滋賀県で誕生した飛び出し坊や

みなさん、「飛び出し坊や」って知っていますか?(東海地方出身の方は知っている方が多いかもしれませんね)ドライバーに向けて、飛び出し注意を促す看板で日本各地に設置されているこちらの看板です。

飛び出し坊やは、1973年に滋賀県東近江市にある「久田工芸」にて誕生しました。もともと地元の看板屋さんだった久田工芸が社会福祉協議会より「急増している子どもの飛び出し事故を防ぐ看板を作ってほしい」と依頼を受けたことがきっかけでした。

メディア紹介などの影響もあり、2011年頃から徐々に知名度が上がっていった飛び出し坊やですが、現在では、滋賀県内を運転していて見かけないことはないと言っても過言ではないほど、至るところに設置されています。

オリジナルグッズも販売されており、靴下やクッキーなどが駅売店やお土産屋さんなどで並んでいます。

そんな飛び出し坊や(坊やの名前はとび太くん)を今でも製作している久田工芸さんに伺ってきました!(事前に電話で訪問可能な日程を確認してから伺いました。)

工房内には製作途中の飛び出し坊やや納品前のオーダーメイド(※こちらは撮影不可)坊やなどが並んでいます。

こちらはまだ色塗りがされていない飛び出し坊やの木の板です。これだけでも6000円程度で販売しており、「家の表札に…」「オリジナルの飛び出し坊やを自分で作ってみたい」という方に好評だとのこと。私も本気で購入していこうか迷いました…(笑)

手のひらサイズも1300円程度で販売されていましたよ。

一度白塗りされた後に色付けしていくようです。工房内にはたくさんの絵具や筆がありました。

久田工芸では、飛び出し坊や以外の看板も製作しており、対応しきれないため、現在、新規のオーダーメイドやメディア取材の受付は停止しているとのこと。基本的には、電話で予約し、自由に工房内を見学するスタイルですが、タイミングがよければ、色塗りなどの作業工程を見学することができますよ。

また、滋賀県内には、いろんな飛び出し坊やが設置されているので、ぜひ観光と一緒に飛び出し坊や探しも楽しんでみてはいかがでしょうか?

施設情報

久田工芸
〒527-0046滋賀県東近江市妙法寺町880-6
0748-22-6222
予約:電話
駐車場:あり
年齢制限:なし
所要時間:5分~20分程度(自由見学) ※その日の作業内容などによっても異なります

※許可を得て、撮影・掲載しております

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nimo*さん

元食品メーカー勤務のフリーライター。7歳と4歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて5年間生活し、現在は千葉県在住。台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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