「ふわふわことば」と「ちくちくことば」って何?

お友だちとのかかわりが増え、子どもたち同士でたくさんの会話をする頃になると、必ず出てくるのが「今日〇〇くんにあっち行ってって言われた」のような相手を傷つけることばのやり取りです。

言った子本人に悪気はなくても、言われた方は嫌な気分になったり、怒ったり落ち込んだりする。そんな言葉を「ちくちくことば」と呼ぶそうです。胸がチクチク痛む感じですね。逆に、相手を心地良い気分にするのが「ふわふわことば」。

「ちくちくことば」を「ふわふわことば」に言い換えよう。できるだけ「ふわふわことば」を使おう。という取り組みを保育園がしていると娘が教えてくれて、その時初めてその言葉を知りました。子どもに分かりやすい表現で、うまいこというなーと思ったものです。

ふわふわことばを使ってみよう!Let'sふわふわことばチャレンジ

さて、うちの子も、「〇〇くんと一緒に遊びたくない」などと言うことがあります。そんな時、「それを聞いて相手はどう思ったかな?」「遊びたくないって言われて悲しかったんじゃない?」などと質問することで、子どもはそうか、この言葉は良くなかったんだな。と気が付くわけですが、毎回そのやり取りができるわけではありません。

また、その場その場の会話は瞬発力がありますから、そのつもりはなくても強い言葉を使ったりキツイ言い方になったりする、というのはよくあることです。

そこでわが家ではできるだけふわふわことばを使おう!もし言えなかった時もできるだけ優しい言い方をしよう!という方向性でやっています。

ふわふわことばとは、相手をふんわり優しく包むような言葉。「ありがとう」や「うれしい」「楽しい」「幸せ」など、言われたらほっこりするような言葉です。特に「ありがとう」はいくら言っても言い過ぎということはないと伝えています。

語彙力が増えてくると言い換えも上手にできて、相手を傷つけずに自分の気持ちにピッタリな言葉を選び取ることもできるようになるのですが、幼い頃はまだまだ難しい。

できるだけふわふわことばを使うにはどうしたら良いかな?と5歳の娘と話していたら、8歳の上の娘が「ふわふわことばチャレンジ」というスタンプカードを家族全員分作ってくれました。ふわふわことばを言うたびにスタンプを押してくれるそうです。カウントが大変にならないようにスタンプの上限は1日2個までとのこと。

下の娘は壁に貼り出された「ふわふわことばチャレンジ」を見ては、スタンプを押してもらおうと毎日張りきっています。また、姉に「作ってくれてありがとう」と早速ふわふわことばを実践していました。

子ども同士だけでなく、大人同士や大人と子ども同士でも嬉しい「ふわふわことば」。たくさん使えると良いですね。

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anoneさん 麹調味料に夢中!手づくり保存食オタク、2女のママ

子どもの添い寝で21時に寝て、夜中に起きて晩酌を始める強い胃の持ち主。くだらない深夜番組が大好きです。お酒はハイボールが好き。最近マシンピラティスとパン教室に通い始めました。子育ての息抜きはドラマ鑑賞とマンガと雑誌。タブレットが大活躍です。

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