自宅出産って実際どうなの!? 穏やかで幸せな3人目出産レポ

3人目を自宅出産しました

今日も家事に育児にお仕事に…お疲れさまです。3歳＆2歳の年子と、3カ月子育て中の かきお あきな です。1人目は病院出産、２人目は助産院出産、そして3人目は自宅出産を経験しました。

1人目も安産ではあったのですが、わたしの中で納得がいかず、痛くて苦しいお産だったので、それをきっかけにいろいろと調べ、より自然で心身ともに楽なお産として最終的に自宅出産にたどり着きました。助産院出産でも驚かれることが多いので、自宅出産と話すとかなり驚かれますが、日常の延長にあるお産は家族も一緒でとても安心でき、穏やかで幸せなお産でした。

今は病院出産が一般的ですが、助産院や自宅出産のよさも知ってほしい！と感じたので綴ります。

自宅出産を選んだ理由

一番大きなきっかけになったのは２人目を助産院で産んだことでした。病院とはまるで違い、妊婦健診の時から同じ助産師さんが出産までずっと寄り添い、心身ともにサポートしてくれました。ここでは書ききれないので割愛しますが、次男の妊娠期間は、食事や身体づくりだけでなく、メンタル面のセルフケアや、おなかの赤ちゃんとのコミュニケーションにも意欲的に取り組みました。

その結果、１人目の時の「出産は、痛くて苦しくて怖い」というイメージが180度変わり、「出産はこんなに心地よいんだ！またすぐにでも産みたい！！」という感覚を味わうことができました。

また、心身ともに健康であれば「本来女性が持っている力で産めるんだ！」と初めて体感しました。産後の体もかなり楽でした。会陰もほどんど傷つかなったのですぐに座ったり歩くこともできました。そんな２人目の出産を経験し、自分と向き合い自分を信じることで、「自分と赤ちゃんの力で産める！産みたい！」と感じたので、3人目は自宅出産を選びました。

その他に、自宅出産は、助産師さんが来てくれるので、陣痛中にわざわざ産院まで行かなくていいこと、家族も自然なかたちで立ち会えること、胎盤がもらえること、も大きな決め手となりました。では、実際にどんな感じだったのか時系列で紹介します。

3時間の安産

3:00頃　
寝ていたらいつもより強めの張りで目が覚める→そのまま経過観察→測っていないけれどおそらく10~15分間隔な予感

3:30頃
2階で家族と寝ていたので、痛みが強くなる前に1階へ移動。夫にも声をかけて起こす。

3:33~4:20
アプリで陣痛間隔カウントしてみる。15分、10分、5分、3分と間隔はバラバラ。痛みもあるが会話もできてまだ余裕。

4:20　
助産師さんに電話。寝られるなら寝て、あと1時間くらい様子みて変化があればまた電話くださいとのこと。2階で寝ていた長男が起きてきて、陣痛中のわたしの布団にイン（笑）。ソワソワを感じていたけれどすぐに熟睡。

4:30~5:50
長男と一緒に布団に横になりウトウトしながら陣痛カウント継続。10分〜5分間隔になり、痛みも強まってくる。

5:54~
助産師さんに電話。状況を伝える。向かいます！とのこと。横になる姿勢が不快になり、ソファーにもたれて四つん這いスタイル。便意のようなあの赤ちゃんが降りてきてる感覚が強まり、夫にお尻を押してもらい、息を吐くことを意識していきみ逃しにとにかく専念。5〜3分間隔。

陣痛の波がおさまっている間は全然痛くない。陣痛はもっと痛かった記憶があり、この段階でももしかしてまだまだ長くなるかな？と思っていました。

6:30頃
長男起きる。いつもと違うママの様子に少し驚く表情。赤ちゃんもうすぐ産まれるよ〜というと、手を握ったり、頭を撫でてくれました。3歳なのに頼もしい！！

6:45頃
いきみ逃しでほぉ〜！と息を吐いていたら、パチンっバシャっと破水！生ぬるい羊水でズボンがびしょ濡れになる。床一面水浸し？！ぐらいの感覚で驚いた！笑（実際はズボンが濡れているだけでした）

このあと、2歳の次男を夫が起こして1階へ。驚きつつも、長男よりもしっかりと手を握ってずっと顔を見てくれたことに感動。わたしも笑顔を返す(*^^*)長男グズりだし、お菓子やYouTubeを請求しはじめる（笑）。

6:50頃〜
助産師さん到着！さっき破水したと聞き、バタバタと準備。布団に防水シーツなど敷いたり、お湯を沸かしたり、タオル用意したり…布団の上にスツールを置いて、さらにクッションを置いてもたれる姿勢でいきみ逃し〜！どんどんいきみたい欲が強まるけど、ひたすらほぉ～っと息を吐いて逃す。(我ながら上出来だと思っていました、産道を降りてきてる感覚が分かったので、赤ちゃんに一緒に力を合わせようね！その調子！もう少しだね！と心で話しかけてました)

体をもう少し立てた方がいいとのことで、スツールから夫の肩を借りる大勢にチェンジ。定点カメラにしていたけれど、長男がカメラマンやりたい！といって自撮りを始める（笑）。夫、片手にGoProで撮影。上の子たち、その辺でウロウロしてたのかな？笑

7:23　発露
(赤ちゃんの頭が腟から見えたままになった状態（ひっこまない）)

7:24 誕生

日常の延長で赤ちゃんを迎える幸せ

陣痛中の上の子たちの表情や、いつものようにお菓子をねだる様子も(笑)、自宅出産だからこそ味わえたかけがえのない宝物になりました。何より、新しい命の誕生の瞬間を家族全員で迎えられたことがうれしかったです！これから出産の方、2人目以降を検討中の方、助産院や自宅出産もぜひ選択の一つにしてみてはいかがでしょうか。