長いこと一時帰国していたのですが、この度、主人の待つベトナムに戻る決断をしました。しかし、ベトナムの自宅に戻るためには、最低でも日本で1回、2週間のホテル隔離中に2回、PCR検査を受ける必要があります。

日本で感染者が拡大している状況と、無症状の患者さんも多いということで、いつ自分たちがかかっているか分からないという恐怖と緊張感の中、渡航日の数日前に検査を受けてきました。

ピリピリとしていた2週間

普段から私や長女はマスク着用や手洗いを徹底はしていたものの、次女はまだ園児なので、マスク着用を徹底させることのハードルはとても高かったです。

しかし、検査で引っかかっては渡航ができなくなってしまうので、検査日の2週間前から、保育中もできる限りマスク着用をしてもらうよう、担任にも協力してもらいました。

本人にも「コロナにかかっていたら飛行機に乗れないから、パパに会えないよ。」と言い聞かせましたが、それまで園で過ごすときは、ほとんどマスクを着けていなかったので、その習慣が抜けず、お迎えに行く頃にはマスクを外して娘が登場することもしばしば。

そのたびに叱ってしまい、後から罪悪感に苛まれる…そんな2週間でした。

「まだ小さいから仕方ない」と頭では分かっているのですが、渡航準備に2カ月、お金も莫大、そして多くの人に協力してもらいながら進めてきたので、絶対に渡航中止、ということにはできない!という思いが強く、ついつい。

母子ともに何となーく、ピリピリとしていた2週間でした。

そして検査当日

ベトナムから指定された検査機関での受診で、検査方法はもれなく鼻の中を奥までグリグリする方法。過去にインフルエンザの検査で相当痛いのを経験している子どもたちは検査前から目に涙が溜まっていました。

防護服をまとった看護師さんと思われる方が検査をしてくれて、1分もかかりませんでした。が、次女は予想通り大泣き。大人の私でも「ウ“ゥッ…」となる痛みを感じたので、子どもにはしんどかったと思います。よく頑張った!

当日の夜に検査結果が!

結果が出るのは早く、当日夜にはアプリを通して結果を知ることができました。幸い母子ともに陰性。家族全員、この瞬間を心臓バクバクの状態で待っていたので、一気に力が抜けていくような感覚でした。

ちょっと息抜き

翌日、正式な陰性証明書を受け取りました。前日と違って、私を含めた3人とも笑顔が見られ、子どもたちにもここまで頑張ったご褒美をしてあげたく、徒歩圏内でやっていたクリスマスマーケットへ。

それこそ人が集まる環境なので、検査後にここで感染する可能性も無きにしもあらずでしたが、なるべく他の人と距離を取りながら、マスクも終始付けた状態で、早めのクリスマス気分を味わいました。

無事ベトナムへ

とはいえ、すぐに自宅には帰れません。ベトナムでは2週間、指定施設での隔離を経て、はじめて自宅に帰ることができるのです。私たちのような外国人はホテルで隔離生活を送ることがほとんどなのですが、隔離中は2回の検査がありました。

現地での検査1回目

チェックインした翌日に、さっそく検査がありました。検査場所はホテルのロビー。私たちが歩いた直後に、後方で消毒液がビシャーとまかれている音がしました(完全にウィルス扱い…)。

数日前に検査を受けたばかりなので、「きっと大丈夫!」という気持ちもありつつ、子どもたちは検査の痛みをすでに知っているので、ものすごい勢いで拒絶するんだろうな…と、結果よりもそっちを心配していました。

しかし、現地での検査は、大人は鼻も舌も両方綿棒でぐりぐりされましたが、子どもたちは鼻の検査は無し!唾液を採取されただけなので、痛みもなかったようです。

現地での検査2回目

最後の検査は隔離終了日の前日。

この約2週間、外部の人との接触と言えば、毎日検温に来るスタッフと先日の検査のスタッフ(どちらも防護服&ゴーグル&マスク着用)のみでした。

とはいえ、今回の結果次第で”The東南アジア”なローカル病院に搬送されるか、主人の待つ自宅に帰れるかが決まるので、1回目よりも結果に対しては若干の緊張感が。

隔離終了予定日の朝

レセプションから電話が。無事、陰性だったとの報告で、無事チェックアウトできることが決まりました。主人もその後、ホテルにお迎えにきてくれ、久々の家族全員集合。

居心地の良い日本を離れてまで、こんな大変な思いをし、不安を抱えながら渡航すべきか悩みましたが、パパと会えた子どもたちのうれしそうな笑顔を見て、今までの疲労が一気に吹き飛びました。

久々の家族再会。戻ってきて良かった!

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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