副作用が強いと噂の点滴「マグセント」を2カ月以上ほぼ24時間つないでいました

ひまわり♪です。さて、私の切迫早産ブログも佳境に入ってまいりました。このピンクの点滴が私の相棒マグセント。隣の点滴はマグセントの血管痛を緩和する為のいわば水みたいな点滴ソルアセトです。これのおかげで幾分かマグセントの血管痛がマシになったので感謝しています。

切迫で入院することになった妊婦さん、もしくは自宅安静で不安な妊婦さんに、これはどうしても伝えたい!!ネットで調べると絶対に出てくるといっても過言ではない、入院して安静以外の治療法、点滴1「ウテメリン」、点滴2「マグセント」。

人によりますが、私はウテメリンが合わず副作用が酷い。そして前回の出産の高血圧を考えると非常に相性が悪かったので、マグセントをずっと繋いでいました。これも妊婦の状況によりますが、おなかの張り具合や出血などでウテメリンとマグセントを両方繋ぐ人もいます。

切迫で入院すると、張りを抑えて赤ちゃんをおなかに留めておくために、大体この2つの点滴で治療が始まります。ですが、治療していたとしても絶対に赤ちゃんが出てこないという保証はありません。それでも張りを最小限に留めて1日でも長くおなかにいてもらうために、点滴治療と安静の治療が始まるわけなのです…。

点滴は24時間繋ぎっぱなし!? と思うかも知れませんが、これも人によりますが、私の場合はシャワーの約30分間だけは、毎日点滴を取って可でした。シャワーに行く前にナースコールで点滴を外してもらい、シャワーから上がったらまたナースコールで点滴をつないでもらいます。それ以外はトイレもごはんも寝ている時も洗顔もずーっと点滴と共に過ごします。シャワーの間におなかは張らないの!? という疑問も生まれると思いますが、ここがマグセントのメリットなのです。

マグセントのメリット

マグセントのメリットをぜひ皆さんに知ってほしいです。強いだけの点滴というイメージがついてるマグセントですが、これを知っていたら気持ちも違うかなと思います。

※入院中に薬剤師や主治医に質問して聞いたことですが、専門用語などは忘れている面もあるので、そんなようなニュアンスなのかと思って読んでもらえればと思います

1.マグセントは体内のマグネシウムの血中濃度を治療範囲内に上げて、おなかの張りを緩めるもの

ですので少しの時間点滴を外したからといって、体内の血中濃度がすぐに変わるわけではなく、仮に点滴を外しても4時間くらいは大丈夫です。私はおなかが張った日などはシャワーの後速攻で点滴を繋いでいたのですが、このことを知ってからは、おなかが張っていたとしてもすぐに繋がなくても良いのだと思えました。

というか、おなかが張ったとしても対処しようがないのです。マグセントは量を上げた際には必ず血中濃度をみないといけないので、採血が入ります。効きすぎると血中濃度が上がるのである意味危険も伴うのですね。なので、治療範囲内にマグセントの数値がきちんと入っていたら、それ以上上げすぎはダメです。ただマグネシウムの血中濃度が治療範囲内に入っておらず、繋いでいても効果があるのかないのかというところでおなかが張っていたら、上げる場合はあります。

2.マグセントは血圧をなだらかにする作用もある
これは第1子の際に重度高血圧で搬送されている私としてはかなり朗報です。ガッツリ下げすぎることはないけれど、ある程度一定にする作用もあるらしいです。

3.赤ちゃんの脳などの発達を促す作用も微量にある
マグセントで成長する!とまではいえないですが、マグセントを入れることで赤ちゃんの発達にも良い効果があるそうです。

この3つがメリットだなと私は思いました。

マグセントのデメリット

これはネットで検索してもよく出てきますが…

1.マグセントを初めて入れる際、一気に濃度を上げて入れないといけないのですが、その際に腕がちぎれるのかな?腕の陣痛なの?というくらいに激痛。血管痛というらしいです。最初は腕が筋肉痛くらいの痛みでしたがどんどん痛くなって、なんじゃこりゃという感じでした。私はさらに動悸に眩暈に大変なことになりました。このまま、どこかにぶっ飛んでしまうの?と思うくらい。

2.意識朦朧とほてり
更年期のホットフラッシュと同じような感じなのかなという印象で、熱はないのに顔がほてり、ほっぺが赤い。私の場合は頬と耳が熱い…熱い…とうなされる感じ。そして意識朦朧というのは、オール明けみたいな感じがずっと続くイメージです。視界がふわふわみたいな。これは3週間くらいで身体が慣れて気にならなくなりました。(マグセントの濃度を上げると再発しましたが)

3.たびたびくる血管痛
長期入院すればするほど血管も脆くなって差し替えも多くなるのに加えて、最初にマグセントを入れた時に来たような血管痛との闘いでした。保冷剤を腕に当てると多少マシ。でも…そこから1mmでも動けば、ううう〜と唸るくらいの痛み。

血管痛だけならまだしも、針を刺してもすぐに腫れて差し替えが増えて、差し替えたところが腫れてるのに反対側の腕に点滴をいれたら、そこは血管痛。シャワーで一回点滴を取って、またマグセントを繋ぐと激痛に戻って、痛い…痛い…と30分くらい泣いて過ごすこともありました。

両腕を上げて動かしたら激痛。トイレに行くのに泣くという。なぜか心臓よりも低い位置に腕を置くとさらに痛くて手が洗えず、水を手でパシャっと飛ばして洗っていました。入院後半はそんな感じでした。それが本当に辛かった。水を同時に流すと血管痛がマシになったので、緩和のための水を入れてもらってなんとかやっていました。

補助の人にも毎回保冷剤を持ってきてもらい、アイスノンを腕に固定できるようネットに。長期入院だと看護師さんや助産師さんの顔と名前も一致し、誰がどんな性格でどれくらいの年数働いてるのかまで把握できてしまうので、いろいろな人に話を聞いてもらっていました。

マグセントは確かにきつい。でも私の切迫ライフの相棒だった!

今となればなのですが、このマグセントは私に取って相棒でした。これがあったから、おなかに赤ちゃんを留めておけて、37週で奇跡的に産むことができた。ありがとう、マグセント。確かに血管痛はすごかったけど、一緒に頑張ってくれたね、と思います。

不安な妊婦さんも多いと思いますが、メリットもぜひ知っておいてもらいたいなと思ってブログを書きました。少しでも参考になればと思います!

※記事の内容はあくまで個人の体験談になります。治療や薬については必ず主治医にご相談の上、指示に従って対処してください

マグセント メリット知って 相棒に

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ひまわり♪さん

音大ピアノ科卒、元幼稚園教諭、現保育スタッフ。現在産休中、二児の母。子育て真っ最中のひまわり♪です!

以前はリトミックイベントを開催!今年はママ向けのイベント開催と保育士の資格を取ることを決めました♪イベント情報を集めて参加することが大好き。

ちょっとしたモデル経験もあり。甘い物も好き♡

特色としては、音楽や子育て、保育に関することも皆様にお伝えしていきます♪子育てを一緒に楽しみましょう!!

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