/ 2022.10.03

2021年の男性育休取得率13.97%

先日、厚生労働省から、2021年の男性育休取得率が発表されました。

13.97%

この数字どうですかね?

2020年12.65%からは上昇してますが、政府の掲げる2025年30%からは程遠いかなと思います。

更に、北欧の男性育休取得率が約80%といった状況を考えると、上がってるとはいえ、やはり低い水準と言わざる負えないかなと考えます。

2022年の4月10月に男性育休に関する法改正などもあるので、今後に期待したいですね。

育休取得期間は約5割が2週間未満

次に男性育休取得「期間」を調べてみたところ、約51%が「2週間未満」という結果のようです。この「2週間」て、どう思います?

会社同期女子がこんなこと言ってました。

「2週間育休とっただけで、育児してる感じ出さないで欲しい」

これは本当にそうだなと思います。

「育休取得率」とともに「育休取得期間」も重要な指標だと個人的には考えました。極論ですが、100人中100人が育休1日だけ取る「育休取得率100%」は意味ないですよね。

本質は、男性が「当事者意識を持って育児をするようになる」ということで、育休取得はきっかけに過ぎないので。

なぜ、男性育休取得は進まないのか?

これには、さまざまな要因があると思います。

・根本的に日本の男性の育児意識が低いのが一番の要因ですが

・育児意識がある男性だったとしても、経営者マネジメント層に理解が無い場合も多々あり

・頑張って取得したとしても、2週間が約5割という状況で短く

・結局は子育ての主体者が母親という現実が変わらない

・さらに、育児意識が高く、育休取得も積極的だったとしても当然年収は下がり

・その際にでも世帯収入の大黒柱は男性が務めるべきといった空気

令和の時代の男性は、育児すべき、ということが頭でわかっていても難しい状況があるのだと思います。ただ、だからといって状況を言い訳にして育児をしないのは違うのかな、と、個人的には思います。

若手男性が育休を取る勇気、が、やがて道となる

男性育休取得が進まない中、何をすれば良いのか、はそれぞれの立場によって違うと思います。完全に私の個人的な意見ですが、「若手男性の育休を取る勇気」が一番重要だと考えます。

なぜならば、日本社会の制度、会社の雰囲気、など変えられないものは変えられないからです。

結局、変えられるのは、自分の意識と行動だけなのだと思います。誰も育休を取ったことのない職場で育休を取得したいと言い出すのは勇気がいると思います。

しかも6カ月や1年など長期育休を取得しようというのは未知の領域かもしれません。ですが、未知の領域だからこそ、踏み出す価値があるのではないでしょうか?

先人の誰かが、その未開の地に踏み出したからこそ、今、道がある。

そんな風に私は考えます。

さいごに・・・もしこれから父親になる方がいたら

もし、これから、父親になるという方がいたら、ぜひお伝えしたいです。

奥様のために、生まれてくる子どものために、会社のこれからの後輩のために。

長期育休をチャレンジしてみませんか?

あなたの勇気を出して踏み出した一歩が、やがて会社を変え、社会を変えると思います。もし良ければぜひ検討してみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いたブロガー

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浅田伊佐夫さん 計16ヶ月育休取得した広告マンパパ

3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。

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