2020.02.04 / 2020.02.08
子どもにスマホを持たせたら心配なこと
中学2年生、小学6年生、3歳児の母のaacoです。
中学生、小学生の上の子達は、スマホデビューしていますが、もちろん3歳児はまだ持っていません。でも、使い方を教えてないのに使えてるんです。子どもの吸収ってすごいですよね。ちなみに上の子達は小学6年生でスマホデビュー。
「子どもにスマホを持たせるかべきか否か」。子育て中のママやパパならいつかは直面する悩みではないでしょうか。
私が子ども達にスマホを持たせることで、心配だったこと(イメージ)はこんな感じ。
1.健康に悪影響を及ぼす
スマホを触ることでブルーライトの影響、視力低下、自分で考える力の低下、つい寝る直前まで触ってしまい寝不足&質の悪い睡眠になる。
2.スマホ依存症
ゲームや通話、メッセージアプリにSNS、調べ物、音楽、常にスマホがないと落ち着かない、常に触っている。
3.集中力の低下
勉強中にメッセージが来たり、情報が多すぎることで集中できなくなり、落ち着かない。
4.トラブル
SNSの危険性や情報漏洩、文面だけの判断によってすれ違ったり、人間関係悪化、勘違いしたり取り返しのつかない事態になる。乗っ取りや知らない間に事件に巻き込まれるなど。
5.金銭面
月々の支払い、有料アプリや課金など知らない所で高額請求なんてことも。
言えばキリがないスマホ問題。でも、1番危険なのは危険性を知らない大人が子どもにスマホを渡すことなんです!これから本当にあったスマホのトラブルなどを紹介していきます。
小学生、中学生のリアルスマホ事情
小学校によると思いますが、子ども達が通っている(通っていた)小学校は高学年になるとスマホのことについての授業があります。
親も参加できる日があったので、私も何回か参加しましたが、個人的にはスマホを持つ人なら知ってるのでは?という内容で驚きました。例えば、自分の名前や住所はSNSに載せないとか。
そんなの常識じゃん!なんて思うかもしれませんが、個人情報を載せることで何の危険に繋がるか知らない人が多いのでやっているそうです。
実際に学校行事の写真を位置情報付きでSNSにアップする保護者。自分の子どもだけではなく、他の子もばっちり写っているのに許可なしでアップする(体育着には名前も学校名もあり)。SNSが普及したばかりのころ、続出していました。
そして、つい最近では6年生のスマホに関するアンケートが実施されました。うちの子が通っている小学校の6年生だけで73%がスマホかタブレットを持っているそうです。
そのうちの72%がスマホ、タブレットを使うルールがあり、28%はルールがない。
インターネットで顔を見たことがない人とやりとりをしたことがあるのが60%
中学生になるとスマホやタブレットの普及率はさらに上。
中学校は「スマホは親の責任なので、親がしっかりと管理して下さい」と保護者会で毎回話があります。
3年間で実際にあったスマホトラブル
ここ3年間で大きなものから小さなことまで、本当に色々なトラブルがありました。
1.近所のユーチューバーが公園で遊んでいた小学生を勝手に(親に許可なく)家に連れて行ったり、遊んだりしてYouTubeにアップした。これは、警察沙汰になったり臨時保護者会になったり、かなり大きな問題になっていました。
2.親のカードを勝手に使い、自分の子ども以外にもその友達などにもカード番号が広まり、課金などに使われ高額請求された。
3.写真屋さんが撮った先生の写真を撮り、加工してSNSで拡散。
4.先生達のプライベートを動画で撮り、SNSで拡散。
5.YouTubeやSNSに許可なく友達をアップする。
6.勝手に友達のスマホを操作して、不謹慎な言葉をSNSで発信したり、フェイクニュースをアップする。
7.メッセージが来たらすぐ返さないと仲間はずれになる、無視されるのが怖くて食事中もお風呂にもスマホを持っていき、寝不足にも。
8. 1番悲しいのは、SNSトラブルがきっかけで自ら命を絶ってしまった子が近隣の別々の中学校で2人もいたこと。
子ども達を加害者にも被害者にもさせないために、まず親がスマホ(SNS)の危険性を知って、しっかりと子ども達に伝える必要があります。
文字だけでは、相手の表情も感情も分からないこと。その場の感情だけで返信しないこと。意味の取り違いが起こること。文字だけで判断しないこと。なるべく連絡ツールだけにすること。コミュニケーションは会ったときに。大人でも起こるスマホ問題だからこそ、子ども達にしっかりと伝えたいです。
あと、トラブルではないのですが小学6年生のうちに、もう入学する中学校のLINEグループを作られているんです。入学前から遊んだりして、入学式にはスマホ持ってる子たちは、みんな知り合い状態。スマホがない子達は少しの間、孤立してしまうそう。
子どもとの約束やプライベートはどうする?
学校側は「スマホは親が支払ってるのだから、親のです!子どものスマホはみていいんです!」そんなお話がありました。
私たちの小学校時代はもちろんスマホはなかったし、初めて持ったのは自分でアルバイトをして購入したPHSが最初でした。
でも、小学校、中学校の頃交換日記って友達とやってませんでしたか?友達との交換日記を親にみられるなんて、信じられない!と思っていたあの頃。
きっとスマホを親にみられるということは今の子は、昔の交換日記を親にみられる感覚なんだと思います。それは、嫌ですよね。
でも、交換日記は世界中に公開されません。交換日記に他人がコメントすることは出来ません。交換日記はゴミに出してしまったら残ることはありません。子ども達の人権はもちろんありますが、それ以上に子ども達を危険にさらすことのほうが、危険です!
子ども達を事件やトラブルに巻き込まれないようするには日々の親子間の会話が大切。全く話さない子だと、親はもちろん本人もトラブルに巻き込まれていることに気づかないことも少なくないんです。
上記にもありましたルールがあるのが72%。わが家の場合、持った当初は厳しく、それが守れたら段々と自由にするやり方をしています。でも、スマホを持った子ども達はすぐに親を抜かします。親との約束を掻い潜る方法も知ってます!
だから、約束やフィルタリングでコントロールするのではなく、本来は親子の絆がしっかりしていれば自然とトラブルも防げるのかなぁーと、この3年間で思いました。
いつから持たせる?スマホの利点は?
女の子に多いのかなぁ?と思うのが「みんな持ってるから欲しい」(みんなと言っても3~4人だったりする)。
スマホを持たせるタイミングは、親の仕事や生活環境、経済的な理由など色々なことがあるかと思います。警察の方によると地域の差もあるようです。
スマホを持つことで悪いことばかりではありません。むしろ、しっかりと危険性を知ったり教えたりすることで、とても便利で有効な手段となり、生活がスムーズになります。
スマホを持ったことで良かったこと
(キッズ携帯でできることは省いています。家族間での話です)
1.家族の予定を共有できるアプリで、再度予定を聞かなくても把握できるようになった。
2.家庭内でのルールや共有しておきたいことは、写真と文章で伝えられる。(言った言わない、約束が曖昧がなくなった。)
3.撮った写真をメッセージアプリのアルバム機能で共有できる。
4.GPS機能でいる場所が分かる。
(子ども達からの「いつ帰るの?どこにいるの?」が少なくなりました。約束の帰宅時間が過ぎても帰宅中だということも分かる。)
5.クーポンやアプリなどお得なことも増えた。
6.今話題のことや流行りなど子ども達が知った情報などで会話が増える。
7.旅行やお出かけ場所の情報をあらかじめ調べてくれる。
8.親が使いこなせない機能を聞ける。
ここまで良いことも悪いことも言いましたが、そんなわが家も失敗ばかりで、実際にスマホは早かったんじゃないかと思ったこともありました。うちは絆がしっかりしてるから子ども達は嘘つきません!隠し事しません!なんて言えません。子育てって難しいです。何が正解かなんてわかりません。
親は子どもに育てられてるような感じがします。親子で共に成長し、スマホと上手く付き合えたらなぁーと思います。
心のフィルタリングは親子でなくそう
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aacoさん
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高校生、中学生、年長男子を幅広く子育て中♪ お菓子作り、収納、100均が大好きです。 キャラケーキやアイシングクッキーを作ってイベントやお誕生日に楽しんでいます。 働きながら調理師免許、アイシングクッキーの資格を取得。人生2回目のマイホーム購入しました!