「鬼滅の刃」を小さな子どもに鑑賞させることについての懸念

今年は「鬼滅の刃」が社会現象となるほど人気ですね。わが家の子どもたちも大好きで、毎日のように紅蓮華を歌っています。先日、私も息子と一緒に「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を観に行ってきました。しかし、正直最初は本当にこのアニメを小さな子どもに見せても大丈夫なのだろうかという懸念がありました。

自粛期間中、あまりにも周りにオススメされるため、Amazonプライムで配信されているアニメを観てみたところ、鬼の首が飛んだり、大量の血が出ていたり、第1話から何ともショッキングで残酷なシーンが生々しく描かれているではありませんか。小2の息子は平気そうでしたが、5歳の娘は怖いと言っていたので、観せてしまったことを後悔さえしたこともありました。

【PG12】って?「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は子どもに見せても大丈夫?

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、興行収入を公開から10日間で100億円を超え、「千と千尋の神隠し」を上回る歴代最速記録となったとか。

そんな本作ですが、こちらの映画はPG12指定の年齢制限がされています。【PG12】マークの「PG」は「Parental Guidance」の略で、「小学生には助言・指導が必要」という意味があるそうです。つまり、全年齢鑑賞できるが、子どもに見せて良いかは保護者が判断するということ。

映画倫理機構(映倫)のHPには、こう書かれています。
「刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている。一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きで、高学年の場合でも成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから親又は保護者の助言・指導に期待する区分である」

やはり「不向き」ではあるものの、巷では多くの企業がタイアップしていて、どこに行っても鬼滅だらけ。ここまで人気だと、もはや見せない方が難しい…。そして、助言って一体何を言えば良いのか。

映画は息子のお友だちのママに誘われ、最初は子どもたちだけで観せる予定でしたが、息子がどんなものを観るのか把握しておこうと考えたため、私も一緒に観ることにしたのでした(実はあんまり内容を知らなかったのですが)。

映画の感想としては、やはりバイオレンスでグロテスクな描写がありながらも、しっかりと泣けるものでしたし、大人が子どもに伝えるべきことも描かれていて、内容としてはとても良かったと思います。「生きる」とは何か、を考えさせられるメッセージ性の高い作品です。

5歳の娘も一緒に観に行きたいと言っていましたが、まだ現実と空想の世界を区別できない年頃だし、幼児には刺激が強過ぎるのではないかと思ったので、娘には「またプリキュアの映画を観に行こう」ということで交渉。

くら寿司が「鬼滅の刃」コラボキャンペーンを開催中!

映画の後は、「鬼滅の刃」タイアップ中のくら寿司「ビッくらポン」で大盛り上がり!5皿ごとに挑戦できるゲームで「当たり」が出ると「鬼滅の刃」グッズがもらえます。コラボメニューもあり。

子どもの心の健康を守るためにも、親は子どもをどのように管理するかを、今回は改めて考えるきっかけとなりました。【PG12】マークの映画を子どもに見せる際は(見せないという選択もあり)、親が一緒に観て助言するなど、少し注意が必要かもしれませんね。

親は子どもに「全集中」!

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yucaさん

お出かけ大好き、好奇心旺盛な3歳差兄妹のママ。広告系グラフィックデザイナー、コスメメーカー企画職を経て、WEBクリエイターエキスパートの資格を取得。現在はPR会社で勤務しながらフリーランス活動中。
北欧への関心が高く、2018年夏にスウェーデン一人旅を果たす。都内で話題のスポットや子供と楽しめるアートについても発信。

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