ですし、長男もまだ保育園で待っているので次男を預けて帰ることになりましたが、点滴を打たれながら知らない場所で初めて1人で夜を過ごすことになる赤ちゃんの不安を考えると涙が出てきました。健康に産んであげられなくてごめんね。

退院までの経過

・発熱から4日目(入院2日目)
翌日、病院につくとすでに点滴は終了していました。この日の朝から1日3回アスピリンという飲み薬も始まりました。炎症や血栓を抑えるための薬です。量はとっても少ないので飲ませるのは簡単です。

夕方には熱は下がり、体の赤みはBCG痕の腫れ以外は全て消えました。幸い、免疫グロブリンがよく効いたようです!この日も心臓のエコーを撮りましたが問題ありませんでした。

夜になると少し元気も出てきたようで、ベッドの上で寝返りを始めました。ここまで全く動かずぐったりしていたので、少し安心しました。

・5日目(入院3日目)
ナースステーション前の監視機能つきの病室から普通の一般病室へ移動しました。この日の検査は採血と採尿。心電図はポータブルのものになりコードが減って動きやすくなっていました。目の充血も、BCGの腫れも消え、見た目は赤みがなくなりました。点滴終了後ずっと37℃台前半をキープで再発熱もなく安心。長男やパパがお見舞いに来たので、見ると目を見開いて少し反応を見せてくれました。

・6日目(入院4日目)
残してあった点滴のルートが外れ、いやがっていたミトンも外せました。入浴開始。病室から出て病棟内の移動OKになったので抱っこでフロア内をうろうろしてみました。気分転換できたかな?下痢もおさまって食事や水分も取れているので、大変だった尿量計測も終了。飲み薬のアスピリンは1日1回朝だけになりました。

昨日の血液検査の結果は、改善傾向だがまだ炎症数値CRPが下がり切っていないので、3日後に再度採血し、4日後に心臓エコーを行い、それで問題なければ退院できるとのことです。退院が見えてきました。まだまだ元気はなくゴロゴロして過ごしていますが、うつ伏せ状態でおもちゃで遊ぶ時間も出てきました。

・7日目(入院5日目)
病棟内に設けてあるプレイルームへ行って良いとの許可が出ました!絵本を読んだり、おもちゃで遊んだり、夕方はテレビも見られるのでEテレを見たりできるようになりました。

・8日目(入院6日目)
川崎病は治ってくると手足の皮膚が剥けてくることが多いとのことで、看護師さんがよく見てくれたのですがこの時点では確認できず。結局次男はほとんど剥けませんでした。皮が剥けるのは正常に治ってきている経過なので心配いりませんし、本人も痛みはないそうですよ。

この日はプレイルームでは腹ばいで遊んでいましたが、夕方になってついに私の体に掴まって立ち上がりました!立つ元気が出てきたようです。

・9日目(入院7日目)
お見舞いにきた祖父母と遊んで声を出して笑っていました!かなり元気な姿になってきました。血液検査も炎症数値CRPがほとんど正常値まで下がったので明日の心エコーが問題なければ退院して良いとの許可が出ました。

・10日目(入院8日目)
心エコー問題なし!立ち上がる時間が入院前より比べてまだまだ少ないですが、元気に遊べるようになってきました。

・11日目(退院)
アスピリン2カ月分を受け取って、ついに退院!

最初の発熱から11日、9日間入院し川崎病は治癒しました。赤ちゃん本人がとっても頑張ったと思います。

点滴すると予防接種がしばらく受けられない!

川崎病の治療で最初に使った免疫グロブリンという血液製剤の点滴。これを使うと、半年間は生ワクチンが打てません。打っても効果が得られないのです。

簡単に説明すると、免疫グロブリンは血液中の免疫物質をぎゅっとたくさん集めたようなお薬です。ワクチンを打ってもこの免疫物質が働いてしまうため、打った本人が免疫を獲得することができないのです。

次男は実は1歳の予防接種を受けようと予約していた数日前に発熱しました。なので、1歳の予防接種はまだ受けていなかったのです。このため、かかりつけ医に相談して1歳の予防接種は半年遅らせるスケジュールを組むことになりました。

不活化ワクチンであれば3カ月後に打つことができるのですが、1歳の予防接種は不活化ワクチンと生ワクチンと両方、しかも何本もあって管理も大変なので、まとめて半年後に打つことにしました。

毎日のアスピリンはどんなもの?インフルエンザに注意。でもコロナで検査できない!

退院したあとも、アスピリンという飲み薬は毎日1回続けます。量はとても少なく、一口ぺろっとしてもらえれば飲みきれるので比較的飲ませるのは簡単です。

病院では一緒に単シロップという甘いシロップを出してもらい、お薬の上に覆うように少しかけて飲ませていました。
上の写真は離乳食のフーディングスプーンにアスピリンと単シロップをのせたものです。かなり少量であることがおわかりになるかと思います。この薬は通常2カ月飲みきって終了です。状態によってはさらに1カ月、もしくは長く続けることもあります。

この薬を飲んでいる間、気をつけなければならないのはインフルエンザと水疱瘡です。この2つにかかるとまれにライ症候群という重篤な症状を引き起こすことがあります。このため発熱したらすぐに飲むのをやめて、小児科にかかるように言われました。

時期は2月。まだまだインフルエンザが心配な時期でした。水疱瘡は1歳の予防接種に入っているのでまだ打てていません。熱が出ませんようにと願っていたのですが、1カ月後に発熱してしまいました。指示どおりアスピリンは中止してそのまま小児科へ。

先生に川崎病でアスピリンを飲んでいるからインフルエンザの検査をしたいと申し出たのですが、世の中はコロナの感染が広がっている時期。小児科でも医師会のほうからコロナの感染防止のため、鼻水を拭わなければならないインフルエンザの検査ができなくなっていたのです!

インフルエンザではないと安心したかったのですが、先生からは、「検査できないけれど大丈夫、熱が下がってまる一日たったらアスピリン再開して良いですよ」とご指導頂き帰宅しました。

幸い翌日には平熱となり、熱以外の風邪のような症状は全く出なかったのでインフルエンザではなかったのかなと思います。

退院後の通院検査

川崎病で退院後、しばらくは心臓に後遺症が出ていないか、定期的に通院して診てもらいます。1カ月後、3カ月後、半年後、1年後、そして5年後。

次男は先日3カ月後の検査が終わりました。心電図と心エコーを取ってどちらもきれいとのお墨付きを頂き、ほっとしています。

ただ、この検査、なかなか大変でした。もう退院してすっかり元気になっているので、入院中のようにぐったりしてされるがまま、というわけにはいかないのです。

心電図はベッドに寝かせて電極シールを体に貼るのですが、「変なものついてる!」と嫌がって、技師さんが貼ったそばからぺり…ぺり…と剥がしてしまいます。

仰向けに一緒に寝て抱っこできますか?と聞かれやってみたものの、手足拘束したら大暴れ。興奮したり泣いたりすると心電図乱れるので無理やりというわけにもいかず…。

動画よりも電極シールが気になる次男。1,2分の心電図を取るために20分くらいかかり、私の頭はぼさぼさに乱れました。もしお子さんが心電図を取ることになったら、抱っこして寝る係と気をひいてあやす係の大人2人で行くことをおすすめします。

心エコーは妊婦検診のときと同じようにジェルを塗るのですが、こちらはさほど気にならなかったようで、スマホで動画を見せて穏便に終わりました。

退院後もちょっとだけ大変だった川崎病ですが、今はすっかり元気です。心臓への後遺症も現在のところはないようで、残ったのは退院直後に強くなったおっぱいへの執着くらい。1週間以上1人で夜寝ていたのですから、これは仕方ないですね(笑)。

川崎病は原因こそ不明ですが、治療法はしっかりある病気です。病気にならないにこしたことはありませんが、この記録が読んでくれた方の記憶に残って万が一発症したときに早く気付ける手助けになれれば幸いです。

川崎病は治る病気。熱が続いたら必ず小児科へ!

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はるこ*いとをかしさん

5歳と2歳の兄弟を育てる医療系ワーママ。定期的に温泉に行きたくなる病。 子どもを産んだら可愛すぎたのでインスタとツイッターで育児絵日記を描き始めました。 頑張らない日々の育児絵日記、子どもの医療や健康のお話、2人のバタバタ子連れ旅行のお話などを綴ります。

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