/ 2019.02.18

家でもできる数のお勉強

今しかできない経験を、ということで、我が家はシンガポール駐在中、ローカル幼稚園に通わせていました。日本の幼稚園には通わせていないので比較はできませんが、他の国の子供たちがどのような教育を受けているのか、ぜひ皆さんの参考になれば嬉しいです。

シンガポールの教育事情はまたの機会にお伝えするとして、今回は2-3歳児クラスでの「数」のお勉強について。先に簡単に説明してしまうと、数字が印刷してある紙が配られ、その紙に色塗りをしたり、書かれている数だけ何かを貼り付けて数字を学んでいきます。

色塗り

こちらの写真の紙は、私が再現したものなので手作りですがお許しを(^^;)

この数字の枠の中に色鉛筆で色を塗っていきます。この作業を通じて、各数字の「形」を子供たちに意識させます。今後同じ数字を目にした際に自分が塗った「形」と一致すれば、それが何という数だったかという記憶と繋がり、数字の形と読み方の認識が深まります。これは数だけでなく、平仮名などでも同じことが言えます。

色塗りにはこんな効果が!

1、鉛筆を持って塗る作業は「手先を動かすトレーニング」となるため運筆能力がアップする。

2、線からはみ出さないようにしたり、作業に没頭することで集中力がアップする。

3、使用する色の数を徐々に増やしていくことで、複数の色の使い分けや、色の名前と各色の違いを覚えていく。微妙な色の違いがわかると、将来、色彩感覚豊かな子どもに育っていく。

4、(塗り絵に限ったことではないが、)完成した際に生まれる達成感が自信に繋がる。

書かれた数だけペタペタ

次に各数字の「概念」を理解するために、紙に書かれた数字の数だけ「モノ」を貼り付けます。貼り付けるスペース用に、数字の下を少し空けていますが、それ以外は特に指定がないので、子供たちは自分の思うままに素材を貼っていきます。

子供の興味が尽きないよう、市販のシールだけでなく、動物の形に切り抜いた色紙や、家にある綿棒など、身近な素材を使っています。小石や落ち葉、ビーズなども、ボンドを使えば張り付くので、ぜひお子さんとお散歩を楽しみながら、素材探しをしてみてください。

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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