小学生の頃に行った社会科見学

“工場見学”と聞くと、子どもの頃に行った社会科見学を思い出す人も多いのではないでしょうか?近年、そんなイメージとはガラッと変わった進化を続けている工場見学ですが、その中でも製造工程紹介の最近のトレンドについて紹介したいと思います。

子どもが喜ぶものもたくさんあるので、子連れ工場見学を検討している方は、是非最後まで読んでいただけると嬉しいです!

大体どこの工場でも最初にある映像説明

予約制かどうか、自由見学かどうかにもよりますが、だいたいの工場見学の流れって、最初は映像説明から始まることが多いんです。

企業概要だったり、工場概要だったり、製造工程紹介だったり…。昔は、製造ラインの映像はそんなにバリエーションもなかったのですが、最近はその映像にも工夫が…!

商品になりきって…

私が最初にすごいなと思ったのは、6年以上前ですが、神奈川県にある「キリンビバレッジ湘南工場」。製品目線での製造工程の映像が流れたのですが、迫力があるし、製品になりきった気分で製造工程が学べるのが、とても面白い!と印象に残っています。

VR技術を駆使して…

最近では、VR技術を使った製造工程映像も登場しています。「キリンビール取手工場」では、実際の製造工程見学を廃止し(これはこれで寂しい…涙)VRメガネで製造現場に入り込んだような体験ができます。※年齢制限があるので、小学生以下は一人では見ることができないのが残念…。

2023年2月にリニューアルオープンした「メグミルク阿見工場」でも、実際の製造工程にプラスして、ガラス越しでは見えなかった部分などをVR映像として見ることができます。異空間にワープするような感じでした笑 ※こちらは年齢制限はとくに言われませんでした。

VRメガネを使った製造工程見学だと、自分で気になる方に頭を動かしてみることができるので面白いですよね!

風や水しぶきも飛んでくる!?

2023年1月に有料化リニューアルした「アサヒビール茨城工場」。

アサヒビールのスーパードライができるまでの様子を大迫力のスクリーンで体感できる「スーパードライシアター」があります!缶の上に乗った目線でスピード感と迫力のある製造工程だけでなく、タイミングよく風や振動、水しぶきなども飛んでくるという、もはやちょっとしたアトラクションです!笑 

ただし、かっこさよさにこだわりすぎて(実際の製造ラインより誇張した感じ)いまいち製造工程がわかりづらいかもという気持ちはあります。でも、まるでジェットコースターに乗っているようなその感覚は、とっても楽しく、子どもたちにも大好評でした。

ついにドローンも登場!

群馬県にある「カルピスみらいのミュージアム」では、ドローンで製造工程の様子を撮影した映像を見ることができます。ドローンだからこその壮大感や撮影できる部分を存分に楽しめます。また、プロジェクションマッピングを使った“カルピスができるまで”もキュートで分かりやすく最高でした!

これからますます進化していく?!

年々、進化している工場見学ですが、今回は、製造工程の映像の進化について紹介しました!今後、一体どのような進化があるのか、とても楽しみです。個人的には、現場にいるスタッフと中継のような形でつないでもらって質問にも答えてもらえる、ところどころ工程を体感しながら、その結果によって映像が変わる(例えば、100gぴったり量りとるチャレンジを参加者がして、失敗したら、映像の商品も重量検査で落ちてしまう)などなどがあったら面白いかなぁと思いました。

これからのさらなる進化に期待です!

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nimo*さん

元食品メーカー勤務のフリーライター。4歳と1歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて駐在生活中。そんな台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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