「自己肯定感」ってなんとなくしか分からない

いきなりですが「自己肯定感」ってどういう意味か知っていますか?子どもが生まれてからよく耳にする言葉だなって人も多いのではないでしょうか。実は以前は私自身もぼんやりと、ポジティブ思考?自信があること?ぐらいしか理解がありませんでした。

ではもう一つ質問です。たった一つだけ、子どもに叶えてあげたいことは何ですか?

誰しも、子どもには幸せになる力を持ってほしいと願っているのではないでしょうか。先行き不明なこの時代に、高学歴、大企業エリートが幸せになれると決められた道というのはなくなったように思います。これからは子どもの心の支えとなる「自己肯定感」を育まないと、子どもが自ら幸せになる切符を得ることは難しいのではないでしょうか。

「自己肯定感」って結局なに?

私自身、自己肯定感が高い方と思っていたのですが、そうでもなかったのです(笑)。

行きたい学校、会社に入れたなど、成功する時は自分に自信があると思っていたのですが、周りの同僚が仕事ができたり、周りのママ友がうまく育児と仕事の両立をしているなと自分に対してネガティブな感情を抱いた時は、落ち込んだり忘れようとしたり否定していました。

でも本当に自己肯定感が高い状態は、うまくいってもいかなくても、どちらの状態も認められること。ありのままの自分が、そこにいてくれるだけで良いと思えることなのです。

自己肯定感は、1994年に臨床心理学者の高垣忠一郎氏に提唱されて世に知られるようになりました。高垣氏はカウンセラーとしてさまざまな人の話を聞く中で「自分が自分であって大丈夫」という安心感が欠けた世界に生きていることを感じたそうです。その「自分が自分であって大丈夫」というありのままを認めた状態が自己肯定感です。

女の子の憧れである『アナと雪の女王』のエルサが、氷の魔法を隠さず「ありのままの姿になるのよ」と歌っている姿そのものの感情になります。

「自己肯定感」はママにも子どもにも、これからの時代に必要不可欠

子どもが牛乳を自分で入れてこぼしてしまい、「もう何やってるのよ!」とイライラしたり、「〇〇ちゃんもひらがな書けるんだから、練習したら?」とつい言っちゃうことありませんか?これは以前の私の姿なのですが(笑)、親があれこれ指示を出したり、子どもができないことを否定したりしていると、子どもの自己肯定感を下げる要因となってしまいます。

上手にできたら褒めて(認めて)、失敗したら叱る(否定)ではなく、叱ったとしても認めてあげることで、子どもの自己肯定感を育めるようになります。ではどのように認めてあげれば良いのでしょうか?これは日々の声かけが肝になります。

日々仕事に子育てに追われて、声かけを丁寧にしている暇がない!そんながんばるママ・パパに向けて、次回の投稿で【これだけ抑えておけば自己肯定感を高められるコツ】を伝えたいと思います。また目を通していただけたら嬉しいです。

「自己肯定感」は、良い自分も失敗した自分も認められること

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SAYURIさん おうちで子どもの強い心を育む帰国子女ママ

高校から社会人まで9年アメリカに住み、NYで働いていた元バリキャリママです。産後はフルタイム復帰を諦めフリーランスに転身。英語の先生、育児コーチとして活動中です。年長の娘は、2年間毎朝園で泣き別れしていた繊細っ子。イライラママから脱却したことで娘も楽しく園に通えるようになりました。子どもには将来どんな時代になっても幸せに生き抜く力を持って欲しい。そのために自分のやりたい仕事も子どもとの遊びも、両方諦めたくない!バランスに奮闘しながら全力で日々駆け抜けています。

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