/ 2020.07.10

迷わずローカルスクール入園を決めました

シンガポールに住んでいた頃は、まだ子どもたちが未就学児でした。ローカルの小学校は外国人の入学のハードルがかなり高いですが、幼稚園であれば、シンガポール人以外でも比較的入学しやすい環境となっていたため、迷わず現地校への入園を決めました。

正直どのくらいの期間住むか全く見通しが立っていなかったので、海外に住むというチャンスがあるうちに、それを最大限に活用し、子どもたちには広い世界を見てほしかった、という思いがあります。

噂通り教育熱心!

日本の幼稚園に通わせたことがないので、日本との比較はできないのですが、日本人を含む他の国のママと話していても皆シンガポールは勉強熱心という印象を持っていました。

シンガポールでは幼少期から「バイリンガルとして」育成されます。

シンガポール公立校では、学校教育を英語で学ぶため、入学する時点で英語がある程度理解できていないと勉強についていけません。母語(華人系は中国語、マレー系はマレー語、インド系はタミル語など)は日本で言う「国語」の時間で勉強します。

そのため、小学校入学前から英語と中国語を学ぶことができるローカル園が非常に多いです。

また、優秀な小学校にわが子を進学させるために、年長時に引っ越しする家庭も結構聞きますが、これも国土が小さいシンガポールならでは。

どこに引っ越したとしても、車さえあれば、親の通勤時間は30分以内に収まるので、職場を変えずに住むエリアを変えることができるのです。

ローカル園の典型的な1日

今回はわが子が通っていたシンガポールのローカル園の典型的な1日を紹介します。

8時前:スクールバスに乗車

8時過ぎ:園に到着
~10時:中国語の授業

10時:モーニングスナックを食べる(これ以降は英語で過ごします)
~12時:英語の授業

12:30:ランチ
~14:30:お昼寝タイム

15時:アフタヌーンスナックを食べる
~17:00:午前中の勉強の続きをしたり、自由に遊んだり…

17:30頃:スクールバスで帰宅

食事はおやつを含めて1日3回!

シンガポールに限らず、英語をメインで使う園で多い印象を受けるのですが、スナックタイムは毎日2回。うちの娘たちの園はマストではないのですが、午前中のおやつは持参している人が多かったです。

持ってくるものは多種多様。ジュースやチョコなどの甘いものを持ってくる子もいれば、手作りおにぎりを持参する子もいました。意外なことにミロを持参する子がちらほら。栄養価が高いからか、幼稚園によっては園が提供するおやつの1つにミロを出すところも。

毎日少しずつやることが変わるので、あくまで上記の時間割や内容は基本形です。親を招く行事(運動会や発表会など)があるときは、その練習で半日が潰れたりもしていました。

勉強だけでなく、行事への力の入れ方も、恐らく日本の幼稚園や保育園では考えられないくらいのエネルギーを注いでおり、日本人の親からは「ちょっとやりすぎなのでは??」という意見もちらほら聞こえてくるくらいでした。

しかし、ハードな練習の甲斐あってか、行事の完成度は非常に高く、「わが子がそんなことできるなんて!!」と、大変親バカな発想ではありますが、毎度ビックリさせられていました。

最後におまけ。9月入学について思うこと

日本では「一瞬」9月入学の話が出ていましたよね。海外の主要国では9月入学がスタンダートだから留学しやすい&留学生を受け入れやすい、というのが理由の1つに挙がっていましたが、シンガポールの学校は1月始まり12月終わり。

シンガポールは多民族国家で、「海外の主要国」の1つにカウントすべき経済大国ですが、ここは9月始まりではないのです。

それでも(外から見ている限りは)うまく回っていますし、日本の学校を9月入学にするか否かについては、焦ることなく、時間をかけて検討を続けていってほしいな、と個人的には思っています。最後の余談まで読んでいただき、ありがとうございました!

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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