/ 2020.05.13

休校中に、リコーダーの課題を出された長男。ピアノを習っていないので、音符によって伸ばす長さが変わることに少し苦戦していました。

そのときに「そういえば私も、子どもの頃苦労していたな」と思い出しました。

なぜかというと…。

音符って、りんごなの?

私がピアノを習い始めたのは、小学一年生のとき。意気揚々と習いに行ったのですが、先生の説明を聞いて、最初からつまづきました。先生が譜面に書いたのは、りんごの絵。

「黒い丸に棒(4分音符)はりんご1つ、白い丸(全音符)は、りんご4つ分だから。」と…。

りんご4つ分??それって何?

一年生の私がりんごから想像できるのは、「色、重さ、味」のみでした。りんご4つだと、どうなるの?という疑問が消えませんでした。

でも、先生は毎回「だから、ここはりんご3つ分でしょ!ここは2分の1つ!!」と繰り返すのみ。16分音符のりんご4分の1なんて、もっと分からない…なんで、りんごを切る必要があるの?ピアノってつまらないと思うようになりました。

りんごと音符の長さとが繋がらなかったのです。バカな子だねぇと叱られそうで、言えませんでした。分からなくても弾かなくてはならないので、先生が弾くお手本を一回で覚えて、家で練習する日々が続きました。

なので、耳で音符の種類を覚えました。音符の種類と長さを頭で理解できるようになったのは、小学校で分数を習い始めてからでした。

今でも、音符がりんごになるのは理解できません…。

音符をりんごに例えられて理解できる人って、どういう風にとらえているのでしょうか。私はいまだに、理解できません。

子どもたちに大人気のヨシタケシンスケさんの「りんごかもしれない」でも、「りんごは音符かもしれない」とは描かれていませんし…。(ヨシタケシンスケさん、巻き込んですみません。)

音符をいくら眺めてもりんごには見えないし、りんごが音の長さを表す物と決められていることも知りませんでした。
でもなぜ、りんごが音の長さを表すの?ぶどうの方が形も似てるんじゃないの?

いきなり「りんご」が登場して、練習の度に「りんご、りんご」と言われる…。インターネットで検索しても、なぜりんごを使うようになったのかはわかりませんでした。謎が解明できず、気になる…。

私が長男に教えた音符の長さの数え方

長男の楽譜を見て、8分音符までしか使われていなかったので、8分音符を基準にして、写真のように示しました。りんごは必要ありませんでした!

長男もこれを見て「8分音符って、全音符の8分の1個分だから8分音符って言うんだね!全音符は8分音符8個分音を伸ばすのか。」と言ってくれました。

そして、4分音符が8分音符の方引っ張られて早くなっていましたが、格段に上達しました。音符とりんごの関係に悩まずに済んだ長男。これからも、りんごにつまづかずに音楽を奏でてほしいと願っています。

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よしださとこさん

日々、男児2人にふりまわされているフリーライター。管理栄養士の免許を持ち、趣味はハンドメイドです♪耳寄りな情報を提供できればと思っています。

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