
2023.11.18
こんにちは。姉妹母で薬剤師のママと子どものおくすりやさんです。
インフルエンザ、コロナ、溶連菌にプール熱と巷では感染症が猛威をふるっていますね。そんな我が家の長女も先日溶連菌に感染し、連日高熱と喉の痛みに悩まされておりました。
我が子が38.5度以上の発熱!高熱!と聞くと、すぐにでも解熱剤を投与!と思ってしまうかもしれません。過去にもらった解熱剤にも38.5度以上に使用と書いてあるし・・・・ですが、ちょっと待ってください!!解熱剤を投与する前にできることがまだまだあります。
今回は発熱時に解熱剤を投与する前にできることと、解熱剤についての豆知識などをご紹介していきたいと思います。
とにかく体を冷やす!冷やす!!
とにかく体を外側から冷やします。おでこや脇、首の後ろを保冷剤や熱さまシートを使って冷やすします。
脇のでる服に着替える。薄着になる。
薄着になり熱を発散しやすくします。脇がでるものがオススメ。
水分を摂る!
水分を摂り、体の内側からも冷やします。脱水予防には微量の塩分が含まれているオーエスワンなどがオススメです。
元気なら投与しない
まずは上記のことを実践して、それでも下がらなければ解熱剤投与!となってしまいそうですが、もう少しだけ待ってください!本人が食欲もあり元気なようであればしばらく様子を見ます(けいれんなどの持病がある方はかりつけのお医者さんの指示に従ってください)。
様子をみて食欲もなく元気がない、辛そうであればここで初めて解熱剤を投与します。
子どもの解熱剤は「アセトアミノフェン」これ一択!その剤型とは?
子どもの解熱剤は「アセトアミノフェン」これ一択と言って良いでしょう。カロナールと言った方が身近に感じるかもしれません(カロナールは商品名、アセトアミノフェンは成分名です)。剤型には、シロップ、散剤、錠剤、坐薬があります。
解熱剤保管方法の注意点は?
シロップや坐薬に関しては冷蔵庫で保管するのがベストです。粉薬に関しては湿気を避けて直射日光に当たらない涼しい場所で保管。
体重によって解熱剤の量が変わるので注意!!
解熱剤は体重によって量が変わるので、過去に処方してもらった薬を使うときには注意が必要です。受診前に家に残っている解熱剤の量を確認して、受診時にお医者さん、もしくはもらった薬局に確認してみるのが良いでしょう。その際に、お子さんの体重を正確に伝えられるようにしておきましょう!
私自身も今回、長女の発熱の際にやってしまいました。過去に処方されたカロナールの粉薬を服用させようと思ったのですが、薬局で分包されたものは1回の量の記載がなかったので、使うことができませんでした。袋も全て一緒にまとめてしまっていたのでいつ処方されたものかもわからずじまい・・・やってしまった・・・(泣)
こんな事態に落ち入らないよう処方された時の袋にとっておく(いつ処方された薬か日付の記載があるので)、もしくはもらった日をメモしておくなどすれば良いでしょう。
結局、娘には予め製薬メーカーによって分包されている薬を飲ませることはできたので安堵しました。
上記のようになっていては量が分かりません(泣)こちらは薬局にて1回量を測って分包されたもの。
こちらなら、1包の正確な量が分かりますね。こちらは、予め製薬メーカーによって分包されているいわば既製品。
発熱時には慌てず、まずは体を冷やすことから始めましょう!解熱剤はその次です!
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◆薬剤師ママ
◆私 主人6歳と2歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪