/ 2020.01.03

紙ってなにからできているか知っていますか?

紙は木から出来ています。

そんなこと知っているわ!という人もいるかもしれません。
私も知ってはいても、木がどうやって紙に変わるのか想像がつきませんでした。

私たちが普段使っている紙には、和紙と洋紙の2種類あります。
書道などに使われている日本に昔からあるのが和紙で、ノートやコピー用紙などは洋紙です。

和紙の材料は、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などの木で、この木の皮を剥いで、たたいて繊維(せんい)を取り出します。これを煮つめて、糊をまぜて、漉く(すく)という作業をします。それをかわかせば和紙になるそうです。(実際はもっと多くの細かい工程がありますが、簡単に説明しています)

洋紙の方は、木をけずり、くだき、薬でにつめて、糸のような「繊維」を取り出し、これに糊をまぜ、漉き、棒にまきとって乾かしていくそうです。

長男が赤ちゃんの頃、町の保健センターで遊べる日によく一緒になって仲良くなった方の旦那様が地元の楮(こうぞ)で和紙を作るプロジェクトを主催されていて、昨年と今年の2回、子どもたちと楮の皮剥ぎを体験(お手伝い)させてもらいました。

皮を剥ぐ前に…

楮はクワ科の落葉低木で、1年で3メートル以上に伸び、毎年収穫できるそうです。


楮の木を根元を残して刈り、刈った枝を蒸します。

普段、たき火をしないし、あまり見る機会もない子どもたちは、火に興味津々です。

楮の皮を剥ぐよ!

蒸された後、温かいうちに楮を剥いでいきます。
先端を握って左右にぐりぐりすると裂け目が出来ます。そこから引っ張って剥いでいきます。
子どもの力でも簡単に剥げるので楽しいようです。

剥いだあとは、紙の原料になる皮の繊維部分を干して乾燥させます。

剥いだ後の枝の芯の部分は特に使い道がないようでもったいないので、子どもたちがチャンバラしたりして遊んだり、貰って帰りましたが、一度蒸されてしまっているので、カビが生えやすかったです。なにか、いい使い道あったらいいのに。

木から紙を作るって、すごいね!

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AImamaさん

2011年生まれの男子、2013年生まれの女子の母 。東京にほど近い田舎在住。趣味は懸賞、特技は読み聞かせやモノづくり。

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