自分の心と対話する機会をくれる聖地「志賀直哉旧居」

Harvard Business School Online Disruptive Strategy Certificate/古典エデュケーター 大濵 彩花です。家族とはなにか。愛とはなにか。生きるとはなにか。それを問い、自分自身と向き合い、答えを導くのにとてもいい場所があります。それは、志賀直哉旧居。

志賀直哉旧居は、小説の神様 志賀直哉が自身で設計し、妻とこどもたちのために建てた数寄屋造りの旧居です。ここで彼は家庭生活を完成させ、暗夜行路を執筆しました。所在地は奈良県。国の登録有形文化財・奈良県指定有形文化財になっています。

家族・愛に恵まれず人間不信、父と不仲だった志賀直哉。そんな彼が、家族・家庭を、人生を完成させ愛を体得した場がまさにここ。理想的な人間関係を構築し、生き様を背中で語り、理念を示した舞台、ともいえます。

建物は、女性が男性を支えていること、内助の功を社会に発信するのに相応しい開放的な作り。それが写された仕掛け窓や、自然の摂理ともてなしの心が反映された瓦の床、隠された蛇口。ペットの猿が遊ぶための百日紅が華やぐ庭、谷崎潤一郎が彼に贈った観音菩薩像。ひとつひとつがとても輝いています。

遺品に彼の命がこもっているのを感じることでしょう。夢や理想はとことん欲張り、大志を抱けと訴える志賀直哉のスケールにはっとさせられる人もいるはず。

世に名をなした人の生き様がみえる地は学びの宝庫!

腰かけ仕事に打ち込んだ彼の椅子には眩い光が射し。生命を奮い立たす聖地、という言葉がまさにぴったり。

家という形にし、志賀直哉は未来に生き様を託しましたが、世に名をなした人の生き様がみえる地は学びの宝庫。家族、愛、生き方について考える人に、ぜひ一度訪れて欲しいです。

家族とはなにか、愛とはなにか、生きるとはなにか。答え探し、答え合わせに一度は訪れるのが◎

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古典エデュケーター 大濱彩花さん お受験キッズモデルの知育ママ。得意分野は聖地紹介◎

古典エデュケーター/内部監査士/トレンダーズ女性起業塾 起業・キャリアプランナーMVP2度受賞後、慶應院 政策・メディア研究科社会イノベータコースに進学し独立/リトルミスターコンテスト日本代表・世界大会2023出場キッズモデルの知育ママ

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