2019.04.29
こどもにはお金とうまく付き合っていける大人になって欲しい、なんて漠然と考えていましたが、そもそもお金って一体何なのでしょう。お金の正体がわからないと、お金の稼ぎ方、使い方も教えることが難しいと気がつきました。今日は、お金とは何かについて考えてみます。
お金とは「信用」の形だった!
結論から言うと、お金とは「信用」を形にしたものです。例えばわたしたちは、一万円札を手にしたとき、お札という本来ただの紙切れを「一万円」分の価値があるものだと信じています。みんなが信じているので、その紙切れを物やサービスと交換することができます。
「お金を稼ぐ」とは、「信用を稼ぐ」ことだった
お金が信用の形であるのなら、お金を稼ぐというのは信用を稼ぐ、ということになります。逆に言えば、信用を稼いでいる人が、結果的にお金を稼いでいるのです。
では信用を稼ぐにはどうしたら良いのでしょうか。その答えは「与えること」です。
「お金をもらえるならやる」ではなくて、先に自分から与える。周りにいる人が困っていることはないかを探し、それを解決する手助けをしたり、何か頼まれたときに交換条件を出したりすることなくイエスと答える。
与えるとはつまり、得を取らずに徳を積む、ということなのですね^^
その繰り返しが、信用を稼いでいきます。そして、信用を稼げた人は、形あるお金も自然と稼ぐようになります。
実際に試してみたら、真実だった
実はこれらの話は、セミナーや本などで学んだことです。わたしはお金のことをお札やコインのことだと思い込んでいたので、この考えを自分のものとするには時間がかかりました。
けれども、「もう一人こどもが欲しい」という夢を諦めないためにも、月々の収入を増やすことが必要だったので、騙されたと思って実践してみたのです。それが「自分の年収が1000万円だと思って働く」というもの。
わたしはパート社員なので時給制です。年収1000万円だとすると、時給は5000円を越えます。「時給5000円のわたし」はどんな行動を取るだろうかと考えながら働いてみたのです。
挨拶の声は自然と大きくなり、周りの人の効率を上げるにはどうすれば良いかと考えるようになりました。困っている人がいないかと探すようになりました。
するとその1ヶ月後、希望していた在宅勤務が叶い、時給もアップしました。さらにその1ヶ月後、別の企業からお誘いを受け、より好条件で働けることになったのです。
正直スキルは変わっていません。変わったのは考え方と視野です。お金の正体がわかったことで、こんなにも働き方が変わり、結果的に収入も増えるものなんだとわかりました。
子どもに「お金ってなあに?」と聞かれたら
この経験からわたしは、もしも子どもにお金って何なの?と聞かれたら、自信を持って答えられます。お金の正体がわかれば、どんなふうに働けば良いのかがわかってきます。働くことが、人の役に立つ喜びに変わってゆきます。
お金の正体がわかれば、貯金だけが全てではないということもわかります。お札やコインを貯めることよりも、どのくらい信用を貯めていけるかの方が大事です。
そして、お金を稼ぐことと同じように、お金を「守ること」「増やすこと」「使い方」も大事だということがわかってきます。大切な我が子には、お金と仲良く付き合っていって欲しいから、これからもお金の勉強を続けていきたいな、って思います^^
お金の本質を理解して、子どもに正しく伝えてあげたいですね^^
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松本 てんさん
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夫と娘の3人暮らし。「普通」に憧れつつも底辺から抜け出せない夢見がちママですが、家族のためにお金の勉強始めました。日々学んだこと、体験したことを紹介します。