小さな症状も見逃さないで!子どもの病院受診で私が後悔したこと

娘が4歳の頃、足の裏にぽつっと、マメのような吹き出物ができました。最初は小さくて気がつかなかったのですが、「足の裏が痛い」と娘が言うので見てみると、3mm程度の小さな吹き出物が。「バイ菌でも入ったかな。皮膚科に行ってみようね」と娘に約束した私。

何と、それから数カ月が過ぎてしまいました。病院は混んでいる、受診のタイミングが難しい、なかなか時間が取れない、他にもやることがたくさんある、などなど。いろんなことを考えて結局皮膚科を受診したのは娘が痛みを訴えて数カ月が経ってから。

根底には「大したことはないだろう、しばらく経ったら自然に良くなるのではないか」という私の勝手な期待がありました。

そしてやっと受診した皮膚科で告げられたのは「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」。いわゆる「いぼ」でした。パピローマウイルスによるもので、小さな傷などがあるとそこから皮膚に入り込み、基底細胞に感染していぼを作ると考えられているそうです。

魚の目やタコとよく間違えられますが、よく見ると細かくブツブツのようになっています。大きくなったり増えたり、身体の他の部分にうつることもあり、自然に消えることは稀とのことでした。

この治療はマイナス196度の液体窒素で瞬間的にウイルスを凍結させて死滅させる凍結療法なのですが、凍結治療時に痛みを伴います。小さな子どもにはなかなかの痛みです。また、完治までは数カ月から1年近くかかることがあり、継続治療が必要とのことでした。

それを聞いた時に私が感じたのは「もっと早く受診すれば良かった」という後悔でした。いぼが今の大きさくらいになっていなければ、もっと早い段階で治療が終わっていたでしょう。症状に気がついてすぐに受診すれば良かった。細かいブツブツに気がつくぐらい、もっとちゃんと娘の症状を見ていればよかった。そうしたら、娘にこんなに痛い思いを何度もさせることはなかっただろうに。

いろいろな理由をつけて先延ばしにしていましたが、どれも病院に行く手間を面倒がった私の言い訳にすぎませんでした。その結果、この小さな子に本来は不要だったかもしれない痛みを与えることになってしまったことを、私はとても後悔しました。

とは言え、人の性質はなかなか変わらないもの。今後も私は子どもが訴えるケガや傷に対して「大したことないでしょ」と甘い考えを持つと思います。そんな自分を自覚し、この件を教訓にして、症状に気がついたらできるだけ早い段階で受診することを心掛けたいと思っています。

あれ?と思ったらすぐに受診。早い段階で動ける親でいたいと思う今日この頃です。

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anoneさん 麹調味料に夢中!手づくり保存食オタク、2女のママ

子どもの添い寝で21時に寝て、夜中に起きて晩酌を始める強い胃の持ち主。くだらない深夜番組が大好きです。お酒はハイボールが好き。最近マシンピラティスとパン教室に通い始めました。子育ての息抜きはドラマ鑑賞とマンガと雑誌。タブレットが大活躍です。

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