不登校に関して色々調べるきっかけになったまりえさんとの出会い

先日、育児に積極的な区議会議員・高橋まきこさんの紹介で「かわばたまりえさん」という方にお会いさせて頂きました。

娘さんが不登校という経験を踏まえて、不登校の子供とその子供を持つ親の居場所を作りたい、という想いで「不登校給食」という活動をされている方です。

私は不登校についてそこまで知りませんでしたが、調べてみると割と身近な話でどんな子にも起こるものなのだなという印象を受けました。

不登校に関して、色々調べてみた話、良ければお付き合い下さい。

2021年・小中学生で過去最多24万人の不登校

文部科学省が2022年に発表したデータによると、2021年度に不登校だった小中学生は24万4940人で(前年度4万8813人・24.9%増)過去最多とのこと。

内訳は、小学生の不登校は8万1498人で前年度比1万8148人増、中学生の不登校は16万3442人で前年度比3万665人増でともに過去最多。

児童生徒1000人あたりの不登校数は小学校で13人(1.3%)、中学校で50人(5.0%)。

この数字見てどう思います?

私の個人的な感想としては、中学生の不登校が5%もいるんだという「多いな」という印象でした。

40~50人のクラス規模であれば、2~3人程度はいる計算になりますので、自分の子供たちも不登校になる可能性はあるのだなぁと比較的身近な話に感じました。

コロナ渦で増える不登校数

不登校の理由は「無気力・不安」「生活リズムの乱れ」「友人関係」などがあるようですが、コロナの環境が大きいという記事を目にしました

コロナ環境下で、オンライン授業なども増えていく中、交友関係がうまく築けなかったり、、、ということがあるようです。

なるほど、これは本当にそうだなと思いました。と、言うのも、仕事でも全く同じ話があるからです。

在宅ワークが増えてリアルで会わなくなる中、社内関係者との関係値が希薄になっていて、いざと言う時に協力体制にないのは課題だよね、と、正しく同じような話をしていました。

コロナが不登校数を増やしている事実を、周辺関係者がしっかり認識し、課題感を持って解決策を模索するべきなのかなと個人的には考えます。

まりえさんの「不登校給食」という活動

不登校について考えるきっかけをくれた、かわばたまりえさんのお子さんも不登校を選んで4年目になるそう。

自身の体験から「不登校児と不登校児の親の行くべき場所が社会にない」という社会課題を感じたとのこと。

不登校児とその親御さんの少しでも外に出かけるきっかけを作りたい、と、1人で悩んでいたところ、偶然2人のパートナーと出会ったようです。

1人が東京都中央区月島にある元気喫茶のオーナーあっこさんで、不登校給食の場所貸しと麹を使ったご飯作りをしてくれている方。

もう1人が、みーこさんという現役保育士さんで自身も不登校のお子さん兄弟を持つ方で、当日、来てくださった方のお悩み相談をしてくれているとのこと。

そんな3人で実施されている「不登校給食」という活動は、2023年6月から月に1回ほど実施されています。

元気喫茶のカフェ店内で、平日昼間にカレーを作って不登校の親子のための食堂をオープン。

※不登校児・不登校児の親だけでなく活動を応援する「テイクアウト・ドネーションサポーター」といったこともできます。

もしお近くに住んでいて、気になった方がいらっしゃったら、検索してお問い合わせしてみてください

社会課題に対して愚痴を言うのか行動するのか

私が、まりえさんの行動を支援したいと思ったのには理由があります。

それは、溢れる社会課題に対して「社会がだめだよね」という愚痴を言う人はたくさんいるのですが、愚痴では社会は絶対に変わらないからです。

社会課題に対して、愚痴ではなく「課題解決のために行動する」その姿勢こそが、社会を変える一歩になる。

そう個人的には考えています。

「不登校」は、社会の中では少し触れにくいテーマだと思うので、まりえさんの一歩は凄く勇気のある一歩だと強く感銘を受けました。

そういう触れにくいテーマに踏み込んだという意味では、未開の地へ踏み出した一歩ということになると思います。

未開の地に踏み出す一歩の勇気が、後に続く人が出てきて、やがて「道」となる。

私の好きな言葉です。

不登校に悩む方はたくさんいらっしゃると思いますが、まりえさんのアクションがどこかの不登校に悩む方に届くことを心から願っています。

さいごに・・・

私自身も、長期育休経験から育児女性偏重社会に課題感を感じて「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、微力ながら発信しています。

ですが、まりえさんの活動を見て「発信だけではだめだな」とも考えさせられました。

発信という一方的なコミュニケーションに留まらないリアルな接点・やり取りも考えていかなければ・・・と、あれこれ悩む日々です。

いずれにせよ、社会に愚痴を言うのではなく、課題に対してアクションし続けている人間でありたいなと個人的には思っています。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

不登校給食という活動がどこかの不登校に悩む方に届きますように・・・

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浅田伊佐夫さん 計16ヶ月育休取得した広告マンパパ

3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。

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