「発達障害の疑いあり」との診断を受けた5歳息子がいます。
 1歳の頃から保育園に預けて、ワーママとして働いてきましたが、この度、仕事をやめました。
 理由は色々ありますが、最終的な決断に至ったのは、「障がい児ママは5時までしか働けない」という現実を知ったからです。
 今後、改善される見込みがないわけではありませんが、そう思うに至った経緯を書いてみようと思います。

発達障害って、障がいなの?

 そもそも「発達障害」が、「障がい」なのかも疑問です。
 1歳で保育園へ入ったときは、時短勤務だったこともあり、一般枠で何の支障もなく、希望通りの時間に受け入れてもらいました。
 2歳のとき、地方から都内へ引っ越し。まずは保活だと意気込んで、保育課へ相談に行ったところ、衝撃的な言葉を言われました。
 保活も何も、とにかく地方とは事情が違うので、「障がい児枠」での申し込みをするようにと、強く勧められたのです。
 「子の安全を第一に考えるべき」、「親の責任」、「認可園には安全に受け入れる責任があるので、発達障害の疑いのある子を無責任に受け入れることはできない」云々。
 ただ保育園の申し込みをしに行っただけなのに、罪人のような扱いです。
 地方だと障がい児じゃないのに、都会だと障がい児になる。同じ子供なのに、引っ越しただけで、大変な重荷を背負わせてしまったようでした。

「障がい児枠」の熾烈な保活(1)

 ショックでしたが、現実を受け止め、安心して預けるために「障がい児枠」での申し込みをすることにしました。
 障がい児枠は一般枠と異なり、毎月の募集ではなく、年度替わりの4月の募集1回だけとのこと。半年も待たなければならず、その間は仕事も諦め、どこにも行き場のない毎日を過ごしました。4月までの辛抱、と信じて乗り切りました。
 ところが、結果は「保育の必要性は認めるが、障がい児枠の空き『ゼロ』のため入園不可」でした。
 空きゼロの枠を、なぜ保育課の職員が勧めたのか、今もって意味がわかりません。

無認可保育園での1年

 既に仕事は決まっていたので、3キロ離れた無認可保育園に預けることにしました。
 園長先生との親子面談で、「発達障害の疑いあり」という医師のコメントも含めて、率直に子供の様子を伝えました。園長先生からは「通常の保育の範囲で十分受け入れ可能なお子さんです」と言ってもらえ、そのことは、何よりうれしかったです。
 実際、延長保育も他の子と同じように利用できました。仕事の日は最長8時まで預けていましたが、特にトラブルなく、1年間安心してお世話になりました。

 ただし、電動自転車での朝晩の送迎は本当に大変でした。子供も疲れていました。もっと近い保育園に預けられていたら、同じ仕事でも7時には帰宅、夕飯、お風呂、9時就寝もできたはず。8時過ぎの帰宅となると、10時就寝がやっとです。11時近いこともありました。
 睡眠時間のことを考えると、今もいたたまれない気持ちになります。息子は低身長で、5歳の今も成長曲線をかなり下回っています。障がい児枠のために近くの保育園に入れず、2歳児の貴重な睡眠時間が削られたーーー。なんのための障がい児枠なのか。保護されるべき子が、定型発達児よりもよりシビアな環境を強いられていた現実がありました。

「障がい児枠」の熾烈な保活(2)

 無認可保育園に入ってからも、保活は続けていました。毎月、保育課に通って、「一般枠」で認可保育園の申し込みをしました。いくら信頼できる園であっても、3キロの距離はさすがに遠すぎますから。
 その結果、保育指数による内定が出たことが、複数回ありました。いずれも自宅から近く、5歳まで過ごせる認可保育園です。
 けれども、面談で断られることが相次ぎました。
 最初に障がい児枠で申し込んでいたことが、保育課から認可園に伝えられ、それを口実に断られるパターンです。何度も保育課にクレームしましたが、やっぱり伝わっていました。保育課の担当者の信念として、手のかかる子を加配も付けずに保育園に押し付けようとする無責任な親を、見過ごすわけにはいかないとでも考えているようでした。

 ・・・疲れました。仕事と、送迎と、保活と、保育課とのやりとり。
 担当者が異動になっても、やっぱり障がい児枠で申し込むよう説得され続けました。
 そしてついに、、、

引越しを決意

長くなったので、3部構成にします。
下記リンク「『障がい児のママは5時までしか働けない』という現実【その2】」へ続きます。

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みずちさん

発達凸凹のある5才息子がいます。仕事を辞めて、幼稚園ママデビューいたしました。ゆるっと就活しながら、子育てや就学先について考えていきたいです。

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