/ 2021.12.15

こんにちは、pucciです

以前の記事でも、適応障害になった旨をお伝えしていましたが、私の適応障害の経過について、そしてそれに伴うキャリアについてお話しできれば、と思っています。

適応障害の診断が下ってから約4カ月が経ちました

もう、調子は元どおりです。私の適応障害の体調の流れは、こんな感じでした。

4月中旬〜仕事復帰直後から、仕事の人間関係が不安・疑問に思うことがあった

5月末〜徐々に心身の不調が始まる

6月末〜体調が常に悪い

7月中〜仕事で結果を取れて少し浮上…。まだ頑張れそう、と気合いを入れ直す

8月〜気合いを入れていたからか、底辺まで下落

8月末〜会社に行けなくなる…適応障害の診断で3カ月の休養

11月末退職

そもそもの始まりは、育休復帰後の部署異動

「産休・育休から復帰する場合は原則元のポジション」というのが通例ですよね。今回身を以て実感したのが、この育休復帰後の部署異動が如何に大変かということです。

何が具体的に大変かというと
・仕事内容がリセット、0から学ぶ
・人間関係もほぼ0からの構築
・それでも年次は上がるからプレッシャーはかなりかかる
・上記と子育てのバランスが取りにくい
などなど。

特に仕事内容と人間関係がかなりのストレスでした(以前共に仕事をしたことのある苦手な上司もこの部署に異動になっており、その人とまた働かなければいけないということもありましたが…)。

実は1度目の復帰も部署異動

今回の部署異動は、2人目の育休後の話で、1人目の育休復帰の際には、元の部署に戻りたくないな…という思いと、ちょうど異動のタイミングが重なり、自分としては希望の部署に行かせてもらえた経験がありました。

確かに仕事内容が変わったり、人間関係が変わったりすることには多少の不安はあったものの、やりたい仕事ができている充足感もありましたし、職場にママさんも多く、相互に理解をしやすい環境であったことも大きかったので、特に問題はなく過ごせていました。

そんな恵まれた環境だから2度目の復帰は、この部署に戻りたい思いが強くありました。だからこそ、異動を打診されたときは、なかなかのショックで復帰前から不安を抱えていました。

こうして書いていると、改めていい環境であったことでそれに甘んじていたのかな、という気にもなりますし、会社員なんだから、部署異動やその辛さはあって当たり前だろ!と思う人もいると思います。

私もそれには同意ですし、それを理解して入社をしているので自分でも甘ったれているなとも思いました。

でも、やっぱり無理なものは無理

前回の適応障害についてのブログでは、メンタルを保つ方法について書きましたが、本当に自分のメンタルを保てていられれば良かったんです。

でも、嫌な上司と毎日顔を合わせたり連絡を取る日々に、もともと働きたい職場ではないのでどんどん心身ともに疲れ切って行きました。

通勤の電車や社内でも、気を張っていないとすぐに涙が出てきてしまうような状況になり常に頭は真っ白。仕事もうまくいくはずがありませんよね。

悪循環で、上司から注意を受けることや全体の前で詰められることも増え、いつの間にか、朝起きると吐き気や頭痛が止まらなくなり、会社へ行けなくなってしまっていました。

休むって…?どんな流れで休んだのか。何をしていたのか

会社へ行けなくなってからは、心療内科での診断結果を提出すると公式に休みに入るのですが、

前職では休職は「有給」→「欠勤」→「休職」となるため、しばらく有給を使い(2カ月分も溜まっていました!)休んでいました。

直属の嫌な上司ではなく、その上の上司や人事と連絡を取り、面談を経て休みに入る流れでした。当然会社には行けないので、オンライン面談や電話、チャットなどを通して連絡していました。

休んでいる間は」「とりあえず何もせずぐうたらのんびりする」ことを心がけていました。

ありがたいことに、休職中も保育園へ子どもを預けられるので、日中はかなりのんびりで休み始めて1カ月半くらいは、まともな精神状態ではなかったので、ひたすらにNetflixやAmazonプライム・ビデオなどのサブスクで映画やドラマを見ておりました。

適応障害とは不思議なもので、その原因の環境から距離や時間をとって離れるだけで徐々に良くなるものらしく、私も1カ月半くらいすると、友人に会ったり電車に乗って出かけることもできるようになりました。

とはいえ…不安なこともまだまだありました

会社の方面へ出かけると体調が悪くなるので、そこは避けて、近所の公園へウォーキングしたり、歩きや自転車の範囲で友人にあったり、アクティブに出かけられるようになり、そうするとだんだん前向きな考えも持てるようになりました。

が、もちろんそれでもまだまだメンタルは不安定で、常に悩みが頭を支配していました。会社を休み始めてから、ずっと大きな不安だったのが今後の自分のキャリアです。

実際、「休むと自分のキャリアに傷がつくよ」「大変なことは当たり前、みんな頑張ってるから会社行きなさい」と言われることもあり、休んでいる自分が情けなく、どうしようどうしようと思うことが毎日ありました。

不安に負けてしまうことや、これ以上自分を落とすのが怖い、と思い行動に移したのが「転職活動」でした。会社復帰がもし難しかったら、環境を自分で変えよう。変えたい。と思ったのが始まりです。

転職がダメなら、おとなしく自分の体調を大事にしながら、元に戻るなり異動させてもらうなりしよう。と軽い気持ちで始めました。

「適応障害で転職」の注意点

ただ、これ、注意したいのが、本当にメンタルがやばいときにやると、めっちゃ落ちます。書類すら通らない。通らないから、さらに落ち込む、なんていう悪循環を引き起こす可能性があります。

ということで注意点
1.あくまでも、軽い気持ちで
落ちるのが当たり前、通ったらラッキー!くらいに構えていないと、かなりしんどいことになると思います。

2.優先順位や他のオプションも考える
・本当に転職しないといけないのか
・元の会社の別の部署なら大丈夫か
・転職先は今より条件が良くなるか
など。

今の状況から逃げたい!抜け出したい!だけで、後々よりつらくなったら意味がありません。会社に居続けるメリットもたくさんあるので、慎重に動いた方が良いと思います。

私自身は育休復帰をしてからというもの、その環境が嫌で転職サイトには登録をしていた状況でした。でも、めちゃめちゃメンタルがやられていたので、全然通らない。会社を休んでからすぐに不安をかき消したくて始めたのに、全然ダメ。

もうダメなら、転職活動一旦辞めよう、自分の回復を優先しよう、と思い一旦止めました。最悪、今の会社に戻れるから、それまで休養しよう。と。

実際、会社には適応障害の方がちょこちょこ居て、休んでも大きな影響はないのが事実でした。休んだからといって、キャリアに取り返しのつかない傷がつかない会社だったので、人からどう思われるとか考えずにとにかく休ませてもらおう、というスタンスに切り替えました。

で、だんだん回復してきて再開

先ほど1カ月半くらいしたら、徐々に良くなってきたと書きましたが、その頃から転職活動も再開しました。そのとき、以前書いていた自己PRや職務履歴書などを見返したのですが、そりゃ通らないよな〜〜〜となる内容ばかりで、やっぱり一旦止めてよかったなと思いました。

きちんと作り直して挑んだら、以前と比べて面接まで通る確率が格段に高くなりました。ここで、メンタルを整えること、必要なら休むことの大切さを改めて感じました。

面接を通過したり、内定をいただいたりすることで、自己肯定感が高まり更なるメンタルの回復を感じることができたので、自分にとっては「転職活動」自体、自分を取り戻すのにとても有効な手段だったと思います。

結果として…

私は会社を辞め、転職することにしました。

決断背景として、
・もともと転職願望があった
・今の会社に居ても、自分の描きたいキャリアがない
・もっと自由度高く働きたかった
・30歳の節目に、良いタイミングだと思った
・希望が叶いそうな会社からオファーをもらえた
ことで決めました。

まだ、この転職が成功かはわかりませんが今の会社に居なければいけない。ということから解放されて、めちゃめちゃスッキリしました。

もちろん、新しい会社でも人間関係や仕事内容に慣れるために苦労はあります。でも、自分で決断をして選んだからこそ、その立場に責任を持っていられるということが大きな違いだと感じています。

もし、復帰前の異動の打診で、はっきり断っていれば…と思うこともありましたが、その反省を活かしていくしかありません。

むしろ今は、休んでいたときに始めた週2〜3筋トレで、身体がしまってきて、いい趣味ができていい経験になったと、感謝すらしています(笑)。

心新たに感張りたいと思います!!

会社を休んでいても、子どもたちのおかげで生活リズムが崩れなかったのがほんと〜にありがたかった!!!!子ども達に感謝!!笑

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pucciさん

2歳の長男と、0歳ベビー、自営業の夫と4人家族の28歳。 時短勤務中。 日本生まれ日本育ちで日本語・英語・中国語を話す。 趣味は国内外旅行。夢は海外勤務。 モットーは『とにかくラクして楽しく生きている!』 言語取得や子連れ旅行などゆる~く発信♪

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