/ 2019.02.09

実は国内でタミフルよりに先に発売されたインフルエンザ治療薬 リレンザ!

こんにちは!「ママ薬剤師のママとこどものおくすりやさん」です。

インフルエンザ絶賛流行中ですね!

インフルエンザ治療薬の中では一番影が薄いと思われがちなリレンザですが、ゾフルーザの耐性ウィルス問題やタミフルの品薄状態のために今シーズンぼちぼち私の勤める薬局でも処方がくるようになりました。

リレンザはタミフルやゾフルーザと違い吸入薬になります。
2000年12月にグラクソスミスクラインさんから発売されました。実はタミフルよりも発売が2ヶ月早かったそうです。これを書くまではてっきり、タミフルが先だと思っていました~

リレンザは1回2ブリスターを1日2回 5日間投与します。


他のインフルエンザ治療薬との比較

新薬ゾフルーザと比較すると安価ですね!

リレンザの投与量は 大人も子供も同じ!?

リレンザと同系統の吸入薬イナビルは大人と子供の投与量が違いますが、リレンザは同じとなっています。

これは大人と子供の量を厳しくチェックしなければならない薬剤師にとってありがたいことです。

同じ吸入薬リレンザとイナビル どちらがこどもに使いやすい??

リレンザとイナビルはどちらも吸入薬になりますが、最大の違いは投与日数です。

リレンザ・・・1日2回 5日間
イナビル・・・1日1回 1日間

日数だけみると、イナビルのほうが1日で終わるので忙しいママにとっては都合の良いような気がします。
しかし、1日1回使い切りだからこそ失敗は許されません。イナビルは意外としっかり強い力で吸わないと全量吸いきれません。
また、イナビルですべてのお薬を吸入できなかった場合、熱の下がりがリレンザに比べて時間がかかったとのデータもあるそうです。

その点リレンザのほうは  1日2回 5日分なので 計10回のチャンスがあります。
はじめの1回分だけその場で薬剤師に吸入のお手伝いをしてもらうことをお勧めします。

リレンザもイナビルも帰宅してからさて吸入させようとさせようとするといちから説明書読んで~からだと大変です。ぜひ、薬剤師に頼ってみてください。

リレンザ 授乳婦 妊婦への投与

リレンザはタミフルと同じく発売してからの期間もながく 実績もあるため比較的安全に使用できるといわれているようです。そのためタミフル同様 高熱でインフルエンザの疑いがある場合は我慢せず、病院へ受診することをお勧めします。

リレンザ 失敗しても大丈夫。計10回トライできます!

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ママとこどものおくすりやさん

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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