一気に上がった熱

「おいしい、すっとして気持ちいい」と果物を食べながら呟いていたが、1時間くらいすると噴水のように一気に吐き出してしまった。熱は39度に届きそうになっている。

頭が熱い、熱いと苦しそうに訴える子どもに保冷剤やらなんやらできる限りをつくし、お父ちゃんに冷却シートと経口補水液とゼリー飲料をお願いした。

以前、熱中症になった時に医者に「吐き戻さないように水分をとらせるにはひと匙程度を数分おきに」と教えてもらったことがあったので、今回も少しずつにした(もっと一気に飲みたいとせがまれたけれど)。

こまめに冷却シートを貼りかえ、氷枕を用意し小児用解熱剤でとりあえず次の日を待った。翌日、病院の個室に通されベッドに横になって抗原検査とPCRの検査を両方とも受ける。

検査の結果が出る前に医師の診察を受けた時には、症状はまさに胃腸炎と同で今時期に感染症胃腸炎もはやっていますとお話しされた。けれども抗原検査で陽性判定を受けてコロナということになった。

そしてこの時が一番つらそうだった。慣れない場所でいつまでかかるのか分からない不安も相まってか熱は40度まで上がっていた。

病院で診てもらえたので

保健所などへの連絡、同居家族の検査についてはスムーズに行われて、私は電話やメールでその報告を受けて指示に従うだけだったので何の手間もなかった。市から迅速に届けられた食料とパルスオキシメーターは本当に助かったなぁ。

熱も帰ってきて処方された解熱剤と吐き気止めを飲ませたらかなり楽になったようで本人もゆっくり休むことができた。

ただ、吐き気は続いていて問題なさそうに見えて(本人がそう思えても)、いざ口にしてみたら結局吐いてしまうことも数回あり、父母で役割分担は徹底させた状態をキープした(お父ちゃんは感染しないように徹底した。私は汚物処理班に回った時点で頑張りはしたものの諦めてもいました)。

喉が痛いと訴えた日から3日後、熱は落ち着き痰と咳が出ると時折、不快そうにしてた。

そして4日目になぜか1日中眠り続け、しかも大量発汗しながらずーっと眠り続け、起きたら憑物が取れたかのようにスッキリした表情を見せてくれましたが、その落ちた憑物が今度は母ちゃんにつきました(涙)。ちなみにウチの場合子どものような高熱にはならなかったものの、私の方が発熱期間は長引きました。

たっぷり10日間療養期間を経て久しぶりに外に出た時、体力があまりになくて昼寝必須の生活になりました。

オマケ〜私(母)の場合〜

ある時「あ、感染してるな、2日後には出るなこれは」と何かキャッチする。

熱が出ても問題ないように、大急ぎで残っている仕事を片付け仕事仲間への連絡を行ってから引き続き、子どもの看病に戻りました(この時もお父ちゃんとは同じ部屋にならないようにして、アルコールスプレー持ち歩いて自分の通り道すべて消毒しました)。

そして、翌日にゆっくりとあがり始めた微熱も2日後にしっかり発熱の大台に。高熱にはならなかったものの、微熱程度から38度台までを行き来し続けました。

加えて全身の関節痛。5日くらいして熱が落ち着きだす頃に喉の痛みと咳、その後(汚くて申し訳ないのですが)痰。固めの痰が出続けました。

ところが!すべての症状が落ち着き、療養期間も終えて無事解除となってからがもうひと勝負あったのです。

まず頭がボーッとする。思考回路が故障している感じ、ご飯を作るのにもフリーズしてしまう。ミーティングなど複数人が話している場では、声が聞こえづらくなり突然プツン、と耳に入ってこなくなりました。PCが固まってしまうイメージです。

決め手は、体力の激減!すぐに息が上がってしまうのです。そんなモノを抱えながらの通常生活というのが、これこれなかなかのモノです…。

私たちの夏を返してー!

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ぶーやんさん

1児と猫の母。グラフィックデザイナー。息子と山登りはじめました。

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