読むたびに子どもを抱きしめたくなる絵本『あんなに　あんなに』

口コミレビュー超高評価の絵本！

『あんなに　あんなに』ご存知でしょうか？どこの本屋に行っても必ず置いてある絵本です。絵本屋さん大賞1位とはどんなものか？と思って読んでみたら、涙が止まりませんでした。

子育てって本当に疲れるのだけれど…

口は達者だけどまだまだ幼い4歳児の育児に疲れていた私は、子どもとの時間にストレスを感じていました。「遊んで！」「ママ抱っこ！」の声さえも鬱陶しく聞こえてしまう日々。心の中では常に悲鳴をあげていました。

そんなときに出合ったこの絵本。何とも言えない絶妙なかわいいタッチの絵。すいすい読み進めることができ、最後には涙が止まらなくなりました。読み終わった後、隣にいた子どもを思わず抱きしめてしまいました。

今はあっという間に過ぎてゆく

「今ママ忙しいから1人で遊んでて！」
「それぐらい1人でやって！」

常にワンオペ育児のシングルマザーなので、常日頃当たり前にこのようなことを子どもに言っていました。

「でも、子どものお世話も今しかできないんだ…」

そう思えるようになってからは、忙しくても疲れていても、子どもと向き合おうと思えるようになりました。

子ども以上に大切な存在なんていないんだ

『あんなに　あんなに』を読んでから、慌ただしく過ぎていく日々の中にも、小さな幸せはあらゆるところに散らばっているんだと気付きました。息子が1歳の頃からずっと大切にしているこのアンパンマンのぬいぐるみ。いつか興味を持たなくなるときがくるのかぁと考えるだけで涙が出ます（笑）。

子どもが巣立ち次の世代が生まれたときに、今の普通の日々を愛おしい思い出として懐かしめるよう、大切に生きたいと思います。