こんにちは!3児ママのゆんぱかです。今回は、下の子が生まれてお兄ちゃん/お姉ちゃんになった上の子にぜひ読んであげてほしい、イチオシ絵本を紹介します。

『ちょっとだけ』

弟が誕生してお姉ちゃんになった、ある女の子のお話です。着替えや食事をママにお願いしようと思っても、ママは赤ちゃんのお世話で忙しそう…だからひとりでやらなくちゃ。そんな風に頑張るお姉ちゃんの姿が描かれています。

赤ちゃんはかわいいけれど、本当は寂しくてママにもっと自分のことを見てほしい。そんなお姉ちゃんの心境が伝わってきて、初めて読んだときには涙が止まりませんでした。

私は2人目の産後、「下の子が生まれたら上の子は寂しいだろうな」とはわかっていたつもりでしたが、現実は上の子優先の生活って難しいことも多かったんです。だけど、あらためて上の子の気持ちを考えるきっかけになりました。

3人目より2人目が大変だった理由

私は今回3人目を出産しましたが、「2人目のときの方が大変だったな」と毎日感じています。

なぜかというと、2人目の産後ってママが赤ちゃんのお世話をする間どうしても上の子が一人ぼっちになってしまうから。上の子を優先したい気持ちがどれだけあっても、子どもが1人だったときと比較すると上の子にかける時間が減ってしまうのは物理的に仕方ないんですよね。

3人目の産後である現在は、上の子には遊び相手になる弟もいて毎日とても賑やかに過ごしています。出産で私が入院をした間も、パパと2人きりだった前回の出産と比べると上の子の様子はとても明るかったようです。子どもが増えることに対する親側の免疫もついているので、気持ちに少しゆとりがある気もしています。

下の子の誕生は喜ばしい出来事である一方、上の子にとっても親にとっても初めてだらけで戸惑うことがたくさんあります。だって、ママやパパが自分ではない可愛い赤ちゃんのお世話にかかりっきりになってしまうなんて、上の子にとっては大ピンチですよね!?

毎日必死だった2人目の産後、私はこの絵本に本当に救われました。

弟が生まれても、甘えていいんだよ

この絵本に出逢ってから、私が上の子にずっと伝え続けているメッセージです。「私が下の子のお世話をしていても甘えたいときは甘えていいし、言いたいことは言っていいんだよ」と話しています。

これを伝えるようになってから上の子には変化がありました。私やパパが下の子の相手をして遊んでいると、「自分もやってー!一緒にやりたーい!」と言ってくれるようになったんです!(それまでは何やら我慢している様子で言ってこなかったんです)

上の子の様子がいつもと違うな~と感じたときに話を聞くと、「赤ちゃんばっかりで寂しかった」と泣きながら話してくれたことも何度かありました。

上の子を優先するとか、上の子とママが2人きりで過ごす時間をつくるとか・・・こういうのって現実には難しいことも正直多いんです。だけど、そういうときにSOSを出せる子になってほしいし、そのSOSをキャッチできる親でありたいと思うんです。

自分たちは親だけど、「2児の親としては新人」です。だから、完璧にできるわけないんです!上手くできなくて当たり前。最初は試行錯誤の毎日です。

上手くやろうと思うのではなく、お互いにSOSを出せてフォローをしあえる関係性を築いていくことが大切だなと感じました。

この絵本は下の子が生まれたあと何カ月ものあいだ、寝る前に必ず「これ読んで」と持ってくるほど上の子のお気に入りでした。大切なことや伝えたいことを絵本で表現するって、子どもにとってもわかりやすくて素敵だなと感じました。

親も子どもも1人の人間。親が完璧である必要なんかないんです。

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ゆんぱかさん

●3歳娘&1歳息子&アラサー夫婦の4人家族 ●看護師、保健師、乳幼児睡眠コンサルタント ●ここ数年で大人気のニューボーンフォト撮影を行なっています。特技は赤ちゃんの寝かしつけ。 ●転職、失業、専業主婦、ワーママなど様々な経験あり

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