子どものしつこい痒みを防いだのはど基本のスキンケア

まず、わが家の子どもたちの肌の状態についてです。上の娘も下の息子もアレルギー体質で敏感肌ですぐ痒くなる体質です。どのくらい痒くなるかと言うと、1、2歳の時は何度も夜中背中の痒みで泣いて、起きて、30分くらい背中の痒いところをさする毎日でした。それが無くなったのは、今のスキンケア方法にしてからです。といっても、ものすごく当たり前のスキンケアです。

《わが家のスキンケア》
1.小児科にかかる
2.ステロイド入りのローションと保湿剤を処方してもらう
3.風呂あがりにたっぷり塗る

アトピー性皮膚炎や敏感肌の当たり前のスキンケアですよね。でも、このスキンケアには1点だけコツがあります。それは「症状がなくても塗り続ける」ことです。ステロイドを塗り続けるって何となく抵抗はありませんか?それで、私は痒みや肌荒れがなくなると、プロペトやヒルドイドなどの保湿剤だけに替えていました。もちろん、病院に診察した上でなので、ある意味医師の診断に基づいてやっていました。

でもしばらく(2、3カ月くらいかな)すると、またぶつぶつが出てかゆくなって、慌てて薬をもらって塗るのですが…一度痒くなってしまうと毎日薬を塗っても痒みが治るのに1カ月とかかかるんです。

ところが、ある時診察してもらった皮膚科で言われたのが、「触ってザラザラしてるのは、アトピー性皮膚炎で肌が炎症してる症状だから、こういう状態でステロイド止めたらダメだよ」ということでした。

正直、子どもの肌がザラザラなのはサメ肌くらいにしか思っていなかったので、まさか荒れているとは思いませんでした。これをきっかけにステロイド剤入りのローションを早めに切り上げることをやめたら、驚くほど肌がすべすべに。

スキンケアを間違えてしまうのは親心?

こんなド基本のスキンケアを何ですぐやってあげられなかったのか…。ステロイドを早めに止めたらダメなのは基本だよね…そう、わかりきっていることばかりだけど、意外と難しいのが敏感肌あるいはアトピー性皮膚炎のケアなんです。その原因の一つは、ステロイド剤を大量に使いたくない、という親心かもしれません。

ステロイド剤は医師の診断をもとに適切に使用すれば、問題ないとは言われているものの、親も塗らずに済むならやめたいと思うからか、医師によってはもう大丈夫というタイミングが早めだったりすることもあります。

もう一つの原因は、皮膚の状態を正確に判断できていないこと。例えば、痒みがひどくて皮膚科へ行って、1カ月分の薬を処方されました。1カ月塗り続けたら、痒みがおさまったので治った…と思っちゃいませんか?しかも、都内の皮膚科は激混みなので症状がおさまってるのに子連れであえて行きます?

私は行きませんでした。でも、本当は炎症はまだ続いていて薬はまだ必要な状態だったのです。この時の皮膚の状態は、触るとざらっとしているけど痒みも赤みもない感じで、例えると鳥肌が立ってるかなくらいでした。なんか痒みがぶり返すと思ったら、もしかしたら炎症が治りきっていないのかもしれません。

夜中に塗り薬を塗っても痒がる子どもの背中をさすったり、冷やしたり…今は全くないです。今思うと基本じゃん!と思いますが、たどり着くまで多分3、4年かかりました。しんどかった。

辛い痒みのある子が、良くなりますように!

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ナフォリタンさん

東京下町在住、8歳女の子、5歳男の子のママで技術系フルタイムワーカーです。 旅行(20か国ほど)、スノボ、茶道など趣味多めですが、今は子どもと過ごす週末を楽しくすることが一番の歓びです。そんな週末の発見や体験など、等身大レポをお届けしたいです。

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