かながわペイでポイント3重取り！ただし高額商品は決済不可に要注意

神奈川県が消費喚起事業として実施している「かながわペイ」を利用して、大型家電を1割引で購入しました。

2桁万円の商品のため、1割でも万単位で還元されました。しかし途中であわや還元ナシという危機に直面し、事前にやらなければいけない注意点が判明しました。

かながわペイの概要

かながわペイとは、神奈川県が行っているキャッシュレス・消費喚起事業です。

同名のスマートフォンアプリを利用して対象店舗で商品を購入すると、購入金額の最大20%がポイント還元され、次回以降の買い物で利用することができます。

キャッチフレーズは「神奈川県をもっと便利に、もっと豊かに」

神奈川県の事業のため対象は神奈川県内の店舗に限られますが、消費者側は住所に限らず誰でも還元を受けることができます。

かながわペイを利用してドラム式洗濯乾燥機の買い替えを決定

ドラム式洗濯乾燥機を購入してから5年ほど経ち、徐々にトラブルが発生するようになってきました。

その時の状況は以前の記事に書いています。
洗濯乾燥機が生乾きで終了した時にすべきこと。本体以外が原因の場合も（2021年）
洗濯乾燥機を3年ぶりに大掃除してみた結果、恐ろしい量のホコリが出た（2021年）
洗濯乾燥が長くて途方に暮れた時に試したら、2時間短縮した方法（2023年）

ユーザー側でできる工夫をしながら使い続けていましたが、2000回も稼働すると、やはり新品の時よりは性能が落ちてきます。

加えて5年前からはドラム式洗濯乾燥機の機能も改善され、洗剤自動投入や毎日のホコリ取り不要など、便利さも増しています。

そこで私はコロナ禍で落ち込んだ消費の回復に寄与すべく、洗濯乾燥機を買い替えることにしました（キリッ！

…と脈絡なく建前が出てきましたが、要はかながわペイでのポイント還元につられて、洗濯乾燥機を買い替えることにしたのでした。

かながわペイを利用して、ポイント4重取りもできる

かながわペイのアプリは楽天ペイなど6種類のモバイル決済に対応しています。

かながわペイでの1割（もしくは2割）のポイント還元だけでなく、決済手段などによるポイント還元を適用すると、更にお得に買い物することができます。

末尾に紹介するサイトによると、家電量販店ではポイント4重取りもできるようです。
内訳は
・かながわペイによる還元
・家電量販店の会員カードによるポイント付与
・提携カード提示によるポイント付与
・決済手段によるポイント獲得

かながわペイの利用方法（事前準備）

かながわペイによる買い物では、以下の準備が必要となります。
・スマートフォンアプリのインストール
・ユーザー情報の入力
・モバイル決済サービスとの連携

また決済手段は以下の6種類となっています。
・はまPay
・d払い
・LINE Pay
・楽天ペイ
・au PAY
・AEON Pay

上記のうち、決済可能なサービスは店舗によって異なります。

そのため買い物をする店舗がかながわペイを導入しているかだけでなく、どの決済に対応しているか、事前に確認する必要があります。

特にはまPayやAEON Payは引き落とし口座が指定銀行となるため、準備（口座開設）に1週間以上かかることもあるので注意が必要です。

かながわペイでの購入不可!? 高額商品の決済に注意

以上の設定が終わるとかながわペイを使えるようになります。日々の買い物はこれで問題なくできます。

一方で大型家電など高額商品を購入する場合は、モバイル決済側の利用上限金額に注意が必要です。

各サービスの上限金額の概要は以下となっています。
au PAY: 1回30万円、50万円/日
d払い: 本人確認完了で50万円/月、未完了は5万円/月
はまPay: 10万円/日
LINE Pay: 本人確認完了で50万円/月、未完了は10万円/月
楽天ペイ: 1回50万円、50万円/日
AEON Pay: 50万円/日

上記のように、本人確認を完了したか否かで決済可能金額が大きく変わってきます。

私の場合は日々の買い物を本人確認なしで利用していました。

洗濯乾燥機の配送方法など諸手続きを終えた後、支払いの段階で決済不可が判明しました。

購入を決めたのは家電店のセール最終日の夜、閉店間際でした。

今からだと本人確認は間に合わない！
翌日だとセール価格でなくなってしまう！

という窮地に陥りましたが、店舗スタッフが知恵を絞って解決策を出してくれたため、1.8万円分のポイント還元を受けて洗濯乾燥機を購入することができました。

余談ですがこの方法は裏技のようなものだったので、おそらく別のスタッフだとポイント還元は諦めざるを得なかったと思います。高額商品を誰から買うかは、非常に重要と感じました。

（なお決済サービスごとの違いだけでなく、個別サービス内で残高払いか、チャージ支払いかなどによっても上限額は変わってきます。
私のような状況にならないためにも、利用にあたっては対象サービスの詳細をご確認ください。）

ポイント還元の終了にも要注意

かながわペイ第3弾の事業予算は100億円で、予算上限に達すると事業が終了します。

昨年7月に行われたかながわペイ第2段の予算も100億円で、開始から3.5ヶ月弱で上限に達し、予定より前倒しで終了しました。

今回は物価高騰によって、都内などからの越境による高額家電の購入がニュース報道されるなど、知名度が高まっています。

そのため第3弾は10月初旬、早ければ9月中に終了するかもしれません。

終了予告はかながわペイアプリ上で行われますので、これから利用される方はご留意ください。