やりたいこと、やって欲しいことなど、子どもに求める習慣ってありますよね。わが家の姉妹は、自分たちの意思でピアノの習い事に通っています。今回は、家でのピアノ練習を習慣化にするための試行錯誤をお届けします。

はじめに

今までさまざまな事情で習慣にしてほしい事柄をいろいろな方法で試してきました。
例えば、
・やったときは大いに褒め、やらない時は注目しない
・カレンダーを作って、できた日にシール
・すごろくを作って、できたら1マスすすむ
・マグネットボードで、やることを見える化
などなど。とはいえ、子どもであれど本人の意思なくては習慣にはできない…。

外発的動機と内発的動機

目の前に人参をぶら下げて走る馬のように、ご褒美の目的だけのために動くようにはなってほしくはなくて、ご褒美制度には否定派でした。だって、自分でやりたいからやっている訳で。簡単に、外発的動機付けとは、外部からの働きかけによる動機で、評価や報酬など自分以外の要素によって起こるやる気。内発的動機付けとは、内面から沸き起こった意欲でのやる気です。それこそ、私は子どもに対して、外発的動機ではなく、内発的動機を求めていました。

ご褒美制度を取り入れてみた

ピアノはその場だけでなく、家での練習が必要となる習い事になりますが、長女が家では全くやらない日が続いていました。そんななか、習慣化にするときだけでも、外発的動機付けは有用としり、試してみることにしました。

ご褒美は本人が望み、背伸びしなくても行えること。また、1曲進んだらご褒美などという結果に対してでなく、ピアノの椅子に座って1回弾いたらなど、過程に評価をするようにしました。

そこで、長女には1日1曲でも弾けた日が10日たまったらママとデート1回(夜のコンビニなど)としました。姉妹平等に設定しないとと考え、待てない次女は1日できたらお菓子1個としてみました。

ピアノの先生に長女がご褒美制度を取り入れたと話してみると、「練習は自分のため…と分かるのはまだまだ先。分かっていても中々行動にするのは難しいので、ご褒美でご機嫌に練習できるなら◎」と、長女にはご褒美制度があっていそうとのことでした。

結果

1日弾いたら1つお菓子が貰えると知った次女は、いままで何も求めず弾いていたのに、お菓子を確認してから弾くようになりました。内発的動機でやっている場合、外発的動機付けをしてしまうと、やる気がなくなってしまうというのを思い出し、次女のご褒美制度はすぐに撤回。お菓子とピアノは切り離し、どちらも好きな時に弾いたり食べたりして良いと方向転換!純粋に内発的な動機でピアノを弾いてた次女には、外部からの報酬は不要でした。

デートという具体的な目的ができた長女は、ご褒美までの日数を数えながら、ほぼ毎日弾くようになりました。また、ずっと続くと思っていたご褒美ですが、2回目のデートを機にご褒美を求めなくなりました。

10日でデート1回分なので、2回目のデートということは20日で約3週間。長女のスケジュールに習慣化されたピアノを弾くことは、外発的な動機がなくても弾けるようになっていました!これには感激。

習慣化とはまず3週間というのを子どもからも実感し、「親ができるのは環境づくり」とはまさにこういうことか!と実体験として学んだのでした。

また、「ピアノ弾いた?」という、私の小言を減らすために、毎日決まった時間にアレクサから「今日もピアノを聴かせてほしいです」と言ってもらっています。

親ができるのは環境づくり

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さっちゃんさん 知識で人生の選択肢を増やし、経験で人生をより豊かにする!

今度の休みはどこに行こう、何をしよう、を常に考えている好奇心旺盛な時短ワーママ。子どもとの時間も自分の時間もダイスキ!趣味は耳読で気晴らしは陶芸、時々ウクレレ。

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