お腹にも顔がある白ダルマ！ヒゲで子供の成長を願う「甲州親子だるま」

2019.04.26 / 2019.04.27

カンガルーのような白だるま発見！しかも子供はヒゲ付き

一般的な赤い「だるま」とは、かなりビジュアルが異なる「だるま」を山梨県のお土産屋さんで見つけました！

色は白くて、お腹に子供が！まるでカンガルーのようなだるまです。しかも、よく見ると子供にはヒゲが生えているではありませんか！か、可愛い！思わず手に取っただるまは、山梨県に古くから伝わる郷土伝統工芸品でした。

山梨県の郷土伝統工芸品「甲州親子だるま」

山梨県では、数百年前は養蚕と綿が山梨県の中心産業でした。養蚕と綿は天候によって出来が左右されることが多かったので、豊作を祈願して豊作を祈願して繭の形をした白だるまを祀っていたそうです。その際一緒に家内安全・子孫繁栄を祈願し、子供を抱くような形となったそうです。

特徴的なのは、親だるまの目線が神棚に置いた際に祈願する人と目線が合うように少し下を向いている事。また「親よりも立派に育って欲しい」という思いから、子だるまにはひげが付いているそうです。

甲州親子だるまは、「工房がくなん」２代目斎藤岳南さんが１人で１つ１つ丁寧に作られています。だるまの背中には、「岳南」さんの名前が入っています。

安産祈願、出産祝いにもおススメ

「親が子供を思う気持ち」を表現していることから、安産祈願や出産祝いなどにも用いられるようになった甲州親子だるま。お土産としてはもちろん、贈り物や記念品、海外の方へのプレゼントとしても喜ばれそうですね！

とても気に入ったので、自宅用に小さいサイズを購入しました！手作りの為、一体一体微妙に顔の雰囲気が違うので、選ぶのが楽しかったです。

小さいながらにも結構迫力あり。家にあった木の丸コースターに乗せてみたら、さらに雰囲気アップ。転勤族の我が家にとって、山梨県の思い出の品となりました。