あいにくの雨天で暇を持て余した子どもが「実験がしたい!」と突然言い出しました。テレビで自由研究の特集番組を見て、「自分もやりたい!」と思ったようです。

自宅での科学実験は「料理」が一番手っ取り早いのですが、ダラダラと休日を過ごしていた私には、子どもの料理に付き合う気力がどうしてもおきません。

自宅で簡単にできる「科学実験」は?

何か、簡単に実験っぽいことができないかなと、周囲を見渡し閃きました、ちょうどベランダで育てている朝顔が、見事な花を咲かせています。「朝顔で色水実験をしてみる?」。子どもに提案すると「やるー!」と乗ってきました。

朝顔の「色水実験」をやってみた

朝顔の色水実験は、朝顔の花を使って水に色素を移し、その色の変化を観察する実験です。朝顔の花を2~3時間ほど水に浸けると、花の色が水に移り、色水ができます。これに様々な液体や粉体を加えて色の変化を観察します。

お酢を加えると、水の色が赤く変化しました。「酸性(お酢)による色の変化」は、大人には「リトマス試験紙と同じ!」とピンときますが、子どもは不思議そうな顔をしています。

「酸っぱいお酢は「酸性の液体」だよ。酸性の液体を入れると、色水が赤くなるんだね」と一応解説しましたが、子どもは「ママ、何言ってるの?」といった顔で一瞥をくれただけでした。でもまぁ、いずれ授業でリトマス試験紙を使うときに、この朝顔の色水実験を思い出してくれたらいいなと思います。

「色水実験」で酸・アルカリを学ぶ

朝顔の色水の変化は「アントシアニン」という色素によるものです。ちなみに、リトマス試験紙は「アゾリトミン」という色素が変化して色が変わるとのことです。アントシアニンは酸性に傾くと赤色に、アルカリ性に傾くと青色に発色します。今回は酸性液体としてお酢を使いましたが、他にも「クエン酸」を使って色水を酸性にしたり、「セスキ炭酸ソーダ」を使ってアルカリ性にしたりして、同じような実験ができます。

学習漫画の「実験対決1 酸性・アルカリ性の対決」(朝日新聞出版)では、朝顔ではなくブドウの皮の色素で実験する方法が紹介されています。次回は、こちらの方法も子どもと試してみたいと思います。

「朝顔の色水実験」は、夏のおうち遊びにおススメです!

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ヨリさん

小3、小1、4歳の母。発達遅れのある末っ子の療育と仕事の両立が課題。共働き、3人育児の暮らしの工夫をブログ「よりみち家族」を書いていたら、1冊の本になりました。書籍「暮らしの最適化」発売中です。

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