2019.11.24 / 2019.11.27
ゴミ収集車、よく見かけますよね。もちろん独身の時から「あっ!もう来てる!」とゴミを持ったまま、車に向かってダッシュしたりと身近な存在でしたが、男子ママになってからは、もっと近い存在に。
というのも、男子ってゴミ収集車好きですよね?街で見かけるとあの後ろにゴミが潰されながら、吸い込まれていくのがメカっぽくって心をくすぐるのか、朝、保育園への道中、何度もゴミ収集場で立ち止まり、全回収を係員のように見守ったり「お気に入りの1台と一緒に寝ていいよ」というとまさかのゴミ収集車。「これにも背中トントンしたげて」と言われ「ゴミ収集車を寝かしつけることになろうとは、人生わからんもんだなぁ」と思ったものです。
そんな中みつけた1冊。「このゴミは収集できません」マシンガンズ 滝沢秀一(著)白夜書房(刊)
お笑いコンビのマシンガンズの滝沢秀一さんが子供ができた時、奥さんに「40万持ってきて」と言われ、お笑いを続けながらできる仕事を探した結果、ゴミ収集会社に就職、そこでの日々をTwitterでつぶやいていたら話題になり本になったものだそうです。マシンガンズの滝沢さんは最近よくテレビでゴミの分別の話をされているので、見たことがある人も多いと思います。
冒頭はゴミ収集員あるあるネタがマンガになっていて、あっという間にゴミの世界に引き込まれます。マンガ部分は年長の長男も読んで笑っていました。
45リットル袋いっぱいのえのきバターなど謎なゴミの話から、金持ちゴミとそうでないゴミ、ゴミから見る格差など、ゴミから見えてくる人間の行動習性にはびっくり。
また、ゴミ清掃員から見たオススメ物件の章は、もう家を決めてしまった我が家ですが、これからマイホームを建てようという人は一度チェックすると参考になりそうです。これからは、子供以上にゴミ収集所を凝視してしまいそうです。
最後の章にはゴミから見えてくる日本の未来が書いてあり、ゴミって普段出してしまうとその後のことはあまり考えませんが、そのあとにはこんな物語があるのかと、思わず考えさせられてしまいました。
毎日出すゴミ、そこにはいろんな家の暮らしがあり、それを運んでくれる人がいる。
くすっと笑えて考えさせられる、秋の夜長に、オススメの一冊です。
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nagisaさん
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パクチー農家のヨメ。農業からライターまで幅広く活動中。2人の男児のママ。ネイチャー系男子たち(夫も含む)との日々は虫嫌い&文化系ママにはいつも未知との遭遇です。