花粉症辛いですよね…

こんにちは。調剤薬局で働く薬剤師で2児の母のママと子どものおくすりやさんです。

花粉症の人には毎日つらい日々が続いていますね。今年は例年より花粉の飛散量が多いとニュースで知りました。また、2月上旬の早い時期から症状が出ていると花粉症の薬の処方せんを持って来局される患者さんも多い印象を受けます。

これがゴールデンウィーク頃まで続くと考えると本当にげんなりですね…。(私自身は今のところ花粉症でなくて本当に良かった…)

その花粉症の薬、効いていますか?

2回目以降の花粉症の薬の処方せんを持って来局される患者さんに効果を確認するのですが、良く効いている人もいれば、あまり効果を感じられていない人もいます。また、飲み始めたばかりは効いていたのに、飛散量が多くなってきた3月頃から効かなくなってきた人もいたり。

そこで、飲み薬を飲んでいるのにいまいち十分な効果が実感できていない人が意外と多くいるのではないか?と思うようになり、そういった人に少しでもお役に立てたらと思い、今回このテーマで書くことにしました。私が薬局にて花粉症の薬を渡している際に実際に伝えている内容です。

【対策その1】種類を変えてみる

実は花粉症の薬の1番基礎の薬、抗アレルギー薬の中の抗ヒスタミン薬(アレグラやアレジオンなど)にはたくさんの種類があります。

この薬、合う合わないかなりの個人差があります。職場の薬剤師スタッフも花粉症の人が半数いるのですが、皆それぞれ飲んでいる抗ヒスタミン薬が違います。「私にはコレは効くけど、あなたには効かないのね」など。効果がいまいちなときは他の種類の薬に変えてもらうこともいいのではないかと思います。

【対策その2】他の薬も併用する

毎日飲む抗ヒスタミン薬は変えず、それに合わせて飲み薬以外の薬や他の系統の薬を併用していきます。これもまたタイプが何種類かあるので分けて説明します。

◆症状がある箇所に点鼻や目薬を使う
・点鼻を使う場合には直前によく振らなくてはいけないタイプのものあるので、説明書をよく読んで使ってください。また、点鼻によっては1日1回のものや2回ものもあるのでご注意を!最近は1日1回、1回2噴霧のタイプのものが多い印象です
・目薬は基本開封後1カ月です。何カ月も前のものは衛生面の観点から使用を控えた方がいいでしょう。こちらも点眼回数にはご注意を!

◆鼻水の症状がひどい時飲み併用する内服薬
このタイプのものは一般的にキレはいいですが、眠気や口の渇きの副作用が強いのでご注意ください。また、緑内障の人は注意が必要です。

◆鼻づまりがひどい時に併用する内服薬
エフェドリン含有のものは鼻詰まりに有効なのですが、連用すると不眠の誘発や血圧上昇のリスク、他にも諸々な影響があるので短期間で止めるように。

他には、喘息で使われるタイプのものが鼻詰まりに有効な薬もあります。このタイプのものは副作用も比較的少ないので長期で併用する場合も多いです。

効果がないとはっきり伝えましょう!

まずは、効果を感じられてないことを正直に医者に話すべきだと思います。この基本中の基本が意外とできていない人が多い印象があります。何も話さないと医者も効果を感じていると判断し、同じ薬しか処方しません。忙しい医者に相談することは気が引けるかもしれませんが、正直に現状を伝えた方がいいでしょう。

薬以外の対策は?

言われるまでもないと思いますが、薬以外の対策もきちんとしましょう。外出時はマスクや保護めがね、うがい手洗いは徹底しましょう。帰宅後衣服についた見えない花粉を落とすこともオススメです。

花粉症はオンライン受診がラク?

症状が明らかに花粉症だと判断できるのであれば、オンライン診療もいいかもしれませんね。ちなみにオンライン診療からそのまま薬局と連携してオンライン服薬指導と薬の配送まで一括で行えるアプリもあります。コレを利用すれば全て自宅で完結するのでラクですね。リンク貼っておきます。

自分に合った花粉症薬が見つかることを祈ります!

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ママとこどものおくすりやさん

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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