毎年11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」

ご存知ですか。こども家庭庁では、毎年11月を「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」と定め、家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、期間中に児童虐待防止のための広報・啓発活動など様々な取組を集中的に実施しているそうです。
※令和4年度までは厚生労働省において「児童虐待防止推進月間」として実施

たしかに毎年この時期、子どもを虐待から守るためにと書かれたパンフレットが保育園や学校で配布されていました。この児童虐待防止のパンフレットを見るたびに思い出される、人生においてショック過ぎるできごと。それは忘れもしない今から6年前、2017年9月。

それは何の前触れもなく、突然やってきた

当時子どもたちの年齢は、長女・小学1年生、次女・3歳、三女・1歳。長女はおなかの風邪、三女は熱が下がらないということで二人を連れ、小児科を受診した帰宅後に起こりました。

小児科を受診しクタクタになって帰宅後に事態は起こった

もうヘトヘトで帰宅した際に来客があった模様。まだ同居をスタートしたばかりの夫の母が「何だか役所の方がみえていて、話がしたいそうよ」とのこと。えっ!? これから夕飯の支度などめちゃくちゃ忙しい時間に何だろう?と思い、とりあえず出てみると門の外には女性が二人立っていました。

謎の女性二人は児童相談所職員

「すみません、最近この近所で夜7時~8時に子どもの泣き声がするというのを聞いてきたのですがご存知ですか?」とのこと。どう考えてもうちだわ(汗)。近所は年配の人が多く、小さな子どもがいるのはうちくらいかなと。当時、まだ越してきたばかりで近所のことをほとんど知らず、そんな考えしかありませんでした。

ふと頭をよぎった「虐待の疑いで通報された!? 」

ピンと来ました。近所で虐待だと思われて通報されたのだと。ショックでした。本当にショックでした。ちょうどこの時期、次女と三女が立て続けに熱性けいれんとなり、度々救急車で搬送されたことも関係していたのかもしれません。毎日同じ時間に子どもの泣き声、さらに立て続けに救急車が来るなんて、アレ?って思いますよね。

度重なる子どもたちの看病による疲れと、つい今し方、長女と三女を前と後ろの自転車に乗せ病院受診し、もう身体がクタクタのところにまさかの虐待の通報を受けたという話…奈落の底に突き落とされたってこういうことなのかしら…。

泣き声の原因はお風呂

夜7時~8時は、夕飯を終え子どもたちをお風呂に入れる時間。だいたいその頃になると三女は眠さの限界でグズるんです。でもここでお風呂に入れないと寝る時間がどんどん遅くなってしまうので入れます。その際の泣き声が虐待と思われて通報されたようです。風呂場は特に響きますしね。その旨を伝えると納得してもらえ、「何か育児のことで困ったことがあればいつでも相談してください」と言って役所の人は帰っていきました。

なんか悲しいし悔しいし、どうにもやりきれない気持ちでいっぱいで…働きながら一生懸命子育てしているのに、虐待していると疑われて本当にショックでした。

通報されて以来、近所の目が怖くなる

通報されて以来、子どもが泣いたらまた通報されるんじゃないか…と近所の目が怖くなってしまいました。子どもがいない近所の人には子どもの声や泣き声はうるさいとは思いますが、それを虐待では?と通報されてしまい、なんだか人生においてショック過ぎるできごとでした。

わが家だけではなかった!身近にいた「泣き声通報」された家庭

それから2年後。三女の友達とママがわが家に遊びにきてくれました。子どもたち同士遊んでいるとキャーキャーと賑やかな声。その際、友達のママが「〇〇ちゃん、そんな大きな声出しちゃダメ。また通報されちゃうよ」と。えっ!? 通報?まさかと思いたずねてみると、2年前くらいに近所の人から通報され、児童相談所の職員が訪ねて来たそうです。

あれ?そういえば同じ時期にうちも!? 友達のママいわく、子どもの機嫌が悪くグズってしまい泣いていたところ、通報されてしまい大変ショックを受けたとのことでした。思わず「うちも通報されたことあります(泣)」とその時の経緯と非常にショックだったことを話しました。まさか、こんな身近に仲間がいたなんて(泣)。

虐待通報の誤報はあなただけではありません

通報しなければ、もしそれが本当に虐待だとしたら子どもの命にかかわる、ただしそれが誤報だった場合、心底傷つく親がいるという事実…何をもって虐待通報とするのか、判断基準は正直難しいです。

なぜ今回の記事を書こうと思ったのか、それはネットで検索すると私と同じようにショックを受けている親が結構いると知ったからです。虐待通報の誤報はあなただけではありません。わが家も同じです。それを知っただけでも少しでもショックを和らげてもらえたらと思います。

さて当時、児相の人が来た後、すぐに夫と三女がお風呂で大泣きしない解決策を話し合い、結果「帰宅後すぐにお風呂に入る」ことにしたら、お風呂場で大泣きすることはなくなりました。その解決策が功を奏したのか、その後児相の人が訪ねてくることは一度もなかったです。

わが家だけじゃない 誤報の虐待通報

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ゆずミン♪さん 『3姉妹あるある』なら、おまかせ!自身も3姉妹の3姉妹ママ

11歳(女)、7歳(女)、5歳(女)。
癌サバイバーを経た3姉妹の長女が3姉妹の母となり、気がつけばワーキングマザー歴10年。現在は夫婦それぞれ習い事等で自分磨きに勤しむ余裕!?も。
ワクワクするようなライフハック情報をお届け出来たら嬉しいです。

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