ピアノがある生活

長男(当時4歳4カ月)は去年10月から習い始め、ピアノ歴9カ月。

そもそも息子からピアノをやりたいと言ってきたのではなく、親の希望で始まりました。主人は3歳から17歳までピアノ・私は3歳から14歳までエレクトーンをやっていました。音楽は人生を豊かにするだろうし、継続は力なりということを体得してもらいたいと思ったからです。

長男は、ピアノ大好き!!というタイプでは正直ありません。が、もともと真面目な性格であり、毎日30分くらい練習することが1日の中に組み込まれ、まだ練習していないと「今日ピアノは?」と聞いてくるようになってきた今日この頃です。

本心としては練習やりたくないと思っているかもしれませんが、やってないとなんだか気持ち悪い…と感じているようにも思えます。

練習は私がつきっきりですが、長男が集中しないでダラダラとした態度も結構あり(ピアノの先生に相談したところ、男の子あるあるだそうです)、私はなるべく褒めて長男のテンションを上げたり、逆に厳しい言葉を投げたり、時に私のほうが折れそうになることもあります。

それでも、少しずつ上達して自信をつけていってる長男を目の当たりにして、私も頑張ろうと思えています。

いざ本番!

先日、長男のピアノ発表会がありました。コロナ禍ということもあり、ゲストは親のみで、小さなホールで行われました。

今年4月に約3カ月後をみすえて難易度やや高めの選曲。一曲目が「インディアンのおどり(コルトー作曲)」、二曲目が「アンパンマンマーチ」で私との連弾。

長男はいつもの楽譜より音符が多くて細かくて「こんなのできない〜」と言うたびに、叱咤激励。約2カ月かけて弾けるようになり、ラスト1カ月は正確性(スタッカートや音の強弱など)重視で取り組んできました。

いよいよ発表会当日。これまで発表会があるとは聞いていたけれど、どんなものかよく分かっていなかった長男。会場の雰囲気から着くやいなや「緊張してきた」と言い始め、態度もソワソワ。緊張のあまり、曲の前後でするおじぎはガチガチ。

会場全体から応援するような温かいまなざしと笑みがわき起こりました。

私(母)の心境としては、緊張して泣き出さないか、緊張して弾けなくなってしまわないか…とにかく長男のことが心配でしたが、温かく近くで見守るのみ。

覚悟を決めたようにピアノを弾き始め、これまで練習してきた成果を披露した姿に心から感動しました!!

そして、私も連弾は今回が初めての経験でした。わが子と連弾できるなんて、なんて幸せなことでしょう。そんな想いをかみしめながら、一緒に弾いていました。

習い事について思うこと

実は長男がピアノを習い始めた同じタイミングで、私はピアノの練習を始めました。ずっとエレクトーンをしていたとはいえ、ピアノとエレクトーンはまったく別物。でも楽譜は読めるので、長男の練習の前後に私も弾いています。そして、主人もピアノを再開しました!

子どもが自ら希望して習い始めたことならともかく、今回のように親の希望で子どもが何か習い事を始める場合、私は子どもと一緒に取り組みたいと思います。親の背をみて子は育つ、と信じて。

私が幼い頃、母親は音楽をやってなく、私に「エレクトーンの練習しなさい!」、と言ってくるだけでした。ずっとエレクトーンを楽しいと思えませんでした。

一方、主人の母は自分の子ども達と一緒にピアノを習い始めました。「母親はピアノの練習に厳しかった」、という主人ですが、自分の母も練習している姿を間近でみてきて、今でもピアノが好きです。

この違いをひしひしと感じ、これからわが子が始めることは私も興味もってチャレンジしたいなと思ってます!それが私なりの習い事への向き合い方です。

親と子で共通の趣味があるって、ますます人生が豊かになりそうじゃないですか^^

crown weekly ranking

この記事を書いたブロガー

ブロガー一覧 arrow-right
エシカルマンマさん

家族:夫、息子2人(2歳・5歳)
宮城県仙台市出身、東京都在住。2011年の東日本大震災をきっかけに、エシカルな仕事をしたいと決意。2015年に一般社団法人エシカル協会の立ち上げから携わり、エシカル消費の普及啓発の活動をしています。エシカル子育てを日々考え、楽しみながら試行錯誤中。

エシカルマンマさんの記事一覧 v-right