2020.01.22 / 2020.03.14
家事に育児に...なんとなく疲れているときに手に取った1冊。
さら〜っと読めるうえに、読んでる最中から色々な感情が湧き上がって、クスッと笑っちゃったり、涙したり。読み終わったあとはとても心が満たされ、日常の見方が変わりました。
「ぜひみんなにも読んでもらいたい!」と思ったので紹介します。忙しい毎日にホッと一息、これが幸せなのかな〜と思うと思います。
思わず考えちゃう(ヨシタケシンスケ)
「おしっこちょっぴりもれたろう」や「もうぬげない」の著者であるヨシタケシンスケさんのエッセイ集です。ヨシタケさんは2児の父でもあります。
ヨシタケさんは、いつもスケジュール帳を持ち歩いてて、後半部分をメモ帳にして、そこにあったこととかなかったこととか...「思わず考えちゃったこと」とかを書き留めるらしい。
この本はそのメモをひたすら48個綴ったものです。それが、考えたことはあるけど文字や絵にするほどのことでもないことだったりで。でもそれがまた味を出してて面白いんです。
記憶に残った部分を少し紹介。文章だけなので、ぜひ本で絵付きで見てもらいたい。
1. ついつい考えちゃう
「トイレで1番汚い部分てどこだろう」
▶︎もうすごいよくわかる!ってなった。子どもが胃腸炎になった時とか特に考えます(笑)
「ぼくのストローの袋、あなたのストローの袋」
▶︎ストローを出して残った袋...あなたはどんな形になってますか?そこから性格を考え出したり...
「7時ってくつしたみたい」
▶︎もうどうでもいいことですよね、でもそこに落ちてる子どもの靴下がなんか可愛く見えてきたり。
2. 父だから考えちゃう
「今しかないのに、もったいないのに、大事にできないやさしくできないなぜかしら」
▶︎子育てをするパパママなら誰しもが思ったことがあるはず。きゅーっと胸が締め付けられます。
「道で男の子の小さな靴落ちた」
▶︎道路にポツンと落ちてる片方の小さな靴。これがいつどうやって落ちたかっていうはなし。
「とても気に入って大好きになっちゃって、よごれるのがイヤで一度も使えなかった、そんなものたち」
▶︎ランドセルを6年間ずっとカバーをつけてて、結局ピカピカのまま中学生になった...という記憶が蘇りました。でもとても気に入って大好きで結局使わないものがあるって...いまでもそうかも。
3. ねむくなるまで考えちゃう
「人生どうしよう、好きなことをやればいいんじゃない、でもどうすればいいんだろうの無限ループ」
▶︎ほんとこの通り。永遠の課題(笑)
「いわゆる男女の仲、意味するところは1個しかないんだけど、ぼんやりさせてるんだけど、させてない感じ、日本語の面白さ」
▶︎こんなこと考えたことありますか?(笑)こういう視点もあるんだなぁ〜って新鮮。
なんでもないことを記録するということ
なんとなく思ったことや考えたこと。それは、意識しなければ、水のように流れていっちゃう。育児日記や手帳は付けてましたが、この本を読んでから、何気ない出来事や考えも記録するようになりました。
やり始めると「自分の世界以外のおもしろさ」や「子どもの何気ない行動の美しさ」を前よりも感じられるように。子どもがいつも以上にかわいく思えるようになって、回り回って周りの人にも少し優しくできている気がします。
「忙しくて本を読む時間なんて!」だと思いますが、ぜひ図書館でポチッと予約して、手に取ってみて下さい。よければ感想も教えて下さいね!
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Tomaさん
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外資系IT営業→ベンチャー営業女子(32)。長男(5)と次男(2)と夫の4人暮らし。趣味は、日記&手帳&読書&筋トレ。21時就寝、4時起きの生活をしてます。ブログは学びや気付きのアウトプットの場に。少しでもお役に立てれば嬉しいです!