/ 2024.04.02

長男の学校が春休みに突入

こんにちは、Kyokoです。長男の小学校がついに春休みに入りました。彼はただいま5歳ですが、我々の住むイギリスの教育システムでは、義務教育課程の2年目に入ります。4歳児でReception(イメージ的には0年生)と呼ばれる初等教育1年目が始まり、5歳児の今、Year1、平たく言えば1年生にあたります。

とはいえ、まだ5歳児、突然の熱や咳、鼻水は日常茶飯事です。わが家の長男も、微熱や咳の風邪をひきやすく、学校を休む日も良くあります。日本の保育園に通っていたときは、無理はさせず、体調が少しでも心配だったら「休ませる」が普通だと思います(少なくとも保育園側はそう願っているはずです)。

今回は、そんな日本の常識で学校を休ませまくった母が直面した(している)厳しい現状をレポートしたいと思います。

学校を休ませる基準

イギリスの公立小は、学校を休ませる基準として、

・熱(何度かは、先生や学校のさじ加減)・・・解熱後24時間で登校可能
・嘔吐・・・最後の嘔吐から48時間で登校可能
・下痢・・・最後の下痢から24時間で登校可能

上記があげられています(ちなみに全て自己申告)。長男は、熱よりも、咳とそれによる体力の低下や咳込み嘔吐がつらく、学校を休ませることがあります。日本なら、まず病院を受診して、薬をもらって様子を見るところですが、ここ、イギリスではちょっとの風邪ごときで病院は受診しません。

医師の診断を受けるには、GPと呼ばれるクリニックに相談し、医師から診察に来るように指示があってやっと受診できる、というこの国のシステムのたです。

というわけで、わが家も1日、2日の熱や咳で病院んを受診するはずもなく、家で看病していました。しかし、ある日の出来事をきっかけに、それが大きな問題へと発展するのです…。

ある日、出席率が95%を切った!

長男の体調不良が続いたある日、微熱と咳がつらそうな彼を休ませるために学校に電話すると、「咳ぐらいなら大丈夫!熱がないなら登校して!」とのこと。多少の体調不良なら、学校に来い、というポリシー。ちょっと昭和感です。そんなことを言われても、咳止めもあまり効かず、学校で終始ゲホゲホしていては、周りの迷惑になると思い、母の判断で学校を休ませました。

その休みが、どうやら長男の出席率95%のボーダーラインだったようなのです。後日、「今までのMedical Evidence(病院受診した証拠)」を提出するように学校から言われることになるのです。

Medical Evidenceなんて持ってない!

前述のとおり、そんなに気軽に病院など受診していないので、受診記録などはもちろんありません。これから休む分は、受診する、しないに関わらず都度GPに相談すれば、記録を取ることはできますが、過去の分は、今さらどうすることもできません。

学校に相談すると、「記録がないと、休みを承認できない(つまりずる休み扱い)。ちなみに、あなたの息子は出席率が95%切っているので、未承認の休みは行政に通報する」とのこと。なんでそれ後から言ってくるんだ!そんなルール知らなかったよ!

ちなみに、行政に通報されると何が起こるかというと、それはその時の状況で全く違うらしいです。

イギリスが出席率に厳しいわけ

ここまで厳しいのには、理由があります。虐待などの理由で親に学校に行かせてもらえない子ども、目に見えない障害のせいで、登校が難しい子ども、そういった子どもを発見し、守るため。学校という場所に来さえすれば、子どもの状態をチェックし、ごはんを食べさせて、身なりを清潔にすることができます。様々な家庭環境の子がいる中、学校という場所はセイフティネットの役割も果たしているのです。

結局わが家はどうしたか?

学校に相談の上、「ごめんなさい。でももうどうしようもありません」で切り抜けました。が、ルールはルールなので、今回は行政に連絡が言ってしまうかも、とのことでした。日本式で学校を休ませ、イギリスのルールを知らなかった母、大変なことになってしまいました。今後、どうなるのか…。

今後、どうなるのか…。動きがあったら報告します!

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kyokoさん

夫と4歳、0歳男子二人の4人家族。
夫の突然の転勤でロンドンへ引っ越し。
海外子育て奮闘中です。
大好きなヨガやアロマのことをはじめ、ロンドン子育て事情を発信します!

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