こんにちは!αです。年末が近づいてきた~ヒミー-----!!バタバタしているのは、いつものことなので、年末が近づいて来たとて、バタバタしたまま走っている感じです(笑)。そんな私ですが、先日娘の通う保育園での「勉強会」がとても面白かったので共有したいと思います。

保育園の勉強会

娘の通う保育園は、モンテッソーリ教育を軸にした理念や考えをもとに活動をしています。そして、有難いことに年に1~2回保護者向けに「勉強会」を開催してくれます。毎回、いろいろと工夫してくださり、為になるお話から実用的なお話、そして、日頃繋がりがないような父兄・保護者の方々との交流など、ある意味、非日常が体験できるので、私自身、可能な限り参加したいと思っています。

今回は「モンテッソーリ教育」について

今回講演してくれたのは、長年モンテッソーリ教育に携わり、さまざまな活動を通してモンテッソーリ教育の考え方などを分かりやすく、また飲み込みやすい言葉と共に伝えてくれる御年70歳になる先生でした。

先生は、すでに子育ては卒業、お孫さんがいらっしゃるそう。我々子育て世代がまだ経験していない(これから経験するであろう)経験や考えの変遷も一緒に交えながら、明るく元気に、そしてユーモアたっぷりにお話してくれました。

モンテッソーリ教育が注目され始め、さまざまな教具やtipsに目が行きがちですが、今回は本質的なお話をお伺いすることができて、大変為になりました。講演の詳細な内容は、モンテッソーリ教育自体を正確に学んだ訳ではない、私にはうまく説明できる自信がありません。なので今回は、私の胸に刺さった部分を抜粋して、お伝えします。この共有を通して、誰かの為になれば幸いです。

《子育ては、本当に価値のある仕事》

そんなこと言われなくても分かってらい!でも、それが大変なの!と言われそうですが…。人生100年時代と言われた昨今、「子育て」時代って意外に短いものよ、と70歳の先生にあっけらかんと言われると、確かにそうなのかも、と思えました。

そして、今の大変さとこれから先の大変さの違いも、世代を超えて共有して下さり、改めてこの保育園時代の子ども達の成長・発達が重要であり、彼らの将来につながる根幹になることを再認識しました。あの頃には、分からなかったいろいろなことが見えてきた気がする。と仰られていました。

私も、自身が母になるまで、正直自身の母の気持ちや言動を理解していなかった部分があったと思います。一人暮らしをして、初めて実家の有難さが身に沁み、子を産んで子育ての大変さを身をもって体感することで、今まで見えていなかった所が見えることってありますよね。

ついつい「今、まさに」の大変さに目が奪われがちですが、少し視点を変えるとこの時代の「子育て」もアッという間なのかもしれないな、と思いました。そして、この保育園時代の子育て期間がプライスレスな時間だと再認識し、「今」をもっと大切にしたいなと思える先輩の言葉でした。

《それって子どものニーズ?大人のニーズ?》

0歳から子どもは、成長を続けます。1.健康な心身 2.人との関わり(人的環境) 3.物との関わり

心の中に信頼があると、安心して子どもは外の世界を広げて行くことができ、にどんどん挑戦していけるようになるそうです。そんな、子どもの「やりたい」「見たい」「聞きたい」「知りたい」「行きたい」…さまざまな「生きる」力を知ることの重要性を再認識しました。

それは子どものニーズなんだそうです。例えば、食事中に、スプーンを放り投げる。大人はやめて欲しくて、それをやめさせる。床が汚れるから、危ないから、お行儀がよくないから、「やめて欲しい」のは、「大人のニーズ」だと。

もちろん、注意してやめるようにするのも、大切な行為なのですが、この「子どものニーズ」と「大人のニーズ」を切り分けて、視点を変えて見るだけで、同じ事象なのに、違って見えるのがとても興味深かったです。

大人も一緒に成長しています。「人生一生成長」だそう。「子育て」っていうけど、実は大人も成長している…気がしませんか?一緒に育ってる感覚、なぜだかよく分かり、共感できます。

「一旦、子どもを見る」・「子どものニーズは何なんだろう?」って、考えられるようになると良いなと思いました。言い訳がましいですが、まだまだ未熟な私は、毎回は難しそう。。。でも、そういった視点・気づきを与えてもらえたことはとても大切だと思いました。

~私の場合~

わが家は21時を目標に就寝できるようにしようとしています。しかし、先日、21時を回っても次女(2歳)が、遊んでいたカードを片付けず、癇癪?を起こし泣き始めました。私は、彼女に「どうしたいの?何をしたいの?」と寄り添いつつ、「そろそろねんねの時間だから、ベッドのお部屋に行こうね」と誘いました。

でも、彼女は「できない!できない!」と泣き続けます。私(大人)のニーズは、「寝かせたい」。でも、彼女のニーズは?しばらく、「どうしたいの?何をしたいの?」と聞いていましたが、彼女はうまく説明できないことに気づきました。そりゃそうか、まだ2歳です(汗)。

彼女が何を見ているのか、何をしようとしているのか、少し冷静になって観察してみました。そうすると、「輪ゴムを2重にして、カードを束ねる」ことにチャレンジしていて、できない、できないと泣いていたようでした。

そこに気づき、ゆっくり私(大人)がやって見せました。すると、ギャン泣きしていた次女がぴたりと泣き止み、じっと見ていました。そして、少しサポートをしながら彼女にカードを束ねさせると、キラキラした目、満足したような表情を見る事ができました。(キラキラした目は泣いていたせいもある?(笑))あっさりと、寝室に行ってくれました。

正直、いつもの私なら、あきらめてカードをさっさと片付けて、「もう寝る時間だから、寝るよ!」ギャン泣きしていても、抱っこして、トントンしながら、寝室に連れ行ってたと思います。つまり、「子どものニーズ」に目を向けることなく、「大人のニーズ」を実行していたと改めて気づかされました。

繰り返しになりますが、毎回は難しいです。でも、時間と心に余裕があるときは、この視点を持って「待ってみよう」と思いました。なぜなら、子どもの表情や態度が全然違ったと感じたから。

《「私は大切にされている」ことが伝わる》

先ほどの「1.健康な心身⇒2.人との関わり(人的環境)⇒3.物との関わり」

心の中に信頼があると、安心して子どもは外の世界を広げて行くことができ、にどんどん挑戦していけるようになると。その安心は、「私は大切にされている」ということがきちんと伝わっていること。

いつだって、私は大切にされているから、大丈夫。困ったら、助けてくれる大人がいるという事がどれだけ安心につながるか。私もいろいろな形で、子ども達に安心・信頼を伝えたいと改めて強く思いました。

~私の場合~

この話をお伺いしてから、単純に「伝える」ことから始めました。夜寝る前、朝起きた時、何か、きっかけがあれば、伝えるようにしました。もちろん、いろいろな形で伝える方法があると思うので、これからも試してみたいと思います。

《うまく行ったら、自分も褒める》

子育て情報って本当にたくさんありますよね。子育て情報だけに限った話ではないのですが。今回、先生も仰っていらっしゃったのは、「なんでもかんでも鵜呑みにしないで、一回自分で考えることって大切よ。」つまり、『本質をちゃんと見極めよ』と。

全てが自分自身に取って正しい訳ではないので、自分が納得した所をしっかり受け止められれば良いのだと。正しい知識を理解する、知る事から始めましょう。そして、子どものニーズを理解し、大人は上書き保存していく必要があります。

(確かに~)そういうニーズがあるんだったら、それを踏まえた上で、大人が行動しようと決意する(決意)。そして、ハードルは低く!できたら、大人もほめる!←個人的にここがとても、刺さりました。

なかなか、自分のことを褒めていない、私。お恥ずかしい話ですが、子どものことを褒めよう褒めようと必死で(苦笑)自分のことは(もっとこうすればよかった、ああすれば良かったかも)と反省ばかり。

~私の場合~

今度から10回中2回上手く行ったら「成功」!できたら、自分もほめてあげよう!と心に決めました。そしたら、何だか少し前向きになれた気がします。うまくいったら、自分も褒める!これも覚えておこう…すぐ忘れちゃうから(;´∀`)

モンテッソーリ教育を紐解くと

「生命とは?」「人間とは?」「生きるとは?」…その流れの中に、「子どもとは?」「子ども期とは?」があって、だからこそ、「大人は子どもに対して何をすべきか?」が浮かんでくる。そして、どの方向性を持って進むのかという軸が見えてくる。

もちろん、子どものことだけではなく、自身もまた1人の人間として現に生きている。人間は「死ぬまで発達し続ける」。人生100年となると子育てなんてはるか昔の記憶になり、「そんな事もあったなぁ」と。だからこそ、「今」をしっかり捕らえて、大切に生きましょう。

あたたかいメッセージと共に、本質的な考え方を共有・教えて頂いた気持ちになりました。本当に子育てに関わる皆さんが知っていると良いなと思える講演内容でした。私個人の感想で、分かりくい所も多々あったと思いますが、誰かの気づきになれば幸いです。

最後に…

こちらのブログが私のぎゅってブロガーとしての最後のブログとなります。ぎゅってにお世話になって、記事を書かせてもらったり、イベントに参加させてもらったり、さまざまな経験をさせて頂きました。

子育てを通して、子育ち、教育、夫婦、家族のあり方、働き方、そして生き方、本当にいろいろな気づきがありました。また、このような貴重なツールを通して、少しでもみなさまと繋がれたこと、本当に幸せであったと感じております。

今まで記事を読んで頂き、本当にありがとうございました!

「満足した0歳の時代を過ごした子ども達が、調和のとれた平和な社会を作っていくことでしょう。」by マリア・モンテッソーリ

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αさん

6歳年上の夫と、夫と瓜二つの長女と次女の4人暮らし。ちょっとおっちょこちょいな働くママです。育児も家事も仕事も楽しく☆1日1回は大笑いしたい(笑)

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