/ 2022.10.10

ついに台湾生活とお別れ

約5年間の台湾駐在生活が終わり、今月頭に日本へ本帰国をしました!まだ、家も決まらず、携帯番号も取得しておらず、車も未購入、子どもの学校も未定という、なかなか落ち着かない状況ですが、一時帰国のワクワクとはまた違った気持ちで久しぶりの日本生活を過ごしています。

ありがたいことに台湾生活の5年間、一度も「もう日本に帰りたい!」といった気持ちになることもなく、多くの台湾人のやさしさと情熱に助けれて、とても充実した日々を過ごすことができました。

そんな、わが家が今感じている日本と台湾の違いを子連れに関することを中心に少し紹介したいと思います。

道路がきれい・安全

日本に来て、買い物や公園に行くときに感じたのが「子どもを連れて歩きやすい!」でした。
具体的には…
・道路が平らでベビーカーを押しやすい
・横断歩道ですぐに車が止まってくれる
・バイクが急にくる心配をしなくてもいい
・自転車が多い

台湾では…
・バイクが多くて、どの道でも常にキョロキョロ
・横断歩道を渡っていても、ギリギリまで車が近づいてくる
・がたがた道や変な段差も多く、ベビーカーや子連れで歩きにくい場所がある(台北は少ない)

台湾では小学生の送迎も各親が行いますが、日本では基本子どものみの登下校というのが納得できる状況だと改めて感じました。

気遣いに疲れる…

基本的に日本人も台湾人もとてもやさしいと思います。ですが、そのやさしさの種類が少し違います。

例えば、日本の場合…
・物腰がやわらかい
・丁寧すぎる言葉と態度
・少し距離感のある感じ
・意識的に気遣いしている感じ

一方、台湾の場合は、
・言い方はきつく、おせっかいなこともある
・手を差し伸べるスピードが速い
・自然で情熱的なやさしさ

うまく言えませんが、5年間台湾で慣れてしまった私には、ささいなことでも逆に気遣いに気づかれしてしまっています…。

レジにて「袋はいりますか?」「大丈夫です。」「失礼いたしました。」との会話で、『なにが失礼なの?私が謝らせたみたいじゃん』と理不尽なモヤモヤすら抱く自分自身にカルチャーショックです…(笑)。

また、どこか施設に入る際、離れた距離から私たちを確認した時点できっちりと立って出迎えられると『急がないと…ほっといてくれ~』と思ってしまいます(笑)。

この日本の丁寧すぎる対応は、台湾から駐在で本帰国した友人たちからもよく聞くモヤモヤ話ですが、きっと慣れだと思いながら日々過ごしています。

飲食店や移動手段でも

他にも、台湾で子連れにとって、ありがたかったのは、

・大体どんな飲食店でも子ども椅子がある(ド・ローカルフード的な店はないことも多いですが、子連れでも入りやすい雰囲気です)
・タクシーが安くて気軽に乗れる
・電車やバスですぐに席を譲ってくれる
・走ったり、うるさくしてもあまり気にしない
・困っているとすぐに助けてくれる

などなど…、子連れ天国で本当に子どもたちが小さい時期にたくさん助けられたなぁと思います。

やっぱり日本もすてき!!

でもでも、やはり日本はすてきだなぁと感じる瞬間もたっくさんあります。空気も水もおいしくて、安くて品質のいいものがたくさんあって、公園もきれい!!

園庭開放に参加したときも、先生の対応がとても丁寧で子どもたちとの関わり方もすてきだなと思いました。また、勉強が多い台湾の園児よりも子どもたちものびのびしている姿が印象的でした。

まだまだ、文化や国民性の差に戸惑っている私ですが、違いを楽しみながら、そして、ぎゅって記事を参考にしながら、親子ともに新しい環境に馴染んでいけたらと思います!

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この記事を書いたブロガー

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nimo*さん

元食品メーカー勤務のフリーライター。4歳と1歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて駐在生活中。そんな台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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