おすすめ親子ヨガ

最近すっかり定着した言葉のひとつが「コロナ太り」。長かった自粛生活で私のまわりでも、ここ2カ月間で3kgくらい増えた・ついついお菓子を食べ過ぎてしまった・慢性的な運動不足・おまけに飲酒量も増えた・子どもも少しぽっちゃりしたような…という声をちらほら聞きます。

中には、6㎏増えた!と告白してきてくれたママ友さんもいます。子どもを見ながらの在宅勤務で、子どもと一緒に朝昼晩の三食、早朝と夜中に仕事をすることが増えて、そのときも食べてしまい、気付いたら一日五食とっていたそうです。さらに、子どもとおやつタイムも楽しんでいたとのこと。

今月2日のNHKニュースでは、外出の自粛により運動不足で「コロナ太り」60%近くの人が以前よりも体重が増えたという調査結果が発表されていました。

自粛生活では多くの人が大なり小なりストレスを感じてしまい、こんな状況下だと食べて発散が一番手っ取り早いですよね…。私もずっとお菓子をつまんでばかりいて、一日を振り返って空腹を一度も感じなかったという日も少なくありませんでした。

もうすぐ4歳になる長男もテレビ視聴時間が増えて、運動不足気味。そこで前々から気になっていた親子ヨガを始めてみました。さっそく購入したのが、「ほぐしあそび」という本です。

タイトル:ほぐしあそび折れない心と、集中力のある子を育てる 小澤式キッズヨガ
著:小澤るしや/監修:小澤直子
出版:株式会社出版ワークス

長男お気に入り・猿と木のポーズ

遊びながら子どもの脳と体の育ちを助け、心の感性を豊かに育てる「ほぐしあそび」。本には、薬に頼らない風邪の対処法やウンチを出しやすくする方法、災害時に子どもを守る呼吸法など、興味深いコラムも満載です。

子ども達に特に人気のあるポーズが厳選して紹介されており、長男と一緒にやってみました。中でも、猿と木のポーズが気に入ったようです。

簡単にやり方を紹介します。大人は木になり、子どもは猿になってしがみつきます。大人は真っすぐ立ち、手を斜めに上げます。子どもは手と足をからめ、大人に顔をよせ、落ちないようにしがみつきます。

※大人の腰にしがみつく子どもの両足同士を引っ掛けると、しがみつきやすくなります。写真の通り、長男は足同士を引っ掛けていませんが、私の腰に強くしがみついています

長男は最初はすぐに落下してましたが、やっていくうちに少しずつ体の使い方を覚え、しっかりとしがみつけるようになりました。

慣れてきたら、大人が「風が吹いてきたよ~」と言って体をゆっくり揺らし、子どもは落ちないようにもっと頑張るようになります^^

親子ともにポカポカと体が温まり、そして子どもはしっかりとしがみつくことで背骨の力を強化できます。本によると、血流をよくすることの大切さ・背骨の力は集中力と深い関係があると書かれています。子どもは背骨の力を育み、親は体幹を鍛えられ、同時に血流アップ&スキンシップで笑みがこぼれるなんて、一石四鳥くらいです。

私も新たなチャレンジを

前からヨガやエクササイズをYouTubeを見ながら取り組んでいましたが、やっぱりリアルタイムで講師からレッスンを受けたいなぁとも思っていました。

今や多くのヨガスタジオがオンラインレッスンを提供しているので気になってはいたものの、乳幼児二人がそばにいる環境では難しそう。でも、長引く自粛生活で私自身の気持ちもウズウズしてきて、何か新しいことを始めたい!という思いが強まり、とりあえずやってみました。

結果、子ども達がそばにいる15時スタートのオンラインヨガレッスン(60分間)を週3回ほど受けれています^^レッスン直前までは子ども達と遊び、開始後は各自好きなことをする流れです。

レッスンを受けている私に次男が寄ってくると、長男が「ママは今ヨガやってるから、邪魔しちゃダメだよ」と言ってくれたり(その成長に感動…)、次男はヨガに興味を持ち始めて、私と同じポーズをしているようで「ママ見て見て!」と言わんばかりのアピールもかわいらしいです。

そんなうちにアドームカシュヴァーナーサナ(いわゆる、ダウンドッグポーズ・トップ写真参照)を覚えて、最近ではそこから片脚を天井に向けて上げるようなポーズを練習しています。1歳4カ月のヨギ、目が離せません!

もちろんレッスン後の達成感は気持ちいい。コロナの影響は大変ですが、メリットをあげるとしたらオンラインによるサービスが一般的になり、子育て中の家からでもできる選択肢が増えたことだと思います。

ヨガの奥深さに魅せられて

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、ヨガには8つの実践方法(アシュターンガヨーガの八支則)があります。

1、ヤマ(禁戒:日常生活において気をつけるべきこと)
アヒンサー(非暴力:暴力的な言動を慎むこと)・サッティヤ(正直:嘘をつかない)・アステーヤ(不盗:盗まない)・ブランマチャールヤ(禁欲:規則正しく暮らす)・アパリグラハ(不貪:抱え込まない)

2、ニヤマ(勧戒:日常生活においてすべきこと)
シャウチャ(清浄:清潔を保つこと)・サントーシャ(知足:足るを知る)・タパス(修行:自己規律)・ソヴァーディヤーヤー(聖典学習:自分のための学びを続ける)・イーシュヴァラプラニダーナ(神への献身:自然の摂理を理解する)

3、アーサナ(姿勢:ポーズ)

4、プラーナーヤーマ(呼吸を整えること)

5、プラッティヤハーラ(五感のコントロール:感覚を収めること)

6、ダーラナ(集中)

7、ディヤーナ(瞑想)

8、サマーディ(瞑想が深まった状態)

以上ですが、私にはまだまだ理解が難しい…。ヨガというと何かのポーズやエクササイズ的な要素を思い浮かべるかもしれませんが、これは上記3のアーサナにあたります。レッスンでやるようなポーズはヨガの一つであり、日々の行い全てがヨガにつながっているとも言えます。

およそ紀元前5000~3000年前にインダス川流域で始まっていたと考えられているヨガ。とても長い歴史があり、その奥深さに魅せられて、ヨガ哲学の本を読み始めた今日この頃です。

YOGAはインドのサンスクリット語で、語源は「ユジ」。結ぶ・繋がる・一つになるといった意味があります。ヨガの勉強を始めたばかりですが、まずは親子ヨガは楽しい・絆が強くなる!ということを、今回お伝えしたいと思います^^

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エシカルマンマさん

家族:夫、息子2人(2歳・5歳)
宮城県仙台市出身、東京都在住。2011年の東日本大震災をきっかけに、エシカルな仕事をしたいと決意。2015年に一般社団法人エシカル協会の立ち上げから携わり、エシカル消費の普及啓発の活動をしています。エシカル子育てを日々考え、楽しみながら試行錯誤中。

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