来年小学校入学を控える息子は、発達面で課題があり年少さんから療育に通っています。小学校はやはり支援学級へと準備を進めていたのですが、書類提出にむけて受けた発達検査で思いのほか結果がよく、まさかの「普通級でも大丈夫」という判定をもらいました。

療育に通ってグンと伸びてた!IQだけ見れば普通級でも大丈夫?!

療育スタート時、3歳9ヶ月時点での発達検査ではIQ80の判定。当時療育の主治医から、小学校では概ねIQ80〜120の子が混在しているけれど、ついていくにはIQ85はほしいところという説明を受けていました。

保育園生活や療育でのサポートもあり息子の成長は感じていたものの、小学校で普通級に通うのは難しいと考えていたため、4月から就学相談にもかかり近隣の支援学級の見学なども行ってきました。(じつは就学相談員の方にも、普通級でも良さそうとは言われたのですが)

そうしたなか、支援学級への入学申請のために依頼して行った発達検査。年長さんになってなんだかグングン伸びてきているなとは思っていたのですが、まさかの『年齢相応』という良結果でした。

この結果だけ見ると支援学級へとはならないとのこと。追加でもう少し詳しく凸凹が見られる発達検査も取ってもらったのですが、それでも支援学級にするか悩ましいという結果でした。

普通級から支援級に途中で変えることは難しくないけれど、支援級から普通級に変えるのは難しいという事情を加味すると「板書についていくのが難しいと思うけれど、一年生のうちはまず普通級でスタートしてみてもいいかもしれない」というのが療育の主治医の評価アドバイスでした。

息子を過小評価していたのかもという葛藤も

そもそも、息子の発達面の課題はおそらく生後6ヶ月に罹患したウエスト症候群という病気が原因。かなりの確率でなんらかの精神運動発達遅滞が起こるとされている病気なので、家族としては「発達がゆっくりなのはやむなし。本人が元気に楽しく過ごせる環境を」と考えてきました。

でも、発達検査の結果を見て、もしかしてウエスト症候群だから仕方ないと決めつけ、息子の力や可能性を過小評価してあきらめてしまっていたのでは…という考えが浮かびわからなくなってしまったのです。

普通学級で頑張る?支援学級で本人のペースに合わせる?

息子はかなりマイペース。その上打たれ弱く、保育園も登園拒否気味です。

転籍できるとはいえ年度の途中では転籍できないので、普通学級で挫折した場合そのまま登校拒否になったり、自己肯定感を著しく低下させたりする可能性もあります。

「この選択で息子の将来がだいぶ変わるぞ‥‥」と思うと、なかなかすんなり決められません。

療育の訓練担当の先生や保育園の先生に相談

参考として、療育の訓練担当の先生や保育園の先生のご意見も伺ってみることにしました。

3ヶ月に一度しか会わない療育の主治医よりも、月に2回じっくりトレーニングしてくれている療育の訓練担当の先生のほうが息子の性格や特性をよくわかっていると思ったのです。

療育の訓練担当の先生からは、一対一で丁寧に接することで伸びてきた点や、登園拒否気味である点などから少人数で丁寧に接してもらえる支援学級のほうが合っていそうという意見をいただきました。

保育園の先生からは、小学校になりたてだとまわりのみんなも自分のことで一杯一杯なのでお友達からのサポートは期待できないと思ったほうがいい。移動教室や体育の着替えなどがネックになるため、小学校の先生とよく話をして親がサポートする必要が出てくると思うと意見をいただきました。

サポートのために、PTA室に待機していた親御さんもいるとの話を聞き、ちょっとびっくりでした。

悩んだ末の選択は「支援級」

そうこう悩んでいるあいだにも、息子のメンタルが整わず癇癪がひどかったり登園拒否がひどかったりといった日々が続きました。

息子をよく見てくれている療育の訓練担当の先生や保育園の先生のアドバイスもあり、勉強面よりもきちんと向き合えることを大切にして、やはり支援学級でとの結論にいたりました。

小学校選択で道は結構変わるし、今後の進学や就職への影響もあるけれど、健やかにさえ育っていればやりようはいろいろいろあるはず。これからも息子の成長をしっかり応援していきたいなと思っています。

選択は難しいけど、応援あるのみ

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猫間まみさん

2度目の育休復帰に挫折。ウエスト症候群のムスコ(5歳)の成長を見守りつつWEBライターとしてゆるっと生きる2児の母(自画像ネコ)。特技(?)のズボラ家事で時短しつつ、しっかり者のムスメ(8歳)と会社員のパパ(画:ひつじ)とともにゆかいにくらしています。

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