マンション派ママVS戸建て派パパ！最終的にママが戸建てを選んだ理由は？

絶対マンション派ママの4つの言い分

住み替えをするなら絶対マンションがいい！かれこれ15年近くマンション暮らしをして、夫と住替えでマイホームの購入検討を始めたときから一貫してマンション派。その私の言い分はというと…

1．建物がとにかく頑丈で安心
マンションはRC造で木造の戸建てより耐火、耐震性に優れているし、2階以上だったら、浸水の心配もないので、とにかく安心！

台風の夜だって雨戸を閉めたりとかもなく、ベランダの植物を室内に移す程度で特に対策なしでしたし、7階だったので浸水の心配もなし。地震のときにも特に倒壊の心配をすることなく暮らせていたのは、何よりのメリットだと思います。

2．セキュリティがしっかりしてて安心
マンションはセコムなどのホームセキュリティに加入していることが多く、管理人が常駐していたり、オートロックがあるなど戸建てよりセキュリティがしっかりしているので防犯面でも安心！

高層階だと窓からの侵入の可能性も低いし、窓を開け放して生活できる開放感も気に入っています。

3．24時間ゴミ出しなど何かと便利
マンションはゴミ置き場にマンションのゴミを一旦集積して、管理人さんがゴミ出しをしてくれるのが一般的で、これがめちゃくちゃ便利。

さらに、家の玄関前の掃除や自転車置き場の掃除なども管理人さんがしてくれます。回覧等も管理人さんが各住戸に配布、回収するのでとってもシステマチック。

4．荷物の受け取りが楽
マンションは大型に宅配ボックスもあって、宅急便の受け取り時間に制約されることがほぼなく、安心に受け取れるのは、ワーママ的には欠かせない。

かさ張る宅配サービスも玄関前に置いておいてもらえるので、受け取り時間を気にしなくて大丈夫。しかも、セキュリティ確保されたマンション内なので置き配でも心配なく利用できてました。

私にとって仕事と育児を両立させるためには、ネット通販、宅配サービスをフル活用する必要があるし、ただでさえ時間がないのに、家の管理系の仕事が増えるかと思うと、戸建ては絶対避けたい！ところ。

居室は多少狭いかもしれないけど、中高層であれば虫や人の視線などの問題もなく、明るく開放的に暮らせるのがなんと言っても魅力！なので、住むなら絶対マンションじゃないと。

戸建てに憧れパパの４つの言い分

一方、パパとしてはせっかくのマイホームならやっぱり戸建てがいい !マンションが便利なのはわかるけど、家族の城とするには戸建てがふさわしい。戸建てへの夢が膨らむパパの言い分はというと…

1．騒音とプライバシー的に気が楽
マンションはどうしても足音を気にしながらの生活になります。特に子どもがいると、走ったり、跳んだりを辞めさせるのは至難の業…泣き声や大声で叫ぶなんてことも。

また、逆に、下の階のベランダで喫煙した煙が部屋に入ってきたりすると、子どもの健康が気がかりになるなんてこともあります。
その点で戸建てはマンションに比べると居住空間に距離がある分影響が少ないと思われます。

2．駐車場や庭を確保しやすい
戸建てでガレージや庭を確保した場合は資産の一部として確保できるメリットがあります。

マンションの場合はそもそも空き家階数によって確保することすら難しいですが、仮に確保できたとしても、多くの場合は共用部のため月額使用料がかかります。

その点、戸建ては庭やガレージが購入価格に含まれてきます。だったら、結局その分支払っているじゃないか！となるかもしれませんが…都内のマンションの駐車場代って月額3万くらいするんです！30年住むと1000万以上支払うことになります。

一方、戸建ては建ぺい率などから敷地目一杯に建物を建てられないため、敷地の空いたスペースを駐車場等として確保することができると、ずっとお得かと思います。

3．資産として安定している
マンションは土地に所有権があったとしても資産の大部分が建物となるので、老朽化や陳腐化により資産価値の逓減していきます。
このことによって空室が増えていくと、ただでさえ経年に伴い高騰する管理費や修繕費の負担が大きくなる心配があります。

一方で、戸建ては木造の場合建物部分の資産価値はマンションよりさらに低減しますが、都内の場合、資産としては建物より土地の方が大きく、土地は建物よりずっと資産的には安定しているのは、安心感があります。

4．広くてぴかぴかの新築に住める
最近は同じ地域の中で比較しても、マンションより戸建ての方が安価で広い物件が多くなっているようです。そのため、希望のエリアで希望の広さの物件を探すと、マンションはどうしても中古になってしまいますが、戸建ての場合は新築に住めちゃいます。

しかも、建て売りじゃなくて土地で購入すれば、好きな間取りにすることも可能。

パパ的には、一生に一度の買い物としては自分の理想を実現できる自由度の高い戸建てがやっぱり魅了のよう。しかも、資産的にもより安定してるとなると、絶対戸建て！のようです。

絶対マンション派のママが最終的に戸建てを選んだ理由は？

ずっと平行線だった私たち夫婦の住まいへの思いが、どうやって収まっていったかと言うと、絶対マンション派の私が最終的に戸建てを選択するという結果になりました。

では、どうやってマンション派の私が戸建てを選択すことになったかというと…主に3つの理由があります。

1．理想の物件と出合えなかった
マンションは新築、中古問わずプランが出来上がったものを購入することになるのですが、気に入ったエリアで、希望の広さ、間取り、価格がそろった物件と出合えるかは、本当にご縁があるかないか。

特にファミリータイプの広めの物件は、都内だと数が少ないので、結局1年がっつりマンション物件を探してもなかなか納得できる物件と出合えなかったので、マンションへの諦めが付いた、というのがあります。

2．30年後売却できるか
希望の広さのマンション物件は築年数が古くないと希望価格に収まらないということもありますが、そもそも都内に築浅の広いマンション物件はすごく少ないんです。

そこで、築20年以上の物件を検討することになるのですが、ふと夫と都内で一生暮らすつもりないかも…と気づいたのです。私も夫も仕事が都内ですが実家があるわけでもないので、このタイミングで買うマンションに一生住むつもりがあるかとなると、微妙…です。

となると、20、30年後にさらに住み替えられるような資産性の高い物件でないとダメだ！という結論になりました。

築20年以上のマンションでも、リノベーションなどでオシャレに住めますが、30年後売却することを考慮すると人口減に加えて、リモートワークの加速などから、都内のマンション需要は今より厳しくなっていると思われます。

そんなご時世で、築50年以上のマンションがいくらになるのか…決して、30年後の住み替え資金潤沢とは言えなさそうですね。

3．戸建てでも便利に暮らす方法〜外注すればいいじゃん〜
戸建てに切り替える気になった最後の切り札は、戸建てでもマンションの管理費相当費用を払って便利にしちゃえばいい！ということです。

マンションが便利なのは建物の構造的な部分はもちろんあるのですが、管理費を支払って管理会社が面倒な雑務を代行しているからです。

じゃあ、戸建てでも家事代行とかで、外構掃除やゴミ出しなど外注しちゃえばいい！最近は、家事代行サービスが充実しているので、手軽に依頼できます。

こんなわけで、平行線だった夫婦の住まいに対する意見が無事（？）戸建てへとまとまったのでした。