子どもが生まれてからの仕事と育児のバランス

私は現在、子どもが3歳と1歳で絶賛育児にドタバタな毎日です。仕事の途中に保育園から呼び出されたり、朝夕の送り迎えや育児対応で会議に入れないなど、どうしても思うように進まないことが多くなります。でも仕事も頑張りたい、そんな仕事と育児の今の葛藤をブログにしてみました。よければおつきあいくださいませ。

2020年に長女が生まれて働き方が180度変わった

2020年に長女が産まれて育休を6カ月取得して価値観が激変し、24時間働けますかサラリーマンから家庭最優先サラリーマンになりました。それまでの働き方が嘘だったかのように最低限の仕事で切り上げ、飲み会をほぼ99%断り、家事育児に時間を使う生活。長い人生で「今は子どもに時間を使う時期」そう決めました。

仕事上のキャリアへの支障を覚悟し、朝の育児コアタイム(朝食、登園準備、送り)と夕方の育児コアタイム(迎え、風呂、夕飯、寝かしつけ)には打ち合わせが入らないように調整させてもらう日々。仕事は期待されるパフォーマンスを最低限出しつつ、余力ができても子どもの体調不良などの想定外の対応時間用に、追加の案件を積極的に受けないスタンス、これが自分の判断した現時点でベストの生き方。

そう考えていたんです、ただ…。

当時の上長からの評価面談で言われたこと

昨年末、当時の上司との評価に関する打ち合わせで言われたんです。「評価は下がりはしないと思うけど、上げられないと思う。浅田のクラス・グレードならもう少し期待を上回るパフォーマンスが欲しい」これを聞いて思ったことは2つ。

1つは「そうですよね、上がらないですよね」ということ。この最低限のやり方で上がるわけはないと改めて認識。仕事も仕事以外も、期待値を大幅に上回る「その手があったか」みたいなところに価値が生まれると、ずっと考えて生きてきました。

最低限のパフォーマンスで仕上げるなんて仕事じゃない。後輩に「現状維持は堕落なり」と言っていた自分が思い出されます。今はメチャクチャ最低限で維持しかしていない…。

2つ目に思ったのは「悔しい」という感情。平たく言うと、低い評価に悔しいと思ったのだと考えたのですが、自分なりにこの感情を紐解いてみたんです。

最初、以前のように仕事だけに時間を使えていたらこんな低い評価は受けないのに…ということなのかな、と思ったのですが、じゃあ子どものいない生活の方がいいのかと言われると全くそんなことはないんですね。だったら評価低くていいです、と。

じゃあ、この「悔しい」という感情はどこからくるのだろう?そして考えた挙句、結論はこれです。

家庭優先で仕事に使える時間が少ないのは仕方がないとして、「限られた時間の中で全力を尽くしていないから」です。限られた少ない時間の中で自分が全力を尽くしたと言い切れるのであれば、やり切っているので、その結果の低評価は受け入れられるはずなんですよね。「家庭優先」という言葉に逃げて、本気で仕事に向き合っていない自分に気づいたんです。

これではダメだ。家庭優先で時間は限られたとしても、その条件の中で全力を尽くしている自分でいないと。そんなことを考えている時期に異動の内示を受け、2024年の1月1日から新しいチームへ。

新しいチームで気持ち新たに仕事に真摯に向かう日々

新しいチームの上司は、以前に同じ部だった先輩で、仕事やその他に全力疾走していて意気投合していた会社の兄と慕う先輩。神様からのメッセージだと思いました。あなたが家庭を優先するのはいい、でもそれは仕事の手を抜いて良いということじゃないよ、と。

やるしかない。1月1日から家庭優先な状況は維持させてもらいつつも、仕事に対して真摯に誠実に取り組むように意識しています。

案件を積極的かつ前向きに引き受けて、与えられたことだけじゃなく、チームのために自分ができることは何なのかを考え、主体的に行動する。視座を高く持ち、チームのため会社のために行動して、後輩を正しい方向に導く。

あぁ、そうだ、仕事って後ろ向きに引き受けると面倒なものになるのに、前向きにやると楽しいものだった、と再認識。この感覚、大事だな、と2024年は仕事「も」頑張ろうと思っています。

ただ…。

娘から言われた「お父さんお仕事しちゃだめ」の言葉が胸に突き刺さる

先日、娘から言われた言葉が胸に突き刺さりました。迎え~風呂~夕飯の最低限の育児をして、すぐに仕事に戻り(在宅勤務なので別の部屋で仕事)、企画書を書いている時。ドアが開いて、おやすみを言いにきてくれた娘がこんなことを言ったんです。

「お父さんなんで仕事してるの?」「一緒に寝ようよ」「お仕事しちゃだめ」と。

「お仕事ばかりでごめんね」と言い、複雑な感情を抱えながら仕事を再開。娘や家族に誇れるような自分であるためにも「仕事に真摯に向き合う」、そんなことを考えていたのですが…。3歳の娘にとっては、仕事を最低限に切り上げて自分に時間を使ってくれるお父さんの方がいいんですよね…。

最後に…

ワークライフバランス、何が正解なんですかね?といろいろと葛藤し悩む日々です。正解はないと思うので、模索しながら進むしかないのかなとも思います。ただ1つだけ言えることは、どんな状況でもどちらの領域にも、胸を張って「全力を尽くしています」と言える自分であろうと思いました。

難しいですね…。最後までおつきあいいただき、ありがとうございました!

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浅田伊佐夫さん 計16ヶ月育休取得した広告マンパパ

3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。

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